肺炎が治らない場合の対処法7選

肺炎が治らない場合の対処法7選

肺に炎症が起きている病気を総称して、「肺炎」と言います。

通常の肺炎は7日ほどで治ることがほとんどですが、なかなか治らないこともあります。

そこで今回は、肺炎が治らない場合の対処法について7つご紹介します。

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肺炎が治らない場合の対処法

湿度を上げる

湿度が下がると、乾燥により気道粘膜の防御力が低下します。

また乾燥していると、細菌やウイルスが繁殖しやすくなります。

 

なので、なかなか肺炎が治らない場合、湿度が低下しているため気管支炎になっていたりして、肺炎の回復が遅れている可能性があります。

そこで、部屋は加湿器を使って、湿度が60~70%くらいになるようにしましょう。

加湿器がない場合は、濡れタオルを干しておくだけでも湿度が上がりますので、肺炎や風邪の予防にもなりますよ。

 

タバコをやめる

愛煙家の中には、肺炎になってもなかなかタバコをやめられない人がいます。

肺炎は、細菌やウイルスが肺に浸入して発症しますが、通常これらの病原体は、気道にある腺毛の動きによって痰として排出します。

 

しかし、タバコの煙を吸っていると腺毛の動きが鈍くなり、病原体がなかなか排出されません。

なので、少なくとも肺炎が完治するまでは、禁煙するようにしてくださいね。

 

誤嚥を防ぐ

高齢者に多いのが誤嚥性肺炎です。

誤嚥性肺炎とは、食事や飲み物などが気管の方に入ってしまい、細菌が肺に浸入して起こす肺炎です。

 

通常は、気管にものが入ると咳込むことで排出するのですが、その力が弱い高齢者などはうまく排出できません。

特に高齢者の誤嚥性肺炎は、肺機能の低下や誤嚥を繰り返すことで、長引きやすい傾向にあります。

なので食事は、きちんと飲み込めていることを確認しながら摂るようにしましょう。

 

食事に気をつける

肺炎の時には、食事によって体力を補強することが大事です。

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しかし、なかなか治らない肺炎の場合、身体の栄養が足りておらず、回復が遅れていることが考えられます。

 

肺炎の時の食事は、高カロリー、高タンパクを心がけましょう。

しかし、油ものは胃腸への負担がかかりますので、避けるようにしてください。

 

また、水分をしっかりと補給して、発熱による脱水を予防します。

発熱や咳で食事が困難な場合には、流動食にして食べると良いですよ。

 

部屋の掃除をする

通常の細菌やウイルスによる肺炎とは違い、空気中のカビが原因で起こるカビ肺炎(過敏性肺臓炎夏型、夏型過敏性肺炎)の場合、症状が長引きます。

例えば、部屋のエアコンからカビが発生していてカビ肺炎になった場合、外出すると症状は治るが帰宅するとまたぶり返す、ということが続きます。

 

カビ肺炎を疑う場合には、カビが発生してそうな部分や家電製品を掃除したりして、部屋をきれいにすると症状が治ることがほとんどです。

 

二次性細菌性肺炎を疑う

インフルエンザなどで体力を消耗している時に、菌が肺に侵入し肺炎を起こしている場合、抗菌薬に対しても、耐性を持つ菌が原因菌のことがあるため、治療が難しく肺炎がなかなか治らないことがあります。

このような肺炎を、二次性細菌性肺炎と言います。

 

特に高齢者など、免疫力が低下している人がかかりやすいです。

二次性細菌性肺炎を疑う場合、自然治癒は難しいため、必ず医療機関を受診し、重症化や合併症を予防するようにしましょう。

 

肺がんを疑う

肺炎がなかなか治らない場合、肺がんが隠れている可能性があります。

肺がんがあると、空気の通り道をふさいだり変形させたりするため、痰や細菌の排出がうまくいかずに肺炎が長引くのです。

 

「肺炎がなかなか治らないため、再度受診してみたら肺がんが見つかった」という人もいます。

肺炎が治らないことに加えて、体重減少や血痰などの症状も見られる場合には、ぜひ医療機関を受診してみてください。

 

まとめ

以上、肺炎が治らない場合の対処法7選についてご紹介しました。

なかなか治らない肺炎には原因があります。

 

その原因に対して正しい対処法を行いましょう。

特に高齢者や乳幼児は、長引きやすく注意が必要ですよ。

また、長びく肺炎は放置せずに、医療機関を受診するようにしてください。

 

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