鼻水が透明の場合の症状と対処法3選
鼻水には様々な種類がありますが、その特徴をよく確認することで、病気の特定が可能となります。
そこで今回は、鼻水が透明の場合の症状と対処法3選をご紹介していきます。
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目次
鼻水が透明の場合の症状と対処法
急性鼻炎の初期症状
症状
こちらは別名「鼻かぜ」といわれるものです。
風邪の初期症状によく見られるのですが、鼻の粘膜に風邪のウイルスが付着すると、粘液を出してウイルスを洗い流そうとします。
この粘液こそが透明な鼻水の正体ですね。
この鼻水でも洗い流すことが出来なかったウイルスは、体内に侵入します。
すると鼻水はネバネバとした粘性のある黄色い鼻水へと変化、さらに、この鼻水が鼻の奥に詰まり、いずれは炎症を起こし、本格的な風邪へと移行していきます。
対処法
対処法としては、「水を口に含む」という方法があります。
具体的には、口にスプーン一杯くらいの少量の水を含み、飲み込まずにしばらく静かにします。
その後、その水を吐き出すだけです。
口に水を含んだまましばらくいると、鼻水が自然と口の方へ流れるため、口からウイルスを吐き出すことが出来ます。
吐き出した後は、しっかりとうがいをしておきましょうね。
アレルギー性鼻炎
症状
アレルゲンに反応して起こる鼻水の可能性もあります。
風邪のウイルスと同様に、アレルゲンも鼻の粘膜に付着します。
するとアレルゲンを排除を目的として、透明の鼻水が出てくるのです。
鼻水が出てくる原因は、風邪の初期症状とまったく同じ原理ですね。
しかしアレルギー性鼻炎は様々な種類があり、一年を通して症状が現れる場合は「通年性アレルギー性鼻炎」、それに対して、特定の季節にのみ現れる場合は「季節性アレルギー性鼻炎」と2種に分類されます。
そして具体的には、ハウスダストやペットなどは通年性アレルギー性鼻炎、花粉症や黄砂などは季節性アレルギー性鼻炎となります。
症状はいずれも透明でサラサラの鼻水が出てくるのですが、発症する時期や場所などが特定しやすいのは比較的、季節性アレルギー性鼻炎であると言えるでしょう。
アレルギー性鼻炎の場合、アレルゲンの特定がもっとも重要ですので、特定の条件下で必ず透明の鼻水が出るという場合には、まず耳鼻科への相談が必要です。
アレルゲンの検査と症状の度合いを明確にし、対処していきましょう。
対処法
アレルギー性鼻炎の場合は、鼻水の原因となるものが何か特定できますので、アレルゲンを避けることで鼻水を防ぐことができます。
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必須アイテムはマスクです。
鼻と口をしっかりと覆えるものを選びましょう。
大きすぎても隙間からアレルゲンが侵入しますし、小さすぎてもしっかりと覆うことが出来ないと効果を発揮出来ないので、自分の顔のサイズにあったマスクを選ぶことが肝心です。
そして、アレルゲンの根本的排除を行いましょう。
ハウスダストなど通年性アレルギー性鼻炎の場合は、掃除と換気、そしてこまめな手洗いうがいです。
花粉などの季節性アレルギー性鼻炎の場合は、外出先からの帰宅時には洋服に付着している花粉等のアレルゲンをよく払い落とし、部屋の中まで持ち込まないこと、そして丁寧な手洗いうがいです。
アレルギー性鼻炎は、残念ながら、現在の医療では完治できません。
ですので、症状が軽度の場合は自己対策でも対応可能ですが、重度の場合は薬物療法や手術など、医療機関での緩和治療を行うことになります。
生活環境やリズム、症状の重さには個人差がありますので、個人で対応しきれない場合は我慢せず、医療機関へ受診しましょうね。
寒冷アレルギー
症状
名称にアレルギーついていますが、こちらはアレルゲンによるものではありません。
急激な温度の変化に身体がついていけず、透明な鼻水が出てしまうのです。
寒冷アレルギーの特徴は、
- 透明の鼻水
- 目の充血や炎症がない
この2点です。
また寒冷アレルギーは、一般的に女性の方が発症しやすいと言われています。
その理由としては、筋肉量の少なさが挙げられます。
筋肉量が多い人は自己発熱量も多くなりますので、寒さや冷えに強く、寒暖差を感じにくくなります。
対して筋肉量の少ない人は、自己発熱量も少ないので、寒暖差に対応できず、自律神経に異常を起こしてしまうのです。
対処法
この症状は、身体の冷えが一番の原因となりますので、身体全体をいち早く温めることが重要です
具体的には、足と内臓を温めます。
足は靴下や湯タンポ、足湯など、内蔵についてはカフェインの入っていない飲み物、すなわち白湯や麦茶、ほうじ茶がおすすめです。
全身の血行を良くすることで、冷えにくくなりますよ。
また寒い季節には、腹巻きや腰にカイロを貼ることで内蔵が常に温められ、冷えにくい身体になりますので、ぜひお試しください。
まとめ
以上、鼻水が透明の場合の症状と対処法3選について、ご紹介しました。
どの症状も、発症時期や期間をコントロールすることはできないので、早めの対策を心がけ、上手に付き合っていきたいですね。
また、鼻水がサラサラで止まらない場合については、下記記事を参考にしてみてください。
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