グリンピースの栄養と効能7つ
お弁当の添え物などでも大活躍のグリンピース。
好き嫌いは分かれますが、実は、とても栄養価が高いんです。
そこで今回は、グリンピースの栄養と効能7つについて、ご説明していきます。
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グリンピースの基本情報
グリンピースとは、マメ科の野菜であるえんどうの、未熟な種子を食用としたものです。
つまり、えんどう豆になる前の豆がグリンピースなのです。
グリンピースという植物があるわけではないんですね。
ちなみに4月~6月が旬となります。
それでは次に、グリンピースの栄養・効能について挙げていきます。
グリンピースの栄養・効能
食物繊維
まず、グリンピースには食物繊維がたっぷり含まれています。
その含有量は野菜の中でもトップクラス。
ほんの一握り食べただけで、なんとサラダ大盛り1杯と同等の食物繊維が摂れます。
食物繊維の効果としては、「便秘の解消」が有名ですよね。
腸内の水分を吸収して膨らむことで、腸壁を刺激し、便の排泄を促してくれます。
ビタミンB1
食物繊維に続き、ビタミンB1の含有量も、野菜の中ではトップクラスです。
ビタミンB1は、糖類をエネルギーに変える働きがあります。
白米を主食としている日本人にとって、この働きは重要です。
糖質を分解できないと、乳酸などの疲労物質が溜まってしまいますので。
ちなみに糖質は、脳や神経の大事なエネルギー源です。
ビタミンB1が不足すると、これらを上手く分解できず、食欲不振・肩こり・めまい・イライラを引き起こしてしまいます。
ビタミンC
グリンピースに含まれているビタミンCには、ウイルスと戦う白血球を強化する役割があります。
したがって、免疫力の向上につながります。
また、コラーゲンの生成にも必要な成分ですので、美肌・美白効果が期待できます。
逆にビタミンCが不足すると、コラーゲンの組織が弱くなり、貧血や倦怠感、脱力、食欲不振を引き起こしてしまいますので、注意してくださいね。
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カロテン
グリンピースにはカロテンも含まれています。
カロテンには老化防止や、肌・髪の毛・爪を健康に保つ効果があります。
そしてこのカロテンは、ビタミンAが不足した時に、必要な分だけビタミンA変換されるそうです。
ビタミンAの効能としては、肌の角質化の予防です。
肌荒れ、乾燥肌を防止して、キメ細かいお肌にしてくれます。
そして残ったカロテンは、皮膚や内臓の膜組織の健康維持に利用されます。
カリウム
グリンピースの栄養素にはミネラル類もあり、その代表がカリウムです。
カリウムには、体内の余分なナトリウムを排泄する作用があるので、高血圧の予防になります。
ちなみにナトリウムは、水分量や血圧を調整するのに必要な物質ですが、多すぎてもダメなのです。
それを抑制するためのカリウムの働きは重要なんですね。
ちなみに、グリンピースのカリウムは茹でても減りませんので、安心して調理してくださいね。
カルシウム
もう一つ、忘れてはならないミネラル成分がカルシウムです。
人体の中で最も多いミネラルで、皆さんご存知の通り、骨や歯の構成要素であり、またイライラを鎮める作用があります。
動脈硬化や高血圧の予防にもなります。
レシチン
レシチンというのはあまり聞いたことないですよね。
グリンピースのほかに、卵黄や大豆、穀類、ごま油、小魚にも含まれている成分です。
血中コレステロールを下げる働きがあり、高血圧や動脈硬化の予防に役立ちます。
また脳の健康維持をサポートして、集中力を高める効果もありますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
彩りやトッピングなど、飾りのイメージが強いグリンピースですが、こんなにも栄養が含まれているのです。
冷凍食品として一年中出回っていますが、栄養価のことを考えると旬の時期に食べる方が、期待できる効果も大きいですよ。
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