疲労骨折の様々な症状5つ
強く打ったわけでもないのに、自然と骨にひびが入ってしまい、さらに痛みも辛い疲労骨折は、誰でもなる可能性のある怪我と言えます。
そこで今回は、疲労骨折の様々な症状5つについて、ご説明していきます。
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目次
疲労骨折とは?
疲労骨折とは、繰り返し同じ箇所の曲げ伸ばしをしたり、同じ箇所に負荷がかかることで、生じる骨のひびや骨折のことを言います。
一般的な骨折は、外部からの強い衝撃が原因で起こるのに対し、疲労骨折は、「針金を同じ部分で繰り返す曲げ伸ばすと切れてしまう現象」と同じ原理で起こります。
知らないうちに骨にひびが入ってしまうなんて、怖い怪我ですよね・・・。
疲労骨折の初期症状
疲労骨折には、早期治療がとても大切です。
そのためにも、よくある初期症状を挙げていきますね。
患部が腫れる
疲労骨折は、少しずつ欠損していく骨の周りが、徐々に腫れていくという症状が見られます。
普通の骨折のような内出血になることは少ないですが、患部が腫れることは多いので、その場合は疲労骨折の初期症状を疑ってください。
押すと痛い
疲労骨折の場合、常に患部が痛いことは少なく、押すと痛い程度の症状がよくあります。
動かす時だけ痛い
何もしていない時は痛くなくても、運動などをして動かした時だけ痛いことは、疲労骨折の代表的な初期症状です。
安静時に痛くないからと安心してしまう人が多く、放置すると悪化に繋がります。
なんとなく違和感を感じる
痛くはないけれど、患部を動かす時になんとなく違和感を感じる場合も要注意です。
違和感から徐々に痛みが表れ、そして腫れなどに繋がってきますので、違和感を感じたら少し休んでみたり、患部の様子を見てみましょう。
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疲労骨折が悪化した場合の症状
疲労骨折の初期症状は、なかなか骨折と気がつかない程度のものが多いため、放っておくと悪化する一方です。
疲労骨折が悪化すると、患部の腫れも酷くなり、特に足が疲労骨折した場合は歩けなくなるほどの痛みを感じます。
他の部分も同様に、日常動作に支障が出るほど、痛みが増すでしょう。
疲労骨折になりやすい部分
疲労骨折になりやすい部分は、
- すね
- 足首
- くるぶし
- 手首
- 肋骨
- 腰
など様々です。
毎日サッカーしている人は足首やすね、テニスをしている人は手首など、動かすことの多い部分が疲労骨折になりやすいと言えるでしょう。
また、運動をしていない場合でも疲労骨折になる可能性はあります。
私の妹は、気管支炎になった時にひどい咳が数ヶ月続いた結果、肋骨にひびを疲労骨折してしまったことがあります。
疲労骨折になりやすい年齢
疲労骨折は、大人になってからでもしやすい怪我ですが、成長する時期である中学生、高校生は骨がやわらかく、特に疲労骨折になりやすい状態です。
疲労骨折は成長期に多い怪我とも言えますね。
部活などで、無理のある練習量をこなしたり、限られた部分に負荷をかけ過ぎると、疲労骨折の危険がありますので、運動後にはマッサージやストレッチをするように心がけてくださいね。
疲労骨折になってから完治まで
疲労骨折になると、最低でも4週間は運動を控えなくてはなりません。
足の疲労骨折は特に、症状によっては、数ヶ月も運動禁止になることもあります。
※疲労骨折の治療については、下記の記事も参考にしてみてください。
まとめ
スポーツなど、身体を動かしていると、ケガはつきものです。
どんなに気をつけていても、疲労骨折になる可能性は誰にでもありますので、初期症状のうちに食い止め、早めの完治を目指しましょうね。
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