「吐き気があるが食べると治る」という場合の対処法7選
吐き気があると思っていても、食べ物を食べたら吐き気が治まることってありません?
吐き気があると、食欲もなくなるイメージですが、なぜそのようなことが起きるのか、今回はその原因と対処法をご説明したいと思います。
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「吐き気があるが食べると治る」という場合の原因と対処法
胃酸が多く出ている
吐き気があっても食べると治る人は、胃酸が多く出ている場合があります。
胃酸は食べ物を消化するのに大切ですが、必要以上に胃酸が多く分泌されていると、胃の中が荒れてしまい吐き気が起こり、食べると分泌されている胃酸が消化に使われるので、吐き気が治ります。
このような場合は、胃酸の分泌を抑える薬を飲むことがおすすめで、市販薬でもガスター10や漢方薬などがありますので、薬剤師に相談してみて下さいね。
胃炎
胃が炎症を起こしている場合も、吐き気があっても食べたら治る場合があります。
胃炎になると、胃酸が多く出る状態になったり、胃酸で胃の粘膜が荒れてしまうことが多く、痛みを伴うこともあります。
この場合は、胃酸の分泌を抑える薬やセルベールのような胃粘膜を守る薬、また「胃の粘膜を保護する」と言われている牛乳を飲むことをおすすめします。
また、胃炎はストレスや風邪など原因があるので、原因を取り除いてあげることも大切です。
胃潰瘍
胃潰瘍の場合も、食べたら治る吐き気が起こる場合があり、胃潰瘍はストレスや、ピロリ菌の感染などによって起こります。
ストレスが原因の胃潰瘍では、まずストレスを改善して、胃の粘膜を保護する薬を服用します。
またピロリ菌が原因の胃潰瘍では、ピロリ菌に効果のある抗生物質と、胃を保護する薬を飲んで改善します。
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十二指腸潰瘍
十二指腸潰瘍は、ピロリ菌の感染などが影響して起こり、吐き気があっても食べたら治る症状が、代表的なものに挙げられている病気です。
もしお腹が痛かったり、血を吐いたり、また黒っぽい血の混ざった便のような下血があったら、すぐに病院を受診するようにして下さい。
つわり
つわりは、「吐き気があって物が食べられない」というイメージがあるかも知れませんが、食べると吐き気が治る、いわゆる「食べづわり」ということもあります。
ちなみに私は、食べづわりのタイプだったのですが、吐き気がしても、食べたら吐き気が嘘みたいになくなってました。
この場合は、何か食べるべきですが、食べ物によっては体重増加につながりますので、カロリーの低いゼリーをおすすめします。
ストレス
ストレスは胃の調子にとても関係しているので、ストレスがあると胃が荒れてしまい、胃炎や胃潰瘍などを引き起こし、吐き気があっても食べたら治る症状が出ることもあります。
この場合は、胃が荒れている状態を治すために薬を飲むことも大切ですが、吐き気が起こるぐらいのストレス原因の対処を考えなくてはいけません。
あまり考え込まずに、のんびりできる時間を作って、少しでもストレスが軽減する工夫をしてみて下さいね。
自律神経失調症
「自律神経」とは交換神経と副交感神経のことで、自律神経のバランスが乱れると、体に不調が起こり、吐き気があっても食べたら治るような症状も出ることがあります。
自律神経失調症は特別な病気ではなく、生活リズムの変化やストレス、また妊娠中や更年期にあるホルモンバランスの変化などが原因で起こります。
この場合は生活のリズムを見直し、ゆっくりお風呂に入ったり、体を動かしたりとストレスを溜め込まない生活を心がけて下さい。
まとめ
「吐き気があるが食べると治る」という場合の原因と対処法をご紹介しましたが、「食べたら治る」と言っても吐き気が起こるぐらい胃や腸が荒れているので、できれば病院を受診することをおすすめします。
また、胃や腸が荒れている時の食事は、胃に優しく消化しやすい物を選ぶようにして下さいね。
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