へその膿の原因2つと防止法4選
「えっ、おへそから膿が?」
初めてこのような経験をしたら、驚いてしまいますよね・・・。
そして「何か怖い病気なのかな」と、心配になる人もいるでしょう。
そこで今回は、へその膿の原因と防止法4選についてご説明していきます。
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目次
へその膿の原因
尿膜管遺残症(にょうまくかんいざんしょう)
難しい病名ですが、フィギュアスケーターの羽生結弦選手がかかったことでも有名です。
尿膜管遺残症とは、本来なら生まれて大人になるうちになくなってしまう尿膜管が、なんらかの理由で残っていることがあり、そこが炎症を起こすとへそから膿が出たり、激しい痛みを感じることのある症状です。
尿膜管が残っていても、全く症状が出ない人もいます。
対処法
尿膜管遺残症は、一度炎症を起こすと再発の可能性が高いため、手術で取り除くことがほとんどです。
中には抗生物質などの点滴で症状が治まるのを待ち、様子を見る場合もありますが、いつ再度炎症を起こすか分からないので、手術をすすめる病院の方が多いでしょう。
尿膜管を取り除いてしまえば、尿膜管遺残症でのへその膿は出ることはありません。
臍炎(さいえん)
へそに傷が付き、そこに細菌が入ることで感染を起こすことを臍炎と言います。
へその周りが赤く腫れたり、痛みや痒みを感じたり、膿が出るなどの症状があります。
生まれたての赤ちゃんは、へその緒を切ったばかりで細菌が入りやすく臍炎になりやすいため、お母さんは毎日、赤ちゃんのおへそが乾く間数ヶ月間、消毒をしていますよね。
対処法
へそから膿が出るほど臍炎が悪化してしまったら、早めに皮膚科を受診してください。
へその消毒と抗生剤を処方されますので、だいたいの場合症状は落ち着くでしょう。
へその膿の原因は、ここまでお話しした「尿膜管遺残症」「臍炎」がほとんどだと言われています。
尿膜管遺残症は、もともとある尿膜管の有無の問題もあるので、防ぐことは難しいかもしれませんが、臍炎は臍に多くの刺激を与えなければ、防ぐことができます。
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へその膿が出ることを防止するためには?
へそから膿が出ることを防ぐには、へそを傷付けることなく、清潔に保つことが大切になってきます。
私は小さな頃から祖母や母親に「おへそをいじるとお腹を壊すよ!」などど言われていたので、へそをいじることに抵抗のある世代です。
しかし、へそを放ったらかしにし過ぎても、へそに垢やゴミが溜まって固い臍石(さいせき)になる場合もあり、取り除くときにへそを傷つけ、化膿して膿が出るケースも多くあります。
へその膿を防止するには、へそをいじり過ぎて傷付けてもいけませんし、放置しすぎて垢が溜まることもさけなくてはいけません。
それでは次に、ほどよいお手入れ方法について、ご説明していきます。
へその膿の防止法
入浴時は泡で優しく洗う
毎日に入浴時、なるべく湯船にお湯をためて浸かり、お腹を温めながらへその垢も取りやすいように、ふやかせることが大切です。
その後に、石けんの泡で優しく包み込むように、ふわふわとへそを撫でるように洗いましょう。
泡は細かいので、指をへその奥まで入れずに、垢を取り除くことができます。
綿棒にオイルを塗ってへその掃除
へその形状によっては、入浴時だけでは垢が残ってしまう場合もあります。
なので週に1回ほど、綿棒の先にオリーブオイルなどを塗って、へそを掃除することも効果的です。
オイルを塗ることで、へそに傷が付くことを防げますので、優しく綺麗に掃除ができます。
へそを傷つけてしまった場合
どんなに気をつけていても、うっかりへそを傷つけてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は、お風呂上がりにへその消毒をしましょう。
へそはデリケートなので、少しの傷でも炎症につながり、膿が発生することが多いです。
清潔に保ちながら傷が治ることを待てば、化膿せず完治させることができます。
まとめ
へそから膿が出るなんて、においも気になりますし、できれば避けたいですよね。
※へそのにおいに関しては、下記記事を参考にしてみてください。
尿膜管遺残症の場合は、防ぐことが難しいかもしれませんが、へそに傷を付けないよう気をつければ、炎症の発生を防げますので、膿が出ることはありません。
へそは「ほどよくケアして清潔に」を意識してくださいね。
また、その他「へそ」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますのでチェックしてみてください。
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