足の指に水泡ができる原因と対処法5つ
足の指に水泡ができた経験はありませんか?
「足の指の水泡=水虫」というイメージは強いですが、水泡の原因は水虫だけではないんです。
そこで今回は、足の指に水泡ができる原因と対処法5つについて、ご説明していきます。
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目次
足の指に水泡ができる原因
靴擦れ
足の指にできた水泡に痛みを感じたら、その水泡は靴擦れの可能性が大きいです。
特に親指には、靴擦れの症状がよく出ます。
長距離歩いた日や新しい靴を履いた日は、靴擦れの可能性がありますよ。
サイズや形の合わない靴を履くことで、皮膚の同じ場所が刺激され、損傷を起こし水泡ができるのです。
靴擦れの水泡は、ウイルスが原因のものではないのですが、知らない間に潰れてしまい、雑菌が入る場合もありますので注意が必要です。
対処法
靴擦れによる水泡は、潰してしまって大丈夫だと言われています。
しかし自己判断での対応はよくありませんので、一度皮膚科を受診することをお勧めします。
ちなみに私の場合、靴擦れは新しい靴を履き慣れる頃には治っていることが多かったのですが、何回も靴擦れの水泡を繰り返す場合は、靴が極端に合っていない可能性が高いので、他の靴に変えた方がよいかもしれませんね。
小水泡型水虫
水虫の中でも、足の指に小さい水泡ができる水虫を、小水泡型水虫と言います。
名前の通り、小さな水泡が足の指にでき、かゆみを伴う水虫です。
小水泡型水虫になった時の足の指に表れる水泡は、水虫によって皮膚が浸食された結果に起きる、皮膚組織の損傷です。
小さい水泡が、足の指にぷつぷつと表れるのが特徴です。
対処法
小水泡型水虫を消滅させるには、浸透性が強く殺菌力の強い物質でないとなかなか症状は治まりません。
しかし、自己判断ですと水虫かどうかも見極められないことも多くので、皮膚科を受診し、適切な処置を受けるようにしましょう。
また、水虫に関しては、下記に情報をまとめています。
汗疱(かんぽう)
水虫と間違えやすい症状に、汗疱があります。
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汗疱とは、気温が高い時期の汗が原因で起こることが多い、足の指に水泡ができる症状です。
かゆみも起こるため、水虫と勘違いする人も多いですが、別の病気です。
アレルギーが原因の場合もありますが、汗が原因で起こることが多く、軽度であれば2週間ほどで治ることがほどんどです。
対処法
先ほどもお話した通り、汗疱の水泡の症状は、軽ければ2週間ほどで治まることが多く、その間足の指を清潔に保つように心がけてください。
足の汗が多い場合は、通気性の良い靴下を履いたり、何枚か替えの靴下を用意し、定期的に履き替えることも効果的です。
ひどい場合は皮膚科を受診し、適切な処置を受けましょう。
運動
靴擦れと少し似ていますが、足の指の同じ箇所に負担がかかる運動をしている人は、足の指の水泡が出やすいと言われています。
たとえばマラソン選手などは、長時間走り続けることで体重が同じ箇所にかかるので、足の指に水泡が出やすいのです。
対処法
靴擦れと同じで、ウイルス性のものではありませんので、よりよい靴を選ぶようにしたり、中敷きを工夫してみると水泡の防止になります。
しかし、新しく運動を始めたばかりの人は、こういった水泡が出やすくなる傾向にいますので、徐々に動きに慣れるうちに、水泡がでない足になってくることがほどんどです。
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
足の指に水泡ができる症状として、掌蹠膿疱症も挙げられます。
膿が溜まった水泡が、足の裏や指の間に無数にでき、悪化すると痛みを伴います。
手のひらなど、他の箇所にも表れることもありますが、はっきりとした原因が分からないことが多く、かぶれや乾癬と間違えやすい症状です。
対処法
掌蹠膿疱症の対処法は、ステロイド剤で炎症を抑制することが必要なので、まずは皮膚科を受診してください。
ひどい場合は内服薬も処方され、症状の改善をはかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
足の指の水泡の原因には、水虫だけでなく、様々な疾患が挙げられます。
水虫だと思い込んで、自己判断により市販薬で治療しても、一向に症状が治まらないどころか、悪化する場合もあります。
症状が気になる場合は、早めに皮膚科を受診するようにしてみてください。
また、その他「足の指」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますのでチェックしてみてくださいね。
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