蟻に刺された場合の対処法5選
朝起きたら、皮膚が赤く腫れたり、かゆみを感じる時がありますよね。
痛みを伴うかゆみがある場合、蟻に刺されている可能性があります。
蟻の持つ毒は強力と言われていますので、放っておかずにしっかりと対処しましょう。
今回は、蟻に刺された場合の対処法5選について解説していきます。
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目次
蟻に刺されると危険?
蟻に刺されると、痛みや炎症、またはかゆみが起きたり、水ぶくれのような症状になることがあります。
このような症状になる原因は、蟻が持っている毒の「蟻酸(ぎさん)」です。
この蟻酸が強力で、蜂に刺された時と同じように、何度も刺されてしまうと、アナフィラキシーショック(アレルギー反応)を起こすこともありますの注意してください。
蟻に刺された場合の対処法
傷口を水で洗う
蟻に刺された場合、最初にするべきことは、傷口を水できれいに洗い流すことです。
水で蟻の毒である「蟻酸」を洗い流し、今以上に炎症がひどくなるのを防ぎます。
また、きれいにしたいからといって、ゴシゴシとこするのはやめてください。
こすってしまうと、炎症が悪化してしまう可能性があります。
たまに「刺されたら毒を口で吸えば良い」と聞きますが、口の中に傷があると、そこから毒が体に入ってしまう可能性がありますので、それはやめてくださいね。
患部を冷やす
蟻に刺され、腫れやかゆみがひどい場合は、その部分を冷やすと良いです。
冷やすことで、かゆみの原因であるヒスタミンの分泌や炎症が広がるのを抑えることができます。
ただし、かゆいからと掻きむしってしまうと、かゆみも炎症も悪化してしまいます。
なので、かゆみが我慢できないときは、まず患部を冷やしてみましょう。
抗ヒスタミンやステロイドの入った軟膏を塗る
かゆみや炎症が続く場合は、軟膏などの塗り薬が有効です。
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市販されているかゆみ止めや虫刺されの薬はたくさんありますが、蟻に刺された場合は、抗ヒスタミン系とステロイド系の薬が入っている塗り薬を選ぶのが良いとされています。
一般的に、抗ヒスタミン薬はかゆみを抑える薬、ステロイドは炎症を鎮める薬とされています。
抗ヒスタミン系とステロイド系、両方の成分も入った塗り薬も市販されていますので、薬局で相談してみてくださいね。
抗ヒスタミン薬を内服する
日本にいる蟻は、刺されても症状は軽いと言われていますが、もちろん個人差はあります。
もし症状がひどい場合は、抗ヒスタミン薬を飲んで、体の中からかゆみを抑えましょう。
抗ヒスタミン薬は市販もされていますが、症状がかなりひどい場合は、まず皮膚科を受診することをおすすめします。
また一般に、抗ヒスタミン薬は副作用として眠たくなると言われていますので、車の運転などは注意が必要ですよ。
アドレナリン製剤を注射する
アドレナリン製剤の注射は、アナフィラキシーショック(アレルギー反応)が起きた時に使用します。
アナフィラキシーショックでは、じんましんや唇が腫れるなどの症状が起きます。
重篤な症状では血圧が低下し、命にかかわることもあります。
このような場合は、すぐに病院など医療機関を受診し、医師の診察を受けてください。
蟻に刺された場合の間違った対処法
蜂に刺された時、「おしっこ(アンモニア)をかけると良い」と聞いたことがあると思います。
蟻酸も酸なので、アンモニアが効果的と思われるかもしれません。
しかし、アンモニア水は皮膚に塗るとかぶれやすく、炎症を悪化させる可能性があります。
そしておしっこは雑菌を含むため、細菌感染する恐れがあります。
なので、これは間違った対処法です。
まとめ
以上、蟻に刺された場合の対処法について、症状が軽いものから順に解説していきました。
蟻は小さくても、蜂に似た毒を持っています。
症状が悪化しないようにしっかりと対処して、かゆみも炎症も早く鎮めてくださいね。
また、蟻の駆除に関しては、下記の記事を参考にしてみてください。
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