破傷風の初期症状と対処法3選
感染すると、死に至る場合もある、破傷風という感染症をご存知ですか?
破傷風は怪我した時などに、土の中に生息する破傷風菌が傷口から体の中に入り込むことで、神経などに障害を起こす病気です。
今回は、そんな破傷風の初期症状と対処法3選をご紹介します。
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破傷風の初期症状
口が開けにくい
口が開けにくくなるのは、破傷風の代表的な初期症状です。
これは、破傷風菌がアゴの筋肉を硬直させ、歯を食いしばった状態にするため、口が開けにくいといった症状が出てくるのです。
また、歯を食いしばった状態になってしまい、寝ている時に、歯ぎしりをする場合もあります。
怪我をしてから、口が開かなくなったり、歯ぎしりがひどいという場合には、破傷風の疑いがあるため、医療機関を受診するようにしましょう。
筋肉がこわばる
筋肉がこわばるといった症状も、破傷風の初期症状です。
破傷風に感染して、破傷風菌が神経に影響を及ぼすと、筋肉がこわばるといった症状が出てきます。
また筋肉がこわばることで、体を動かしにくかったり、肩こりになることがありますが、これは日常生活を送っていて、いつでもなりえる症状なので、その初期症状に気がつかないことがほとんどです。
なので怪我をしてから、筋肉がこわばるような異変・違和感をを感じた時は、すぐに医療機関を受診するようにしてくださいね
寝汗をかく
寝汗も破傷風の初期症状です。
破傷風菌が神経に影響を及すことで、寝ている間に大量の汗が出てくることがあります。
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なので、怪我をしてから寝汗を異常にかくようになったという場合には、破傷風の可能性を疑い、他の症状がないか、気をつけてみてくださいね。
破傷風の対処法
破傷風の初期症状についてご紹介しましたが、その初期症状のほとんどが、日常生活の中でも起こり得る症状のため、感染したことに気づくのは難しいですよね。
怪我をしないことが一番ですが、それは不可能なため、破傷風をよく理解し、その対処法などを知っておくことが大事ですね。
それでは次に、破傷風の対処法をご紹介します。
予防接種
破傷風の予防には、予防接種が一番効果的です。
現在は、三種混合や四種混合の予防接種を受けることで、破傷風を予防することができますが、その効果は10年ほどといわれています。
例えば、小学高学年の頃に最後の予防接種を受けた場合、その効果は、どんどん薄れていき、20代前半の頃には、なくなってしまいます。
そのため、破傷風に感染する人の多くは、30代から40代といった大人なのです。
なので、登山やアウトドア、またスポーツをよくする人は、破傷風の感染には気をつけ、予防接種を受けるようにしましょう。
消毒する
怪我をした場合は、傷口をよく洗って消毒することで、破傷風菌が体内に入るのを防ぐことができます。
しかし侵入してしまった菌は、消毒液で死ぬことはないため、抗菌剤などを使って菌を殺す必要があります。
なのでもし怪我をして、破傷風の初期症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診してくださいね。
怪我に注意する
破傷風菌は、傷口から体内に入ってくるので、日常生活で怪我をして傷口を作らないことが、破傷風菌を体内に入れない一番の対処法です。
もちろん、怪我のない生活なんてありえませんが、怪我には十分注意するようにしましょう。
まとめ
以上、破傷風の初期症状と対処法についてご紹介しました。
破傷風は、感染してしまうと最悪死に至ることもあるような、大変恐ろしい病気です。
ぜひ今回の記事を参考に、対処していきましょうね。
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