あくびが緊張した時に出る原因と対処法4選
「なぜか、緊張している時に限って、あくびが出てしまう・・・」
こんな経験はありませんか?
今回は、あくびが緊張した時に出る原因と対処法についてご説明していきます。
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なぜあくびが出てしまうのか?
あくびは、リラックスした時や眠い時に起こる身体反応の一つですが、それだけではありません。
「これから人前で発表しなければいけない、大事な面接を控えている」といった緊張を強いられる場面でも、あくびが起こってしまうことはあるのです。
実は、あくびはどういう反応で起こっているのか、メカニズムはまだよく分かっていません。
ですが、様々な局面で脳に酸素が不足した場合に、酸素供給のために起こる現象だという説が一般的です。
緊張すると、脈拍が早くなって血圧が上昇し、呼吸が浅くなりますね。
また、体温が上昇して汗をかき、喉の渇きを覚えたり、身体が固く強張ったりもします。
このことにより、血液中の酸素濃度が平常時と比べ減少し、脳へ供給される酸素が少なくなっていると考えられます。
緊張した時に目の前が真っ白になったり、思考停止状態に陥ったりするのは、この酸素不足も原因のひとつに挙げられるかもしれません。
脳は身体の緊張状態を察知して、酸素を補給せよという信号と同時に、「リラックスするように」という信号も発します。
それが、あくびという反応となって表れるわけです。
あくびが起こると、口が大きく開き、深く息を吸い込むので、脳に酸素が行き渡ることになります。
あくびの後、身体がリラックスし、スッキリして感じられるのはそのためなのですね。
ですが、例えば会社の会議でプレゼンターとして注目を集めている局面で、あくびが起こってしまうと、不謹慎だと思われてしまいますよね・・・。
それでは次は、緊張した時にあくびが出そうになる場合の対処法についてです。
緊張した時にあくびが出そうになる場合の対処法
唇に刺激を与える
近くの人があくびをしているのを見ると、自分もあくびしてしまうことがあるように、あくびというのは意識せずに表れる身体反応のひとつです。
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そんなあくびしそうになった時、上唇をなめる、または唇の端を噛むなどして刺激を与えることで、あくびを止めることが出来る場合があります。
あくびが出そうになったのに、途中で止まってしまうこともありますよね?
何かに気を取られて注意をそらされると、止まってしまうこともあるようです。
なので緊張している時に、他のことを考えて注意をそらすことが難しければ、とりあえず上記のように唇に刺激を与えてみてください。
「ぴたりと止まった!」と効果を実感している人も多いようですよ。
鼻から深く息を吸う
緊張しているのに、ふと眠気を感じたりしたら、脳の酸素不足のサインかもしれません。
なのであくびが起こってしまう前に、目立たないよう、鼻から深く息を吸ってみましょう。
「深く」という点がポイントです。
出来れば、肺がふくらむのを自分で感じられるくらい吸ってみてください。
意識的に空気を体内に取り込むことで、脳に酸素が供給されるはずです。
そして、まばたきや咳払いなどで刺激を与えて、眠気を完全に振り切れば、不意のあくびに襲われる危険性をかなり減らせるはずです。
糖分を取っておく
緊張しそうな場面では、あまりものを考えられなくなったりしますよね。
そこであらかじめ糖分を取っておくことで、脳をしゃっきりさせることができますよ。
具体的には、糖分を入れたコーヒーや甘いジュースなどを少し飲んでおくと、脳が活性化するとともに気分もほぐれ、過度な緊張を防ぐことに繋がります。
結果的に、シーンとした場面での、不意のあくびの予防にもなるわけです。
何もしない
緊張する場面であくびが出るということは、「過度に緊張しないように」と脳が発してくれているサインとも言えます。
なので、目立たなかったりごまかしてしまえそうな時には、何もせず。下や横を向くなどして、そのまま適当にあくびしてしまうのもひとつの手です。
あくびによって半強制的に深呼吸が行われることで、過度の緊張が和らぎ、身体もリラックスしますよね。
あまり神経質になりすぎず、「まあ出たら出たでいいや」くらいの楽な気持ちでいられると一番よいですね。
まとめ
いざという場面で緊張してしまうのは、人の自然な反応です。
そして、緊張した時にあくびが起こるのは、過度の緊張を防ぐ脳からのサインとも言えます。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、対処してみてくださいね。
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