ヒトメタニューモウイルスの潜伏期間
ヒトメタニューモウイルスは、風邪と同じような症状が出るウイルスですが、高熱が続いたり咳が続いたりと、なかなかしぶといウイルスです。
そんなヒトメタニューモウイルスの潜伏期間はどの程度なのでしょうか?
解説していきます。
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目次
ヒトメタニューモウイルスって何?
ヒトメタニューモウイルスと聞いてもピンとこない人は多いかもしれません。
ヒトメタニューモウイルスは、風邪と同じ症状で強いと有名なRSウイルスともよく似ていて、冬~春にかけて流行します。
主に保育園などに通う小さな子供が感染することが多く、高熱が続き、咳や鼻水も続くため、苦しむ子供は多いです。
「普段の風邪よりも症状が重いかも?」と、感じる時は、ヒトメタニューモウイルスに感染している可能性がありますので注意してください。
ヒトメタニューモウイルスの潜伏期間
ウイルス感染症と聞くと、気になるのは「潜伏期間」ですよね。
ウイルスの潜伏期間によって、保育園や学校を休む期間を気にするお母さんも多いでしょう。
ヒトメタニューモウイルスの潜伏期間はだいたい、4~6日です。
発熱も合わせて4~6日続くことが多く、咳は1週間ほど、鼻水はそれ以上長引く場合があります。
私の息子もヒトメタニューモウイルスに感染したことがありますが、鼻水が止まるまでは随分時間がかかりました・・・。
潜伏期間中に気をつけることは?
ヒトメタニューモウイルスの潜伏期間中は、他の人への感染予防のため、保育園や学校は休ませましょう。
本人も咳などで辛いですし、周りの子供に感染の危険があります。
また看病をする人にも感染しないよう、手洗い・うがいの徹底やアルコール消毒などはこまめに行うとよいでしょう。
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ヒトメタニューモウイルスの感染経路は主に飛沫感染で、くしゃみや咳、つばなどから感染します。
なので、タオルやコップを兼用することは避けてください。
保育園ではすぐウイルスが広がる
ヒトメタニューモウイルスは目に見えないため、ヒトメタニューモウイルスに感染した子供がおもちゃを触り、そのおもちゃを他の子供が舐めて・・・と、保育園であっという間にウイルスが広がってしまいます。
集団生活でのウイルス感染については、予防の意識を高めておくことが大切になってきます。
一度感染すれば免疫がつく?
ヒトメタニューモウイルスは、一度感染したからと言って免疫がつくことはありません。
「今年1回ヒトメタニューモウイルスに感染したから大丈夫だろう」というのは間違いなので、一度感染してからも予防は続けていきましょう。
ヒトメタニューモウイルスの免疫は、感染を繰り返すうちに徐々にできてくる仕組みになっています。
ウイルスの排泄期間
先ほどヒトメタニューモウイルスの潜伏期間は4~6日とお話しましたが、4~6日経てばウイルスが完全になくなるとは限りません。
ウイルスには排泄期間というものもあり、排泄物にウイルスが混ざる期間は、2週間ほど続きます。
なので発熱や咳などの症状が治まっても、まだウイルスが体内にいることがほとんどですので、しばらくの間は感染予防に努めてください。
ヒトメタニューモウイルスの検査
最近では、ヒトメタニューモウイルスの検査をしてくれる小児科も増えてきました。
しかしほとんどの症状が風邪と同じなので、検査はせずに、症状を抑える薬の処方だけで済ませる病院も多いです。
気になる場合は、病院で自ら検査をお願いするようにしましょう。
まとめ
以上、ヒトメタニューモウイルスの潜伏期間について解説しました。
感染力の強いヒトメタニューモウイルスは、潜伏期間は4~6日ですが、排泄期間も合わせると2週間ほどになります。
ウイルス感染予防を習慣づけることが大切ですね。
また、その他ヒトメタニューモウイルスの様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめています。
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