扁桃炎で抗生物質が効かない場合の対処法4選
扁桃炎になり、抗生物質を処方してもらったのになかなかよくならず、食べ物を食べたり飲み物を飲むのも痛い状況が続くとつらいですよね・・・。
そこで今回は、扁桃炎で抗生物質が効かない場合の対処法4選について解説していきます。
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目次
扁桃炎とは?
扁桃炎とは、「扁桃腺」という舌の付け根の両側にあるコブのようなところが炎症を起こしてしまう病気です。
ちなみに扁桃腺は、ウイルスや細菌が口から体内に侵入することを防ぐ役割があります。
そして扁桃炎を発症する原因となるのは、
- 肺炎球菌
- 黄色ブドウ球菌
これらなどのよくある細菌なので、普段は悪さをしないのですが、
- かなり疲れている
- ストレスを抱えている
- 風邪などの病気にかかる
このような原因から免疫力や抵抗力が落ちてしまった場合には、扁桃腺で細菌やウイルスが増殖して炎症を起こし、扁桃炎になってしまいます。
扁桃炎の症状
扁桃炎の初期症状は風邪の症状に似ていて、喉に違和感や痛みがあり、赤く腫れます。
しかし症状が悪化すると、喉の痛みがさらに激しくなり、食べ物や飲み物はもちろん、唾さえも飲み込むことが困難なほど痛みます。
さらに、
- 38~40度の高熱が出て悪寒がする
- 倦怠感があり関節痛がある
- 扁桃腺に膿がところどころつく
- 頸部のリンパ節が腫れる
- 頭痛がある
このような症状が出ることもあります。
抗生物質が効かない場合の対処法
扁桃炎は多くの場合、抗生物質を処方してもらい安静にしていれば、1週間~10日間ほどでよくなりますが、抗生物質が効かずになかなか治らないという場合もあります。
そこで、その場合の対処法を次にご紹介していきます。
抗生物質を変更してもらう
抗生物質には様々な種類があり、症状などに合わせて処方されます。
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しかし適切な処方であっても、処方された抗生物質では効果がない場合や、抗生物質よりも扁桃炎の細菌の方が強力な場合などは、なかなか抗生物質が効かないこともあります。
なので、抗生物質を飲んでいてもなかなか扁桃炎が治らない場合は、改めて病院を受診し、抗生物質の種類を変更してもらうか、抗生物質を点滴してもらうようにしましょう。
ウイルス感染が原因の場合は対症療法
抗生物質を点滴しても扁桃炎がよくならない場合、ウイルス感染が原因かもしれません。
扁桃炎の原因は採血をすることで判明しますが、原因がウイルスの場合は抗生物質は効かないので、対症療法を行います。
ちなみに「対症療法」とは、根本的な治療ではなく、とりあえず症状を抑えるという形の治療です。
ウイルス感染が原因の扁桃炎は、悪化すると肝機能障害を起こす場合もありますので、医師の指示に従い、できるだけ安静に過ごすようにしましょう。
切開排膿してもらう
扁桃腺に膿が溜まってしまっていると、抗生物質がなかなか効かないことがあります。
その場合は耳鼻科を受診し、切開して膿を出してもらわなければなりません。
針を刺して膿があるのかを確かめ、膿が出るようなら切開して排膿し、その後2日間ほど抗生物質を点滴します。
慢性化している場合は手術
扁桃炎を繰り返していて慢性扁桃炎になっている場合、抗生物質が効きにくい体質になっていることがあります。
その状態ですと、薬では治らなかったり、治療がかなり長引くことがあります。
なので、何度も扁桃炎を繰り返していて抗生物質がなかなか効かないときは、早めに医師に相談しましょう。
慢性扁桃炎になっていて抗生物質が効かない場合は、手術になることがありますが、その場合は手術で扁桃を切除してしまうので、再発することはなくなります。
まとめ
抗生物質を服用すれば、扁桃炎のつらい症状から解放されると思いきや、なかなか治らないという時はすごく不安になりますよね・・・。
しかし、抗生物質は必ずしも効くとは限らないのです。
なので、抗生物質を3~4日間ほど服用しても症状が少しも良くならないという時は、医師に相談するようにしましょう。
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