太ももが腫れてしまう原因5つと対処法3選

太ももが腫れてしまう原因5つと対処法3選

太ももが腫れていることに気づいた時、特に腫れる原因に心当たりがない場合は、けっこう気になってしまいますよね・・・。

太ももの腫れは、痛みのある・なしに関わらず、早めに対処した方がもちろんよいです。

そこで今回は、太ももが腫れてしまう原因5つと対処法3選について解説していきます。

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太ももが腫れてしまう原因

太ももの腫れにはいくつかの原因があります。

そしてまれに重大な病気が隠れている場合もありますので、下記をぜひ参考にしてみてください。

 

リンパ節の腫れ

太ももが腫れてしまっているのは、「足の付け根のリンパ節が腫れた」ということが原因かもしれません。

人間の体には「リンパ管」というものが、血管と同じように体の全体に張り巡らされていて、そのリンパ管の中を「リンパ液」という液体が流れています。

リンパ液には、体の中の老廃物や余分になった水分、侵入してきた細菌やウイルス、がん細胞などを回収し、体を守るという大切な役割があります。

 

そして、リンパ液が通るリンパ管には「リンパ節」というところがあり、リンパ節は侵入してきた細菌やウイルスなど、害のあるものが血液に入り込むのを防ぐ場所なのです。

しかし足を怪我したり性病に感染してしまった場合などは、そのリンパ節が炎症を起こし、太ももが腫れることがあります。

 

悪性腫瘍

太ももの腫れの原因が「リンパ節が腫れている」だけの場合は、腫れがピークに達した後は少しずつひいていきます。

しかし、太ももの腫れ部分を触ると固くてあまり動かないという場合や、押しても痛みを感じないという場合は、「悪性腫瘍」の可能性があります。

太ももの腫れはひいたのに、なぜかしこりだけが残ってしまっているという場合も、悪性腫瘍の疑いがありますので注意してください。

 

脂肪腫

太ももが腫れてしまう原因は、「脂肪腫」である場合もあります。

脂肪腫はとはよくある良性腫瘍のひとつで、背中などによくできますが、太ももにできることも珍しくありません。

 

脂肪腫ができた場所によっては痛みを伴う場合もありますが、ほとんどは痛みはない場合が多く、ドーム状に腫れるのが特徴です。

そして脂肪腫に触れると、皮膚の下に柔らかく弾力のあるしこりがあるように感じますが、なかなか自分で脂肪腫を判断するのは難しいですね・・・。

 

粉瘤

太ももが腫れてしまう原因として、「粉瘤」というものもあります。

粉瘤とは皮膚下にできるもので、袋状の中に老廃物や角質が溜まって、しこりができてしまいます。

ちなみに、上記の脂肪腫は柔らかく弾力があり肌色ですが、粉瘤は硬めで、色は黒っぽかったり赤みがあることもあります。

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そして、粉瘤は体のどの部分にでもできるものなので、太ももにできてしまうことも珍しくないのです。

 

軟部肉腫

太ももが腫れてしまう原因として、「軟部肉腫」も挙げられます。

軟部肉腫とは、太ももにできることの多い悪性腫瘍のことです。

筋肉や脂肪、腱(けん)や神経、また血管など体の柔らかい部分にできてしまい、種類により症状や進行なども違います。

 

基本的に痛みはありませんが、神経の近くにできてしまうと、痛みを伴ったり、ピリピリとしびれを伴うこともあります。

この軟部肉腫は、しこりによって異変に気付くということが多いため、奥深くにできてしまうとなかなか気付くことができず、発見した時にはかなり進行していることが多いです。

 

太ももの腫れの対処法

太ももが腫れてしまったり、しこりがあるような場合は、自己判断したり放置したりせず、早めに対処するようにしましょう。

それでは次に、太ももが腫れてしまった場合の対処法をご紹介していきます。

 

マッサージはしない

太ももに腫れがある場合、リンパの炎症や悪性腫瘍が原因の可能性もあるので、自己判断でマッサージはしないようにしましょう。

むやみにマッサージしてしまうと、細菌やウイルスを全身に流してしまい、太ももの腫れだけにとどまらず、全身が炎症を起こし、激痛を伴って悪化させてしまう場合があります。

なのではっきりした原因が分からないうちは、マッサージなどで負担をかけないように気をつけてください。

 

まずは内科を受診

太ももが腫れたように感じたり、しこりのような異常がある場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。

太ももの腫れで特に心配なのは、リンパの異常や悪性腫瘍です。

太ももの付け根あたりが腫れたり、しこりができてしまっている場合は、リンパ節の腫れであるケースが多いです。

 

また触れると固く、時間がたってもなかなかしこりが消えない場合は、悪性腫瘍の可能性があります。

とはいえ、自己判断は重大な病気を見逃す原因になります。

なので太ももに腫れなどの異常を感じた場合、まずは内科を受診し、適切な診断・治療を受けるようにしましょう。

 

皮膚科を受診

内科を受診し、リンパの異常や悪性腫瘍ではないことが分かれば、次に皮膚科を受診してみてください。

リンパの異常や悪性腫瘍ではないからといって安心し、太ももの腫れ放置してしまうと、巨大化・肥大してしまう場合もあります。

また痛みが出る可能性もありますので、なるべく早めに皮膚科(または整形外科)を受診し、医師の指示を仰いでくださいね。

 

まとめ

太ももは腫れていても、痛みがなければなかなか危機感を感じることはないかもしれません。

しかし、そのまま放置して症状が悪化したり、また重大な病気であった場合には、取り返しのつかないことにもなりかねません。

なので、太ももが腫れてしまって気になった場合は、自己判断は絶対せずに、できるだけ早く病院を受診するようにしてくださいね。

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