バリウムが出ない場合の対処法8選
バリウムとは、胃のレントゲンの検査時に使う、白くてとろみがあり、重みのあるドロドロした美味しくない液体です。
そして「バリウムを飲んだ時、げっぷを我慢するのが大変」という声をよく聞きますが、飲んだ後も、そのバリウムがなかなか出ないと大変ですよね・・・。
そこで今回は、バリウムが出ない場合の対処法8選について、ご紹介していきます。
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目次
バリウムが出ない場合の対処法8選
下剤を飲む
バリウムは硫酸バリウム、水、粘着材でできています。
粘度も高いので内蔵に引っかかりやすく、するりと出てこない場合があります。
検査後は下剤を処方されることが多いので、指示通り飲み、徐々にバリウムを体外へ出すようにしましょう。
下剤が体に合わない場合もあるので、用法は必ず守り、処方した医師の指示に従いながら飲んでくださいね。
水分を多く摂る
バリウムを早めに出すには、水分をたくさん摂ることも大切です。
最近では粘度の少なめな、排出されやすいバリウムを使うことが多くなっていますが、出ない場合は水分を多く摂ってください。
検査後は1日2.5リットルは水を飲むようにして、なるべくお茶やコーヒーではなく、水が白湯にするようにしましょう。
アルコールは避ける
「同じ水分なら、アルコールでも大丈夫なんじゃないか?」と思う人もいるかもしれませんが、アルコールはバリウムを固めるさようがあるため、避けてください。
またアルコールの摂取は、脱水症状などを起こしてしまう可能性もありますので、バリウムが完全に出るまでは我慢してくださいね。
※参考記事:風邪薬とお酒を一緒に飲む危険性4つ
油で滑りをよくする
バリウムは粘着性の高い液体なので、腸の中でくっつきやすくなっています。
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そんなバリウムが出ない場合、油で腸のすべりをよくすることは効果的なので、積極的に摂取してください。
マヨネーズを野菜につけて食べたり、オリーブオイルを野菜ジュースに入れてそのまま飲んでしまってもOKです。
ただ、あまりにも油の取り過ぎで、胃もたれや調子が悪くなってしまうこともありますので、注意しながら摂ってくださいね。
水溶性食物繊維を摂る
バリウムが出ない場合、水溶性食物繊維を多く摂ると効果的です。
水溶性食物繊維とは、
- こんにゃく
- ところてん
- 納豆
- 山芋
などに多く含まれていて、保水性が高く、水に溶けるとゲル状になります。
そんな液体がバリウムを外に出す手助けをしてくれますので、積極的に摂るようにしてください。
しかし同じ食物繊維でも、ごぼうやキャベツに含まれる不溶性食物繊維は、水に溶けない食物繊維なので、便の硬さを増してしまいますので、注意してくださいね。
刺激物を食べる
辛いものを食べた後、必ずお腹を下す人っていますよね?
実は私もそうなのですが、辛い食べものが大好きなのに、食べた日は必ずお腹を下します。
刺激物は強制的に下痢になるほど、腸に刺激を与えますので、ぜん動運動を活発化させてバリウムを外に出すことができます。
・・・しかし、辛いものが苦手な人は、避けた方がよいでしょう。
体を動かす
便秘の時と同様、体を動かして腸の動きを活発にすれば、バリウムが出やすくなります。
そこでヨガやストレッチのような、体をひねって腸を刺激する運動をして、活性化させてください。
また、体が冷えても便秘の原因になりますので、冷やさないように心がけましょう。
どうしても出ない場合は病院へ
バリウムを飲んだ後、5日以上経っても出ない場合は、病院で診てもらいましょう。
その場合、新たに下剤を処方されることが多いです。
5日以上経たなくても、腹痛などがある場合は、早めに受診してくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
バリウムは検査中も不快ですが、検査の後もきちんと出さないと、その後の健康状態に影響が出てしまいます。
上記の方法を試してみて、なるべく早めに体外に出し切るようにしてくださいね。
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