粉瘤(ふんりゅう)が臭い原因4つと対処法3選

粉瘤が臭い原因と対処法3選

おできやニキビができ、その臭いに悩まされているという経験はありませんか?

そのおできやニキビは、実は「粉瘤」かもしれません。

粉瘤は自然になくなるということはなく、その強い臭いに悩まされている人も多いです。

そこで今回は、粉瘤が臭い原因と、その有効な対処法3選をご紹介します。

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粉瘤とは?

粉瘤の正体は、表皮の下に溜まった垢やフケです。

本来自然に剥がれ落ち、外部に排泄されるべきはずの皮膚角質が皮膚の内側に入り、袋のようなものができます。

そこに皮膚の菌の残骸などが溜まって「粉瘤」となります。

 

よくおできやニキビと間違えられますが、粉瘤は良性腫瘍です。

※参考記事:粉瘤(ふんりゅう)の初期症状8つ

小さくて気にならない場合は、放置しても体に害はありません。

 

粉瘤の臭いの原因

粉瘤の中心に「ヘソ」と呼ばれる、黒い点状の開口部があることが多く、そこから細菌が侵入することで炎症を起こします。

炎症を起こした粉瘤の袋の中では、菌が増殖して悪臭の元となる物質が作られ、それが粉瘤の臭いの原因となるのです。

 

粉瘤ができる原因

ストレス

ストレスにより、皮膚状態の悪化や免疫機能が低下して、粉瘤ができてしまうことがあります。

身体的、精神的なストレスを日常的に抱えている人は、粉瘤ができやすいとも言われていますね。

 

タバコ

タバコの常習により、血流に問題が発生しやすくなります。

血流に何らかの障害があると、皮膚もその影響を受けやすくなりますので、粉瘤などの肌トラブルを起こす原因となります。

 

組織の変性

毛根の組織の中に、毛漏斗(もうろうと)と言われるものがあります。

通常は、この部分が狭くなることで毛穴が詰まりニキビの原因となるのですが、何らかの要因によりこの組織が変化して袋状の組織ができてしまうことで、垢やフケが排出されずに粉瘤となってしまうのではないかと言われています。

 

外傷

少しの外傷により、表皮が内部に入り込む場合があります。

それが原因となり袋ができて、そこに排出物が溜まってしまい、粉瘤ができてしまうことがあります。

 

以上、原因を4つ挙げましたが、「粉瘤ができるはっきりした理由は不明」とする声もあるようですね。

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それでは次に粉瘤の対処法についてご説明していきます。

 

粉瘤の対処法

医療機関による手術

粉瘤は、自然に根治することはありません

そのため、最も効果的な治療法は、手術により粉瘤を取り除くことです。

 

手術は病院で行うことができ、だいたい15~30分ほどで終了することがほとんどですね。

皮膚を小さく切開して粉瘤を取り除き、縫合していきます。

 

民間療法「ティーツリーオイル」

粉瘤の対処として、民間療法で人気が高いのは、ティーツリーオイルです。

排膿を行うことで、臭いを減少、またはなくします。

 

これはオーストラリアの「TEA TREE」という植物から得られる天然オイルです。

毒性が低く、殺菌作用の強いオイルなので、あらゆる場面で活躍します。

 

ちなみにティーツリーオイルは、アロマオイルとして心を癒す効果のほか、殺菌作用が非常に高いです。

なので、風邪やインフルエンザ予防や消毒のうがい薬として、また直接肌に塗ることでアトピーのケア、またシャンプーに混ぜてシラミなどの頭皮ケア、そして歯磨きに使用することで、歯周病や口内炎予防にもなると言われています。

 

そして、今回のように粉瘤の臭い対策に使用する場合は、綿棒などで粉瘤に塗ってあげると、皮膚が柔らかくなり、粉瘤が破裂する場合が多いようです。

出血をともなって排膿することもあるようですが、全て排膿されれば、臭いはなくなりますよ。

 

民間療法「たこの吸出し」

たこの吸出し」は、町田製薬という製薬会社が作っている薬です。

「はれものを手術、切開せずに治したい」という要望に応えて作られた薬です。

 

これは強力な塗り薬で、角質を柔らかくしてくれるサリチル酸によって塗布部分に穴が開き、その部分の膿などを出しやすくします。

組織を腐らせ壊死させる、腐蝕の作用を持つ硫酸銅によって殺菌します。

 

こちらも排膿には出血や多少の痛みが伴うようですが、全ての膿を出しきることで、臭いはなくなります。

 

まとめ

粉瘤について、臭いの原因と対処法を3つご紹介しました。

臭いが非常に気になる粉瘤ですが、今回ご紹介民間療法で、一時的な対処は可能です。

 

しかし、いずれも根本的な解決にはなっていません。

再発する可能性はありますので、根治のためには切開手術を行うしかないのが現状です。

はっきりとした原因は解明や予防法は確立されていませんが、外傷やストレスを溜めないような生活を心がけると良いですね。

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