ロタウイルスのワクチン2種類の効果

ロタウイルスのワクチン2種類の効果について解説!

ロタウイルスの死亡例は日本では少ないものの、世界では発展途上国を中心に多くの乳幼児が亡くなっています。

治療薬がないため感染の予防にはワクチンが有効ですが、果たしてどれくらい効果があるのでしょうか?

今回は具体的に、ロタウイルスのワクチン2種類の効果について解説していきます。

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非常に感染力の強いロタウイルス

ロタウイルスの流行は主に2月~春先にかけてと言われています。

5歳までになんと95%もの子供が1回は感染するという、おなじみの胃腸炎なのです。

 

激しい下痢・嘔吐が中心で、脱水症状も起こりやすく、看病もそれはそれは大変なものです。

筆者の子供も寝床で嘔吐を繰り返し、片づけに苦労した思い出があります・・・。

 

2種類のワクチンについて

ロタウイルスのワクチンは、1価ワクチンのロタリックス・5価ワクチンのロタテックの2種類があります。

ここで言う1価・5価というのは、ウイルスの種類をいくつを使用して作られているかを示すものです。

つまり、1価のロタリックスは1つのウイルスから作られており、5価のロタテックは5種類のウイルスもとに作られています。

 

それでは、それぞれの効果についてはどうでしょうか?

以下で詳しく解説していきます。

 

ロタリックスの特徴と予防効果

ロタウイルスの中で最も流行するGIP[8]型ヒトロタウイルスを使用して作られたワクチンです。

1価ワクチンですが、交叉耐性によって5種類のロタウイルスを予防できます。

国内の臨床試験におけるデータでは79%の胃腸炎の予防効果、重症例も92%の予防ができるとされています。

 

ロタテックの特徴と予防効果

ウシロタウイルスG1・G2・G3・G4・P[4]、の5種類をもとに作られたワクチンです。

牛がかかるロタウイルスから作られているワクチンですが、人間がかかるロタウイルスにも効き目があり、流行の全ての型に対応しています。

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国内の臨床試験におけるデータでは75%の胃腸炎の予防効果、重症例は100%の予防ができるとされています。

 

どちらのワクチンを選択すべきか?

ロタリックスとロタテックは全く異なる特徴を持ったワクチンですが、比較を見ていただいても分かる通り、どちらを選んでいただいてもほぼ同等の予防効果があると言えます。

しかし、接種方法(回数や金額など)には違いがありますので、その他定期予防接種とのタイミングを考えてどちらにするかを決めていただくのが良いでしょう。

※また、ロタウイルスの予防接種の料金については、下記記事で詳しくご説明しています。

→ロタウイルスの予防接種の料金について解説!

 

予防接種の注意事項

  • 予防接種の直前、30分以内の授乳は避けましょう。
  • 接種は口から行いますが、赤ちゃんが吐き戻しまった場合、服や手についたワクチンは殺菌が必要です。
  • 塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)などで消毒、または85℃以上のお湯で1分以上洗いましょう。

  • 接種後10日間くらい排泄物にウイルスがまざります。オムツ交換の際は十分に手洗いを行ってください。

 

ロタウイルスワクチンの副作用

代表的な症状としては、

  • ぐずり
  • 鼻水
  • 発熱
  • 下痢
  • 嘔吐

などがあります。

 

生後6ヶ月以上に接種した場合、腸重積になりやすいとされていますが、ケースは少ないそうです。

推奨の接種期間を守れば、重篤な副作用のリスクは抑えられますので、、接種希望の方は必ず初回14週6日までの接種を守りましょう。

また、腸重積にかかったことがある、それを誘発しそうな先天異常がある赤ちゃんは接種ができません。

 

まとめ

5歳までの子供が95%もかかる可能性があるという、恐るべき感染力のロタウイルス。

残念なことに治療薬はありませんが、ワクチンを接種することで感染を防ぎ、また重症化を防ぐことができるんです。

2種類のワクチンは、どちらも流行する全ての型のロタウイルスに効き目がありますので、安心して予防接種を受けましょう。

 

また、その他ロタウイルスの様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね。

→ロタウイルスの様々な情報・症状・対処法まとめ

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