ヤスデが大量発生する原因5つ

ヤスデが大量発生する原因5つ

雨の時期によく目にする虫といえば、ヤスデですよね。

強烈なインパクトのある見た目と臭い、そして何より大量発生するので、非常に不快な虫です・・・。

そもそもなぜ、ヤスデは大量発生するのでしょうか?

今回は、その原因5つをご紹介します。

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ヤスデの生態

ヤスデは毒がなく、噛むためのアゴも持ち合わせていない草食系の虫です。

餌は主に朽木や落ち葉など腐植物質や、キノコなどの菌類です。

これらを食し土に戻す「分解者」の役割をしているので、「益虫」といっても問題はないほど無害な虫です。

 

しかし、その不気味な見た目と動き、危険を感じたときに出す体液が強烈な臭いを発するため、「不快害虫」とされています。

ちなみに、不快害虫の代表格と言えば、ゲジゲジですね。

※参考記事:ゲジゲジはどこから発生する?噛む?毒性はある?

 

ヤスデが大量発生する原因

生殖サイクル

ヤスデの発生時期は4月~11月ですが、6~10月が最も多く見られますので、その時期に大量発生したヤスデを目にする機会も多いのではないでしょうか。

そもそもヤスデは一度に100~300個の産卵を行います。

 

8~10月の間に産卵、10月下旬頃に孵化し、梅雨時期の6月にそれらが一斉に成虫となるのです。

それが大量発生の原因となるわけですね。

 

集団で産まれても数は減らない

動物や虫の世界では、集団で産まれたとしても、成体になるまでには数が減っているということはよくありますよね。

逆に言えば、成体になるまでに大多数の個体が死別してしまうので、少しでも子孫を多く残すために産卵数が多くなるのです。

 

しかしこれに当てはまらないのがヤスデです。

ヤスデの天敵は昆虫類、爬虫類、両生類、鳥類と多くいます。

それはヤスデが草食性で、強靭なアゴや素早く逃げられる脚など、攻撃や回避する術を持たないからです。

 

ですが面白いことに、積極的にヤスデを食べようとする天敵はいないんですね。

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そしてヤスデは、危険を察知すると蚊取り線香のように丸くなり、臭い毒性のある体液を分泌することで、相手の視覚や嗅覚に強いインパクトを与えて身を守るのです。

 

積極的にヤスデを補食するものがいなければ、産卵してから成虫まで、大多数が死別することもないでしょう。

成虫となる数が圧倒的に多いので、大量発生するのですね。

 

森林の伐採

本来ヤスデは、森林の柔らかい土や腐葉土を棲みかとしていました。

しかし、土地開発やそれに伴った造成により、棲みかを追われたのです。

 

しかしコンクリートやアスファルトには、ヤスデの餌となる朽ち木や落ち葉、キノコなどの菌類はありませんから、それらを求めて住宅地に下りてきたと考えられます。

 

もちろんヤスデは集団で産まれ、数は減らないので、どこでも集団行動が基本となります。

さらに、ヤスデ集団をコンクリートやアスファルトで見かけるとかなり目立ちますから、突然大量発生したように感じるでしょう。

 

家屋がヤスデの好む環境にマッチしている

森林が伐採され、住宅街に下りてきたヤスデは、当然次の棲みかを探すします。

そこで条件にマッチしたのが、家屋なんです。

 

庭先には、本来住んでいた環境と同じように土があり、ガーデニングや木があれば落ち葉もあります。

最近の家屋は特に高気密ですから、適度な湿度が保たれますし、さらに木造住宅であれば、餌となる菌類や年数を重ねた朽ち木などもあるでしょう。

 

家屋ともなれば広さも高さも十分ですから、安心して集団を形成するヤスデも住み着くことが出来てしまうのです。

ですからヤスデを家屋1匹発見すれば、様々な場所に次々と発見されるのですね。

 

溺死を回避

ヤスデは高温多湿を好みますが、水は苦手とされています。

普段は庭先の土内に身を潜めていても、長雨などで土内に水が溜まれば、溺死を回避するために地表に出てきます

そのため、雨季には大量発生を目撃することが多いようです。

 

まとめ

以上、ヤスデが大量発生する原因を5つご紹介しました。

集団を形成する虫である以上、1匹を発見した場合、実際には大量のヤスデが存在していると考えて間違いはないでしょう。

今回の大量発生原因を踏まえて、雨季には特に心の準備をしておくと良いですね。

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