へそのしこりの原因と対処法5選
身体のどの部分にしこりができても、不安になる人は多いですが、へそのしこりの場合、何か心配はあるのでしょうか?
そして、へそにしこりができる原因って何なのでしょう?
そこで今回は、へそのしこりの原因と対処法5選についてご説明していきます。
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目次
へそのしこりの原因
脂肪腫
へそのしこりの原因として多いのが、脂肪腫という良性の腫瘍です。
背中やおしり、太ももにできることが多いですが、お腹にもできることが多く、へその付近にもできます。
徐々に大きくなっていき、痛みはほとんどありませんが、発生した場所によっては痛みを感じることもあるでしょう。
触ると柔らかく、動くような感覚を感じることもあります。
対処法
へそに脂肪腫ができた場合、それほど大きくない場合は経過観察で済むこともありますが、一般的な治療法は手術で取ることです。
良性のしこりと言えども、刺激をしすぎると皮膚にもよくありませんので、気になる場合でもなるべく触らないようにしてくださいね。
身体の歪み・ストレス・冷え
身体の歪みにより、へそにしこりができる場合もあるようです。
へそのすぐ下の位置には、腹部大動静脈の分岐点があり、身体の歪みにより血流が悪くなると、硬くなりやすい箇所と言われています。
身体の歪みだけでなく、ストレスや冷えなどからも血流が悪くなり、へその下が硬いしこりのようなものになる症状は表れます。
対処法
身体の歪みやストレス、冷えは、日頃の生活を変えることで気をつけることはできます。
具体的には、姿勢を良くすることを心がけ、ストレスが溜まらないようにリフレッシュする時間を設けましょう。
冷えには生姜などの身体が温まりやすい食材を多く摂る様にして、寝る前などは軽くストレッチすることも効果的です。
粉瘤(ふんりゅう)
粉瘤は皮膚の下の組織に老廃物や角質が溜まることで、しこりができる疾患です。
へそだけでなく、顔や背中など、身体全体に表れる可能性があります。
触るとやや硬い手触りなので、すぐ気がつく人が多いです。
粉瘤は良性のしこりで、通常痛みはありませんが、真ん中に穴が開いているので、そこから細菌が侵入してしまうと腫れてしまうと、炎症により痛むことがあります。
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対処法
粉瘤に細菌が入ってしまうと、腫れてしまう危険もありますので、なるべく刺激をしないよう、へそに硬いしこりが見つかったら病院へ行きましょう。
良性のしこりなので、経過観察がほとんどですが、腫れてしまった場合は薬が処方され、ひどい場合は切開排膿で膿を取る治療が行われます。
※粉瘤については、下記に詳しくまとめています。
ガス
へその内側の臓器に、ガスが溜まってしこりを感じることもあります。
特にへその右上辺りは、ガスが溜まりやすい箇所と言われています。
対処法
ガスが原因でへそにしこりを感じる場合は、特に心配は入りません。
ガスの場合は自然と体外に排出されますので、身体を軽く動かしたりして、排出を促しましょう。
ただし、いつまでもしこりがなくならない場合は、他の原因が考えられますので、病院へ行きましょうね。
ガン
ガンのしこりの場合、へその表面に表れるのではなく、内側にしこりができます。
へその内側には、がありますので、大腸にできるガンは、へそにしこりを感じることもあります。
また腸のガンの場合は、しこり以外にも
- 体重減少
- 倦怠感
- 便秘
- 血便
などの症状も出てきますので、これらの症状が気になった場合には、注意してくださいね。
対処法
へそにしこりを感じた場合で、他にも倦怠感や便秘や血便などの症状が重なる場合、直ちに病院で診察を受けましょう。
がんは早期治療がとても大事です。
臓器の異常はへその周りに表れる?
へそは身体の中心にあり、「内臓の異常があるとへその周りにしこりが表れる」とよく言われているようです。
科学的な根拠はまだないようですが、身体の歪みや緊張が伝わりやすい位置にへそはありますので、昔から「へそにしこりができると、悪い病気の可能性がある」と言われていました。
今までお話してきた、へそのしこりの原因をふまえると、あながち間違いでもなさそうですよね。
まとめ
へそにしこりが表れる原因は様々ですが、内臓など原因が身体の内側にあることも多いです。
へそやへそ周りのしこりが気になったら、他にも身体の様子に変化はないか、気をつけてみてくださいね。
また、その他「へそ」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますのでチェックしてみてくださいね。
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