アデノウイルスで下痢をした場合の対処法3選

アデノウイルスで下痢をした場合の対処法3選

赤ちゃんや子どもの下痢が長く続いてしまうと、とても心配ですよね。

その下痢は、アデノウイルスが原因かもしれません。

そこで今回は、アデノウイルスで下痢をした場合の対処法3選について、ご紹介します。

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アデノウイルスの下痢症状

水溶性の下痢

水分が非常に多く、しゃばしゃばした下痢になります。

 

喉の痛みや目やにを伴うこともある

アデノウイルスに見られる喉の痛みや腫れ、また「はやり目」と同様に、目の充血や大量の目やにが見られる場合もあるようです。

 

1~2週間程度続く

アデノウイルスが原因の下痢は、症状が1~2週間程度続きますが、高熱や激しい嘔吐のような症状はあまりありません。

もし嘔吐があったとしても回数はそれほど多くなく、長くとも1、2日程度で治まりますので、長期化する下痢が特徴と言えるでしょう。

そういった面では、アデノウイルスでの下痢というのは、比較的ノロウイルスやロタウイルスよりも症状は軽めですね。

 

冬場以外で嘔吐が少なく、下痢と微熱、喉の痛みや目やになどを伴う場合には、アデノウイルスによる感染と見てまず間違いないでしょう。

また、その他アデノウイルスの症状については、下記記事を参考にしてみてください。

→アデノウイルスの症状4つ

 

アデノウイルスで下痢をした場合の対処法

水分補給

これはアデノウイルスに関わらず、下痢でもっとも危険なのが脱水症状です。

そして特に、アデノウイルスの下痢は長期に渡りますので、しっかりと水分補給を心がけましょう。

 

食べ物で体力や抵抗力の回復をサポートする

腹痛や発熱を伴う場合、食欲が落ちてしまうこともあるでしょう。

しかし、症状が長引くほどに体力や抵抗力は落ちていきますので、なるべく消化の良いものを摂取し、回復に向けていきましょう。

それでは次に、アデノウイルス下痢時におすすめな食べ物と、好ましくない食べ物を挙げていきます。

 

おすすめの食べ物
■うすい番茶、野菜スープ、うすい味噌汁、リンゴのすりおろし汁などのスープ類

 

特に食欲がないときには、飲み物やスープが良いでしょう。

食塩や砂糖などをたくさん使っているものは消化が遅くなり、胃に負担をかけるので、味付けは薄めにします。

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またリンゴには、胃を保護して、働きを正常に戻してくれる効果があります。

「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」とも言われていますので、異が弱っているときや負担をかけたくないときにはぜひおすすめです。

 

■お粥、おじや、うどん、食パン(白い部分のみ)、蒸しパンなどの炭水化物

 

消化が早い食材の代表といえば、炭水化物ですね。

ごはんやうどんは摂取されてから3~4時間ほどの早さで消化されるため、もっとも胃に負担をかけにくい食材です。

 

通常よりも柔らかめに煮込むとなお食べやすくなりますね。

また以外に思われる方もいるかもしれませんが、食パンや蒸しパンも消化に良い食材です。

 

柔らかいので食べやすく、回復傾向にあればサンドイッチなどアレンジもできますので、飽きが来づらいですね。

また、すぐ手軽に食べられることもポイントです。

 

■ウエハース

 

唾液で溶けやすいため消化が早いので、お菓子など甘いものを食べたくなったときにおすすめです。

 

好ましくない食べ物
■炭酸飲料、アイスクリーム、冷えた牛乳など冷たいもの

 

冷えた飲み物や食べ物は胃に負担をかけます

下痢のときに体内を冷やすことで、さらに症状が悪化することもありますので控えるようにしましょう。

 

■香辛料、コーヒーなど刺激の強いもの

 

刺激物を多く含むものは胃に強い刺激を与え、消化を遅くするだけでなく粘膜の回復の妨げにもなります。

 

■揚げ物、肉類、卵、バターなど脂肪の多いもの

 

脂肪分を多く含む食材は、消化に時間がかかるので胃に非常に負担をかけてしまいます。

 

■芋・ゴボウ・海藻・菜っ葉など繊維の多いもの

 

繊維質は、便秘のときに摂取したい食材の代表ですよね。

腸の動きを活発にしすぎてしまうため、下痢が促進されてしまいので、控えましょう。

 

■オレンジなどの柑橘類

 

柑橘類の栄養バランスは良いのですが、酸味による刺激が胃に負担をかけるだけでなく、腸管への過度な刺激でさらに下痢が促進される恐れがあります。

 

とにかく体を休める

疲れが溜まっていたり免疫力が落ちていたりすると、症状の出始めも早く、なかなか治らないことが多いようです。

長期間の下痢は自分で思う以上に体力が奪われますので、とにかく横になり十分な休息を取るようにしましょうね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アデノウイルスで下痢をした場合、医療機関では整腸剤などの医薬品を服用して治療しますので、早めの受診とともに、今回ご紹介した対処法をぜひ実践してみてください。

2次感染を防ぐためにも、手洗いうがいは特に入念に行うよう心がけ、回復につとめていきましょうね。

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