眼球にできものができる原因4つと対処法3選

眼球にできものができる原因4つと対処法3選

「ふと目を見てみると、なんと眼球にできものが!」

かなり心配になりますよね・・・。

そこで今回は、眼球にできものができる原因4つと対処法3選について解説していきます。

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眼球にできものができる原因

翼状片(よくじょうへん)

「翼状片(よくじょうへん)」とは、白目を覆っている半透明の膜である「結膜」が、黒目の部分を覆っている「角膜」にまで入り込んでいき、できもののようになる目の病気のひとつです。

翼状片ができる原因ははっきりとは分かっていませんが、高齢者や紫外線をよく浴びる人によく見られるため、紫外線の影響であるのではないかと考えられています。

 

結膜が角膜に入り込んでしまうまでは、翼状片は白目のところにあるため、なかなか気づかないことも多いですが、軽い充血や異物感があるという症状が出ることもあり、それで翼状片に気づくことが多いようです。

翼状片は悪性ではないので、初期のものであったり、悪化する可能性が低いなどの場合は、異物感を取り除く点眼薬を処方されることはありますが、基本的には経過観察となり、特別な治療をすることはほとんどありません。

 

しかし悪化してしまい、炎症や充血がひどい場合は治療が必要となります。

また、黒目の中心部分の角膜にまで翼状片が入り込んでしまうと、急激に視力が低下してしまったり、乱視になってしまうので手術が必要になることもあります。

 

瞼裂斑(けんれつはん)

「瞼裂斑(けんれつはん)」とは、紫外線などのダメージが原因で、白目の部分にある「結膜」という半透明の膜にできる、黄色っぽいシミのようなできもののことです。

結膜の組織に脂肪やタンパク質が沈着することで、黄色っぽいシミのように変性しできものができてしまいます。

 

瞼裂斑は翼状片のように、黒目の部分である角膜にまで及ぶようなことはないので、視力が低下したり、失明するようなことはほとんどありません。

そして瞼裂斑も悪性のものではないため、できてしまっても基本的には治療の必要はありません。

しかし、「瞼裂斑炎」という瞼裂斑の周辺が炎症を起こす症状が出たり、まばたきをした際に異物感があるようなら、点眼治療をしたり、まれではありますが手術で対処することもあります。

 

結膜浮腫(けつまくふしゅ)

「結膜浮腫(けつまくふしゅ)」は、白目の部分を覆う半透明の膜である「結膜」の下に。水がたまってしまうことで起こります。

ほとんどの場合、アレルギー性結膜炎や目を強くこすったりして刺激してしまったことが引き金となり発症し、結膜にゼリー状のぶよぶよができ、眼球が腫れてしまいます。

 

腫れがひどい時には、目を閉じることが困難になり、まぶたが半開きになってしまうようなこともあります。

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多くの場合、数時間程度で腫れは引くのですが、なかなか症状が落ち着かない場合もあります。

 

結膜嚢腫(けつまくのうしゅ)

「結膜嚢腫(けつまくのうしゅ)」は、白目を覆う膜である「結膜」の一部にできる、良性腫瘍のことです。

結膜嚢腫は結膜に袋状のものができ、そこに粘液やリンパ液などの体液が貯まることで、白目にゼリー状のできものができてしまいます。

 

原因は、結膜にあるリンパ液が流れる「リンパ管」が詰まってしまうことで起こり、けがをしたり、目の手術をした後に起こるケースが多いです。

結膜嚢腫が小さい場合は無症状であることが多いですが、結膜嚢腫が大きくなると異物感を感じるようになり、炎症を起こし、充血してしまう可能性もあります。

 

結膜嚢腫は良性腫瘍であるため、基本的には治療の必要はないのですが、異物感や炎症がある場合は、治療が必要になることもあります。

結膜嚢腫は手術して取り除かない限り、治癒しても袋が残っていると再発することがあります。

 

眼球にできものができた時の対処法

眼科を受診する

眼球にできものができているのに気付いた場合は、早めに眼科を受診するようにしましょう。

眼球のできものはほとんどが良性のもので、命に関わるようなものではありません。

 

しかしごくまれではありますが、眼球にはできものとよく似たもので、「悪性黒色腫(メラノーマ)」と呼ばれる悪性腫瘍が発生することもあります。

手遅れになると命に関わることもあるので、早期発見、早期治療するようにしましょう。

 

また、眼球のできものの中には、悪化すると視力の低下や乱視、失明などを招くものもあります。

なので特に痛みや炎症、違和感などがある場合は、早めに受診するようにしてください。

 

刺激を与えないように様子を見る

眼球のできものはほとんどの場合、経過観察となり、違和感などを緩和する目薬を処方されたりします。

なので、眼科で問題がないと診断された場合は、医師の指示に従い、様子を見るようにしましょう。

 

悪化したり炎症を起こしたりすることもあるので、できるだけ眼球をこすったりして、刺激を与えないようにしましょう。

そして様子を見て、悪化しているようであれば、また眼科を受診しましょう。

 

紫外線から目を守る

眼球のできものは、農業をしている人や漁師さんなどに多いことから、紫外線が原因になっていると思われるものが多いです。

なので、紫外線などの刺激から眼球を守るために、サングラスなどをつけるのがおすすめです。

 

眼球にできものができてしまった時はもちろん、できる前から予防しておくことが大切です。

肌だけでなく、眼球の紫外線対策を忘れないようにしましょう。

 

まとめ

眼球のできものはびっくりしてしまいますが、ほとんどがそこまで恐ろしいものではありません。

しかし眼球はデリケートなため、悪化してしまうと大変なことになってしまいます。

なので、できるだけ自己判断は避け、医師に相談するようにしましょう。

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