下痢で脂汗が出るほどの場合の対処法3選

下痢で脂汗が出るほどの場合の対処法3選

突然の激しい下痢。

大切な時や「ここぞ」という時に限っての下痢はかなり困りますが、脂汗が出るほどの下痢はさらに心配になってしまいますよね・・・。

そこで今回は、下痢で脂汗が出るほどの場合の対処法3選について解説していきます。

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脂汗とは?

脂汗とは、突然体調が悪くなった場合や、体や心に突然ストレスがかかった場合などに、じわじわと顔などからにじみ出てくる汗のことです。

脂汗は、脂が混じったような汗がじわじわと出てきますが、成分はほとんど普通の汗と変わりはなく、「脂がたくさん含まれている」という訳ではありません。

「普段からギトギトした脂っぽい汗が出て、肌がベタつく」という場合があるかもしれませんが、それは脂っこいものの摂りすぎなどによるもので、脂汗とは違います。

 

脂汗は、運動時や暑い時などに出る汗とはまったくの別物で、

  • 突然の下痢
  • 突然の腹痛
  • 貧血生理痛
  • 吐き気

このような場合に出ることが多く、「急激な体調や心の変化と一緒に表れる」という特徴があります。

 

下痢で脂汗が出るのは「迷走神経反射」

下痢で脂汗が出るのは「迷走神経反射」と呼ばれています。

迷走神経というのは脳神経の1つであり、いろんな臓器に張り巡らされていて、心臓や血管にも作用します。

 

下痢や排便時、また強い痛みやストレスなどにより刺激を受けると、迷走神経から脳幹にある脳幹血管運動中枢というところにも刺激が伝わり、心拍数や血圧を低下させてしまいます。

すると脳の血液が少なくなってしまい、脂汗が出たり、時には意識を失いそうになってしまうこともあります。

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「迷走神経反射」が起きやすいケース

迷走神経反射は「自律神経失調症」のひとつであり、自律神経のバランスが乱れている時になりやすいと言われていて、

  • 悩みごとが多くストレスを溜めやすい
  • 神経質で気を遣いすぎる
  • 情緒不安定でいつも疲れぎみ
  • 水分不足や塩分不足

このようなケースで起きやすいです。

 

下痢で脂汗が出るほどの場合の対処法

下痢で脂汗が出るほどつらい状態というのは、突然やってきます。

その場合は、次にご紹介する方法で冷静に対処していきましょう。

 

頭を低くして休む

下痢になり脂汗が出るような状況は、脳への血流が減少しているため、慌てずに頭を低くするようにして休むか、横になって休むようにしましょう。

そうすることで脂汗は、ほとんどの場合すぐに落ち着きます。

そして脂汗が出るような時は、ふらっとして意識を失ってしまう可能性もありますので、無理をして動かないようにしましょう。

 

病院を受診する

通常は少し休めばすぐに良くなる脂汗の症状ですが、下痢の時の脂汗がなかなか良くならない場合や、失神して意識を失ってしまうような場合は、早めに病院を受診するようにしましょう。

迷走神経反射は神経内科が専門になりますが、かかりつけの内科でも問題ありません。

自律神経を整える

迷走神経反射を起こりにくくするためには、自律神経を整えるようにしましょう。

自律神経のバランスを整えるためには、ストレスをあまり溜めないようにしたり、細かいことを考えすぎないように心がけましょう。

また水分補給はしっかり行い、塩分が不足しすぎないようにするのも大切ですよ。

 

まとめ

下痢の時に脂汗が出て、気分が悪くなったという経験をしたことがある人は少なくありません。

なので、これはよくあることだと思われがちですが、時には失神して意識を失うようなこともあります。

なので、脂汗が出ている状態の時は、できる限り無理をしないように心がけましょう。

また、頻繁に脂汗がでるようなことがある場合は、早めに病院を受診するようにしてくださいね。

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