太ももにあせもができる原因と対処法4選
「あせもは小さな子供にできる」というイメージがありますが、大人でもできる可能性は大いにあります。
特にに太ももなどはあせもができやすく、治りづらい部位であるため、悩んでいる方も多いと思います。
そこで今回は、太ももにあせもができる原因と対処法4選について解説していきます。
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目次
あせもとは?
人には、約200万~400万個の汗を出すための汗腺があり、汗を出すことにより体温を調節する役割がありますが、汗腺は汗管という汗を排出するための管につながっています。
そしてあせもは、大量に汗をかいたり肌がむれたりすることで、汗と一緒に排出された老廃物で汗管がつまってしまったり、皮膚表面の角質層などがふやけて汗管を塞いでしまうことにより、汗を排出できなくなることで起こります。
そしてあせもにはいくつか種類があり、皮膚に症状もそれぞれ異なります。
紅色汗疹(こうしょくかんしん)
紅色汗疹とは、一般的な赤くて小さなぶつぶつができるあせものことです。
紅色汗疹は、たくさん汗をかいた時に汗管が詰まってしまうことで、汗を排出することが困難になり、汗が詰まった汗管の周りが炎症が起こしてしまい、赤く小さなブツブツができます。
そして紅色汗疹は、かゆみや痛みなどを伴うこともあります。
水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)
水晶様汗疹は、乳幼児に現れることの多いあせもの一種ですが、大人にもできることもあります。
水晶様汗疹は、ひどい日焼けをした時や高熱が出た時などに汗管が詰まり、溜まった汗が押し出され、皮膚表面に白い米つぶのような大きさの水ぶくれができます。
赤くなることはなく、かゆみなどもほとんどないため、知らないうちにできていることの多いあせもです。
悪化してから気づくということが多いので、注意が必要です。
深在性汗疹(しんざいせいかんしん)
深在性汗疹は、亜熱帯地方など気温がとても高い環境に長時間過ごすことでできるあせもです。
汗管に汗が詰まってしまうことで、平たく白っぽいあせもができます。
かゆみも赤みもほとんどありませんが、広い範囲にできることが多く、大きくなることもあります。
重症化すると、
- 汗がほとんど出なくなる
- 疲労感を感じる
- 吐き気を催す
- めまいがする
などの症状が出ます。
太ももにあせもができる原因
あせもは発汗する状況であれば、いつでもできる可能性があります。
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特に汗が溜まり、なかなか乾かない部分にできやすいため、太ももはあせもがよくできる場所のひとつです。
特に、
- 長時間座っていることが多く、太ももにかいた汗が乾きにくい
- 体に密着した通気性の悪い服で太ももの汗がなかなか乾かない
- 太り気味などの体型の問題などで太ももと太ももの間に隙間がなく、汗が乾きにくく股ずれしやすい
これらがあせもの原因となることが多いです。
またスカートを履いている場合、両足の太もも同士が直接こすれてしまうことで汗管を詰まらせてしまうので、あせもの原因になってしまうことがあります。
太ももにあせもができた場合の対処法
清潔に保つ
太ももにあせもができてしまった時は、汗をかいたらできるだけ放置せず、優しく汗を拭いたり洗い流したりして、清潔に保つようにしましょう。
太ももにあせもができるのは、汗を排出させる役割のある汗管が詰まってしまっているからなので、太ももを清潔に保つようにしなければなりません。
あせもは炎症を起こしている状態だったり、炎症を起こしやすい状態であるため、汗を拭いたり洗う時は優しくこすらないようにしましょう。
汗は抑えるように拭き取り、洗う時は石鹸をよく泡立てたもので、こすらないように優しく洗うようにしましょう。
また石鹸の泡が残ったままになると、汗管がさらに詰まりあせもが悪化してしまうことがあるので、しっかり洗い流すようにしましょう。
速乾性のある肌着や衣類を着る
太ももにあせもができた時は、速乾性のある肌着や衣類を身につけるようにしましょう。
特にたくさん汗をかいたり運動した時などは、いつまでも汗でむれた状態になっていると、あせもは悪化してしまいます。
なので、できるだけ通気性が良く速乾性のある肌着や衣類を身につけ、さらにこまめに着替えるようにしましょう。
薬剤師に相談する
太ももにあせもができた場合は、薬局やドラッグストアの薬剤師さんに相談してみましょう。
薬局やドラッグストアには、あせもに効く薬を販売しています。
薬局で薬剤師に相談し、あなたの症状に合った薬を紹介してもらってください。
皮膚科を受診
いろいろと対処してみてもあせもがなかなか良くならなかったり、悪化してしまいそうな場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。
あせもは悪化してしまうと、その分治療にも時間がかかってしまいます。
なので気になった場合は、できるだけ早めに受診するようにしましょう。
まとめ
太ももにあせもができてしまうと、デリケートな場所だけに皮膚科を受診するをためらってしまうかもしれません。
しかし太ももは刺激を受けやすい場所であるため、あせも悪化しやすいです。
なので、対処してもあせもが良くならない時は、早めに皮膚科を受診することをオススメします。
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