鼻水が苦い原因と対処法4選
喉の奥に流れてきた鼻水が、なんだか苦いと気になりますよね・・・。
そこで今回は、鼻水が苦い原因と対処法4選について解説していきます。
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目次
鼻水が苦い原因は副鼻腔炎(蓄膿症)
鼻水が苦いと感じる場合は「副鼻腔炎」の可能性が高いです。
副鼻腔炎は「蓄膿症」とも呼ばれることが多く、風邪などのウイルス感染やアレルギー症状などが引き金となり、鼻の粘膜や副鼻腔が細菌感染し、炎症を起こしてしまう病気です。
副鼻腔炎は「風邪が長引いているだけだ」と思われ放置されがちですが、ひどくなると慢性化してしまって何度も繰り返したり、顔面に痛みが出てくるような場合もあるので注意が必要です。
副鼻腔炎には急性と慢性がありますが、3ヶ月以上症状が続いてしまう場合は「慢性副鼻腔炎」の可能性が高く、なかなか治らないこともあります・・・。
副鼻腔炎(蓄膿症)の症状
副鼻腔炎(蓄膿症)の初期症状は風邪と同じで、初めはサラサラの普通の鼻水が出るようになります。
そして、鼻の中や副鼻腔の細菌感染による炎症が悪化していくと、
- サラサラだった鼻水は膿のようなどろっとした黄緑色になる
- 鼻詰まりになる
- 鼻水が喉の奥にたれる「後鼻漏」になり、鼻水が苦く感じる
- 膿のような匂いがする
- 放置すると顔面や鼻の周りなどに痛みが出る
- 悪化すると頭痛がすることもある
などの症状が出てきます。
鼻水が苦い場合の対処法
鼻水が苦い原因は副鼻腔炎(蓄膿症)なので、副鼻腔炎を改善していくのですが、副鼻腔炎は自分で対処して治せるものと、自分では治せないものがあります。
そこで次にそれらを踏まえて、鼻水が苦い場合の対処法について解説していきます。
こまめに鼻をかみ、鼻づまり対策をする
喉に流れてきた鼻水が苦いと感じ、副鼻腔炎になってしまった場合、こまめに鼻をかむように心がけてください。
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勢いよく鼻をかんでしまうと、細菌が耳に入ってしまい中耳炎になってしまうことがあるので、ゆっくり鼻をかむように心がけましょう。
あまり副鼻腔炎の炎症や症状が重くない場合は、これで対処することができますよ。
また、蒸しタオルで鼻を温めたり、加湿器を使ったりすることも効果的です。
鼻うがいをする
副鼻腔炎がそこまで重症化していないが、喉に流れてきた鼻水が苦いという場合は、鼻うがいをすることで、症状を緩和したり悪化の予防をすることができます。
副鼻腔炎は鼻の粘膜が細菌感染により炎症を起こしてしまっている状態なので、鼻うがいをして清潔に保つことが重要なのです。
ちなみに鼻うがいの方法は下記の通りです。
- 洗面器に2リットルのぬるま湯と大さじ1杯の食塩を入れて、生理食塩水を作る
- 洗面器に顔を近づけて、指で片方の鼻の穴を押さえ、もう片方の鼻から生理食塩水を吸い込んで出す
- これを両方3~5回程度繰り返してください。
バランスの良い食事と睡眠
鼻水が苦くて副鼻腔炎になってしまった場合は、バランスの良い食事を摂り、体力をつけておくことも大切です。
体力がなく体の抵抗力も落ちてしまっている場合、症状がさらに悪化して、顔面痛や頭痛を引き起こしてしまう場合がありますので、注意しましょう。
またしっかり睡眠を取り、睡眠不足にならないようにも気をつけてください。
耳鼻科を受診
鼻水が苦いと感じるだけでなく、膿性の鼻水がひどかったり、顔面痛があったりなど、なかなか治る気配がない場合は、耳鼻科を受診するようにしましょう。
何度も繰り返すような慢性化した副鼻腔炎や悪化した副鼻腔炎は、自分で治すことはなかなか難しいです。
なので、耳鼻科で薬を処方してもらったり鼻洗浄をしてもらったりして、しっかり治療するようにしてください。
まとめ
副鼻腔炎は、悪化すると手術が必要になる場合もある病気です。
ただの鼻水だと放置しておくと、なかなか治らず悪化してしまいがちなので、鼻水が苦いと感じたら、できるだけ早めに対処するようにしましょう。
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