足の爪が取れそうな場合の対処法3選
「気がついたら、足の小指の爪が取れそうになっていた・・・」なんてことありますよね。
かなり気になってしまうと思いますので、今回は、足の爪が取れそうになる原因と対処法についてご説明していきます。
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目次
足の爪が取れそうになる原因と対処法
爪甲剥離症
爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)とは、爪甲(爪)が、爪床(爪と接している指先の皮膚の部分)から浮き上がってしまっている状態を指します。
まさに足の爪が取れそうな状態に見えますね。
まず指の先端の、爪の白い部分が少しずつ大きくなり、やがて爪の根元部分へ向かって段々進行していきます。
中年以降の人がなることが多いですが、場合によっては、若い人でも起こり得ます。
爪の色が白や黄色、あるいは茶色く変色してしまうこともあります。
そして、爪甲剥離症の原因としては、以下のようなものが挙げられます。
外傷性
爪甲と爪床の間に、とげなどが入ってしまうことによって、発症することがあります。
また美容師や料理人など、手をよく使う職業の人に患者が多いようです。
皮膚疾患
接触性皮膚炎で爪が剥がれてしまうこともあります。
接触性皮膚炎には、刺激性とアレルギー性とがあります。
ミルトンなどの消毒液によく使われている次亜塩素酸などが原因物質となることもあります。
また、疥癬(かいせん)や多汗症などが原因となることもあります。
微生物の感染
微生物の感染は、カンジダ真菌による感染が最も多いと言われています。
カンジダ菌は、誰の身体にも存在する常在菌の一種ですが、免疫力の低下や環境によって増殖し、身体に害となり得ます。
薬剤性
抗がん剤や経口避妊薬などにより、爪甲剥離症が起こるケースも報告されています。
他の疾患によるもの
- 甲状腺機能亢進症
- 甲状腺機能低下症
- 膠原病
- 糖尿病
- 鉄欠乏性貧血
これらなどの原因により、爪甲剥離が起こることがあります。
このように、爪甲剥離症の原因は多岐にわたります。
そのため、治療にはまず、原因の特定が重要になります。
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そして原因がはっきり分かった後に、原因を取り除く治療を行うことになります。
原因が内科的な疾患にある場合は、内科での治療が必要になります。
また自分で出来るケアとしては、爪の清潔を保ち、よく乾燥させるようにしてくださいね。
爪甲層状分裂症
爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)は、字のごとく、爪が層状に分かれて生えてくる症状を指します。
よく聞く「二枚爪」というのが、この症状に当たりまして、高温多湿の季節より、空気が乾燥する冬季によく発症します。
二枚爪は、爪の水分量が低下したり、外からの圧迫によって発症することが多いと言われています。
爪の水分量が低下する原因としては、栄養不良、貧血症、血行不良などが挙げられます。
ちなみに貧血症には、鉄剤や、一般の薬局で市販されている鉄を含むサプリなどを服用することによって、効果が期待できます。
そして偏食の多い、若い女性によく見られる病気でもありますので、栄養のある食事を摂り、マッサージなどで手足の先まで血行をよくするようケアしましょう。
そして女性は、マニキュアや除光液を使用することで二枚爪を発症する場合もあります。
なので二枚爪になったら、いったん使用は中止することをお勧めします。
また、爪切りの刺激が二枚爪を誘発することがある、という説もあります。
二枚爪になったら、爪は爪切りでなく、お風呂で指先を柔らかくした後に、やすりで丁寧に磨き、保湿クリームやオイルなどで保湿をしてみてください。
そして、爪甲剥離症とは反対に乾燥は大敵で、気にならなければ、放置しても特に問題はないと言えますが、再発を繰り返しやすい特徴があります。
手足口病
手足口病は、5歳以下の乳幼児が多く発症する感染症です。
大人も感染することがありますが、手足口病の症状自体は、数日で治まります。
ただし、それから数週間して、爪が剥がれ取れててしまうことがあります。
爪の根元が手足口病のウィルスに感染し、爪の生成に影響を及ぼすことが原因です。
爪が取れたには、病気の発生から何日も経過していますので、原因に気づかないことも多いです。
爪が剥がれても、特に痛みを感じないのも特徴で、そのままにしておけば、自然と治りますので、心配はいりませんよ。
まとめ
爪には、その時の健康状態が表れます。
いわば、健康のバロメーターでもあるわけです。
なので、常日頃健康を気遣っている方は、ときどき爪をチェックしてみてくださいね。
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