吐き気と眠気を伴う場合の対処法7選
睡眠不足が続いたり、疲れたりすると眠気が出てきますよね。
それと同時に、気持ち悪くて吐き気がすることはありませんか?
そこで今回は、吐き気と眠気を伴う場合の対処法として、原因別に7つご紹介していきます。
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吐き気と眠気を伴う場合の原因別対処法
睡眠不足
睡眠不足になると、眠気が出るのは当然ですよね。
では、吐き気もするのはなぜでしょう?
人間は睡眠を取ることで、身体や脳の機能を休めたり回復させたりします。
また睡眠中は、体内に溜まった毒素や老廃物を排出するための代謝機能も高まります。
そのため、睡眠不足になると、脳の機能が低下して体の各機能や代謝が悪くなり、吐き気が出るのです。
この場合はとにかく休養し、睡眠を十分に取ることが必須となります。
貧血
吐き気と眠気を生じる状態として、貧血になっていることも考えられます。
貧血とは、血液中の酸素を運搬する働きを持つ、ヘモグロビンが減少している状態です。
そのため貧血になると、細胞や臓器に十分な酸素が運ばれず、全身的に酸素不足になり、眠気や吐き気が出てきます。
対処法としては、衣服を緩めて身体を温め、安静にすることです。
また病院などの医療機関を受診し、薬を処方してもらうのが良いでしょう。
自律神経失調症
自律神経失調症とは、身体を緊張モードにする交感神経と、リラックスモードにする副交感神経からなる自律神経のバランスが乱れてしまう病気です。
自律神経のバランスが崩れてしまうと、身体の様々なところに異常をきたし、吐き気や眠気などを感じます。
自律神経失調症の一番の原因としてストレスが挙げられます。
なので、心身ともに休養することが一番の対処法になります。
軽い運動やストレッチも気分転換ができて、症状が和らぎますよ。
低気圧
台風などの低気圧が近づくと、空気中に上昇気流が発生して気圧が下がります。
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そうすると、気圧を感知して調整する、三半規管という耳の器官が敏感に働くために、めまいが起きて吐き気を生じることがあります。
また、上昇気流によって空気中の酸素がいつもよりも薄くなり、頭痛や眠気が起きます。
このような時は横になり、あまり動かないようにしましょう。
そして、ゆっくりと深呼吸をして、酸素を身体に取り込みましょう。
月経前症候群
月経前症候群とは生理前に現れる、様々な心身の不調のことを言います。
生理前には子宮を収縮させるために、プロスタグランジンという物質が増え、これが胃腸にも働きかけるため吐き気が起こります。
ですので吐き気を抑えるためには、プロスタグランジンが過剰にならないようにする必要があり、それは身体を冷やさないことです。
眠気は黄体ホルモンの分泌により起こる症状のため、仮眠を取るなどして、この時期を乗り越えましょう。
妊娠
妊娠初期症状のつわりによる吐き気や眠気の場合、対処法としては安静と水分補給が基本となります。
妊娠初期は身体の中でとてもダイナミックな変化が起きており、知らず知らずに体力を消耗して眠気が出たり、ホルモンバランスの変化から吐き気が起きたりします。
無理に起きてようとするのではなく、母子の健康のためにもゆっくりと休養することが大事です。
食事は食べられるものを食べられる時に、というのがこの時期の基本ですよ。
※参考記事:吐き気がある時の食事7選
その他の疾患
心当たりのない吐き気や眠気の場合、うつ病などの精神的な不調によることが原因かもしれません。
また、糖尿病や内臓疾患や癌などの初期症状として、吐き気や眠気が出ていることもあります。
吐き気や眠気が一向に改善されなかったり、他の症状も出ているような場合は、早めに医療機関に受診し、原因究明と治療をされたほうが良いでしょう。
吐き気や眠気は大病の前兆だったり、心や身体からの何かしらのSOSかもしれませんよ。
まとめ
以上、吐き気と眠気を伴う場合の対処法について、7つご紹介しました。
吐き気や眠気を症状とする病気や状態は、胃腸の不調だけではなく様々だということがお分かりいただけたと思います。
吐き気と眠気がある時は、まずはゆっくりと休養するのが一番ですよ。
そして、症状が改善しない場合は必ず医師に相談しましょう。
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