膀胱炎が長引く原因と対処法7選
女性に多いと言われている膀胱炎ですが、一度なってしまうと、何度も繰り返しなってしまったり、なかなか治らないと良く耳にすることが多いかと思います。
そこで今回は、膀胱炎が長引く原因と対処法7選についてご紹介していきます。
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目次
膀胱炎とは?
膀胱炎とは、尿を溜める膀胱という場所に炎症が起きる病気で、原因の多くは、尿道から膀胱に届いた細菌に感染することで起こります。
女性の方が男性より尿道が短く、細菌が膀胱まで届きやすいので、女性に多い病気と言われています。
症状としては、尿を出してもスッキリしない残尿感や、何度もトイレに行きたくなったりすることが多く、血尿や尿を出す時に痛くなる排尿痛が起こることもあります。
膀胱炎が長引く原因と対処法
治る前に薬の服用をやめてしまう
膀胱炎の時は、細菌を殺すために抗生物質を処方されることが多く、飲み始めると比較的早い段階で症状が和らぐことがあります。
そうすると「治った」と自己判断してしまい、ついつい薬を飲まなくなってしまう場合があります。
細菌が完全にいなくなる前に薬をやめてしまうと、また細菌が増えてしまい膀胱炎の症状が現れます。
薬をやめてしまうことで膀胱炎が長引いてしまっているのであれば、処方された薬は症状が治まっていても、最後まで飲み切ることです。
体が冷えている
膀胱炎は、体の中に入った細菌で起こりますが、体の免疫力が落ちている時の方がかかりやすい病気です。
体が冷えていると、免疫力が落ちたままで、なかなか細菌をやっつけられませんので、膀胱炎も長引いてしまいます。
そうならないためにも、体を温めて免疫力を上げることが対処法の1つです。
特に膀胱炎の場合は、腹巻をしたり厚めの靴下を履くなどして、下半身を温めるようにして下さい。
お酒を飲んでいる
膀胱炎の時は、尿をたくさん出した方が、細菌が早く出ていくので治りが早いとされていますが、中にはお酒を飲んで利尿作用をアップさせようと考える人もいるようです。
しかし膀胱炎の時にお酒を飲むと、利尿作用よりも悪い効果の方が大きいです。
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お酒を飲むと免疫力が低下したり、血行が良くなりすぎると炎症を悪化させるという報告もあり、膀胱炎が長引く原因になってしまいますので、お酒は治るまで飲まないようにして下さい。
清潔にしていない
膀胱炎は最初にご説明した通り、尿道を通って細菌が膀胱まで行き炎症を起こしますが、その細菌は、肛門付近に存在する大腸菌が原因であることが多いです。
なので、トイレに行った際に清潔を心がけていないと、次から次に細菌が入り込むので、膀胱炎が長引いてしまいます。
だからこそ、トイレに行った際はきちんと拭くこと、またウォシュレットを適切に使用して、少しでも細菌を残さないように対処して下さい。
便秘
膀胱炎の原因である細菌の約80%は大腸菌であると言われています。
便秘になると、便中の大腸菌が増えてしまう傾向にあり、その結果膀胱炎になりやすかったり、長引く原因になります。
なので、便秘が原因で膀胱炎が長引く場合は、便秘を解消することが対処法になりますので、水分を多く摂ったり、食物繊維を多く摂るなどの対策を心がけて下さい。
実は違う膀胱炎
今まで紹介しているのは、急性膀胱炎や細菌性の膀胱炎の事ですが、これらとは違う膀胱炎もあります。
間質性膀胱炎と言い、症状が急性膀胱炎と共通する点が多いですが、原因は細菌ではなく、詳しい原因が分かっていない膀胱炎なので、抗生物質を飲んでも治りません。
なので、抗生物質を処方された通りに飲んでも膀胱炎が長引く場合は、再度病院で検査を受けることをおすすめします。
他の病気が原因
他の病気によって膀胱炎が起きている場合にも、膀胱炎が長引くことがあります。
例えば糖尿病の場合は、合併症に膀胱炎があるので、膀胱炎の治療をしただけでは改善せず、糖尿病の治療が必要になります。
この他にも、膀胱癌や婦人系の病気などで膀胱炎が起こることがあるので、膀胱炎が長引く場合は、病院で他の病気を調べてもらってください。
まとめ
膀胱炎が長引くと、トイレに行っても残尿感が残りスッキリしないし、排尿痛もあったりして、気分が落ち込みますね。
しっかりと長引く原因を突き止めて、早めに対処することが、1日でも早く治ることに繋がりますね。
また膀胱炎が長引く人は、再発もしやすいと言われていますので、治った後も油断せずに過ごして下さい。
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