ゴーヤの栄養と効能7つ
ゴーヤといえば南国沖縄では代表的な食べ物として有名ですよね。
今では暑い季節のスタミナ源として知られ、全国の学校の給食でも出されるくらい、子供から大人まで広く親しまれるようになりました。
今回は、そんなゴーヤの栄養と効能7つについて、ご説明していきます。
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ゴーヤの栄養
ビタミン
普通、ビタミンCは加熱に弱いものですが、野菜の中で唯一ゴーヤの場合は、加熱調理しても失われにくい食材なので、効率的にビタミンを摂取できます。
ビタミンCはトマトの5倍も入っているんですよ。
ちなみにビタミンCにはメラニンやシミを防いだり、コラーゲンの生成を助ける役割もあるので、美肌効果もあります。
他にも、糖質をエネルギーに変えてくれるビタミンB1、脂質をエネルギーに変えてくれるビタミンB2も豊富に含まれています。
カルシウム
ゴーヤに含まれているカルシウムの量は、牛乳の14倍とも言われています。
カルシウムは骨を丈夫にしてくれるだけではなく、老化防止や免疫力の向上にも効果がありますよ。
沖縄で伝統的に食されてきたゴーヤが、健康と長寿を支えてきたのがよくわかりますね。
カリウム
ゴーヤには、カリウムも豊富に含まれております。
カリウムは、利尿効果を促進します。
そして体内の塩分排泄を増やしてくれますので、塩分過多によるむくみの解消や、高血圧予防にも役立ってくれますよ。
そしてカリウムを効率的に摂る方法としては、ゴーヤ茶もおすすめです。
紅茶や緑茶にもカリウムが含まれていますが、中でもゴーヤ茶は緑茶の100倍近くのカリウムを含んでいます。
飲み過ぎると下痢や腹痛の原因になりますが、適度に摂取することで高い効果が望めますよ。
鉄分
ゴーヤの鉄分はほうれん草の3倍といわれています。
鉄分は貧血予防に効果があります。
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また、妊娠中にゴーヤを食べると流産するという噂もありますが、実際には根拠がない話しですね。
食べ過ぎると下痢を引き起こしたり、体を冷やす効果のあるゴーヤなので、そこから流産しやすいという噂になったのかもしれません。
実際には産婦人科の入院食でも出される食材ですし、常識の範囲内であれば妊婦さんの摂取は問題ありませんよ。
それでは次に、「健康野菜」と言われるゴーヤの効能についてご説明していきましょう。
ゴーヤの効能
胃腸を整える
ゴーヤに含まれる「モモルデシン」には胃腸の粘膜を保護したり、食欲を増進させる効果があります。
しかし、胃酸を多く出す促進作用があるため、胃酸過多で自らの胃を攻撃することもあります。
なので食べる時には、いきなりゴーヤから食べるのではなく、豆腐や卵など口に入れてから食べるようにするとよいですね。
血糖値・コレステロールを下げる
ゴーヤには、もう1つのすごい成分「チャランチン」が含まれています。
チャランチンには、植物インスリンが豊富に含まれています。
植物インスリンは、薬品のインスリンと同じように、血糖値とコレステロールを下げて安定させる効果があります。
この効能により肥満防止の効果もあるので、脂っこい食べ物が好きな方や、ダイエットをしたい人にはぜひおすすめですね。
夏バテ防止
ゴーヤは水分がとても含まれているので、身体を冷やしてくれる効果もあります。
また、先ほどお話ししました「モモルデシン」には、夏バテで落ちた食欲を増進させる働きもあります。
まとめ
ゴーヤにはたくさんの栄養、効能があることが分かりましたね。
ちなみゴーヤは、生で食べるより乾燥させて食べた方が、カルシウムは15倍、ビタミンは10倍、鉄分は30倍と高まるそうです。
市販されているものもありますが、簡単にご自身で作ることもできるんですよ。
具体的には、ゴーヤを1ミリくらいの薄切りにして、大きめの皿にクッキングペーパーを敷き、その上に重ならないように並べて、1、2日ほど日当たりの良く、風通しの良い場所に置き、天日干しにするだけです。
ぜひ健康のためにも、試してみてくださいね。
また、ゴーヤの苦味を取る方法については、下記記事を参考にしてみてください。
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