日焼けでだるい状態になる原因3つと対処法4選
夏になると、海水浴や外でスポーツを楽しんだりすることも増えますよね。
そして夏に外で過ごすとなると、気になるのは日焼けです。
日焼けをすると皮膚がヒリヒリ痛くなるだけではなく、体がだるくなってしまうこともあります。
そこで今回は、日焼けでだるい状態になる原因3つと対処法4選について解説していきます。
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目次
日焼けでだるい状態になる原因
紫外線
日光には、紫外線という太陽光線の1つがあります。
そして日光により日焼けをしてしまうと、紫外線の影響で体がだるくなってしまうのです。
具体的には、紫外線を浴びると、体は肌を守るために「メラニン細胞」という細胞を作ります。
そして体はメラニン細胞を作る際に、「活性酸素」という物質を作り出します。
活性酸素は、体内に進入してきた悪いものなどを取り除く働きがあるので、体に必要なものなのですが、酸化力が強いため、増えすぎてしまうと健康な細胞まで酸化させ、ダメージを与えてしまいます。
そして紫外線を浴びることにより、活性酸素が大量に作られてしまうと、体は増えすぎた活性酸素を抑えようと、体内のビタミンCなど抗酸化作用のあるものを大量に使い、活性酸素を除去しようとします。
ビタミンCは疲労を回復するために必要な栄養素であるため、ビタミンCが失われてしまうと体に疲れが溜まり、だるくなってしまうというわけなのです。
皮膚がやけどし炎症を起こす
日焼けで皮膚がヒリヒリするのは、急激に強い日光を浴びてしまうことにより、皮膚の表面にある組織がやけどをして、炎症を起こしてしまっている状態であるからです。
このやけどによる炎症を抑え回復するためには、かなりの体力を使うことになるため、日焼けをするとだるい状態になってしまうのです。
栄養不足と老廃物の蓄積
日焼けをすると、皮膚がやけどをしている状態になってしまうため、皮膚から水分が蒸発してしまい、体が水分不足になります。
こまめに水分を摂取していても、日焼けをしてやけど状態であれば、すぐに体が水分不足になってしまうのです。
そして体が水分不足になってしまうと、血液中の水分も減ってしまうため、血がドロドロになって血流が悪くなり、老廃物を排出しにくくなって、体の中に溜まってしまいます。
そして、体内に溜まった老廃物は血管などを圧迫してしまうので、必要な栄養素を体に取り入れることが難しくなり、栄養不足になってしまいます。
この栄養不足と老廃物の蓄積も、日焼けでだるくなる原因となります。
日焼けしてだるい状態になった時の対処法
冷やして保湿し、炎症を抑える
日焼けは、肌がやけどして炎症を起こしている状態です。
そして肌の炎症は体がだるくなる原因ですので、少しでも炎症を抑えるために、まずは冷やすようにしましょう。
ヒリヒリして炎症を起こしている部分に冷たいシャワーをあてたり、濡らした冷たいタオルなどをあてて冷やします。
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ただし、体を冷やしすぎると全身の血流が悪くなり、さらに体がだるくなってしまう可能性があるので、水風呂などで全身を冷やしすぎたりすることは避けてください。
冷やした後は、低刺激の化粧水などをたっぷりつけて保湿しましょう。
亜鉛やクエン酸などを摂取する
日焼けでだるい状態を回復させるためには、亜鉛やクエン酸などの栄養素を摂取することも効果的です。
亜鉛は血流を良くする効果があるため、日焼けによる水分不足で血流が悪くなってしまうことにより、溜まってしまった老廃物を流しやすくして、体のだるさを回復してくれます。
またクエン酸は、「乳酸」という疲労の原因となる物質をエネルギーに変えてくれる効果があります。
そして、亜鉛と同じように新陳代謝を高める効果もあるので、日焼けにより傷ついてしまった細胞を回復させる効果もあります。
ただし亜鉛やクエン酸は、食事からの摂取はなかなか難しい場合もありますので、亜鉛やクエン酸のサプリメントを利用するのもオススメです。
睡眠をしっかり取る
日焼けでだるい状態を回復するためには、睡眠をしっかり取ることも大切です。
睡眠をしっかり取って体を休ませることで、体の細胞を生まれ変わらせるために大切な新陳代謝がよくなりますので、日焼けで疲れが溜まり、だるくなった体を回復してくれます。
水分補給をしっかり行う
日焼けすると、日光や紫外線の熱により体から水分が奪われます。
また、日焼けにより肌がやけど状態になっている際も、肌から水分は奪われていきます。
そして体の水分が不足してしまうと、老廃物がなかなか排出できず、だるさもなかなか回復しません。
なので、日焼けでだるい状態の場合は特に、水分補給をしっかり行うことを心がけましょう。
まとめ
日焼けは意外と軽視されがちですが、重症の場合は皮膚がヒリヒリするだけでなく、ただれたり、水ぶくれができたりしてしまうことがあります。
その場合、体のだるさも酷くなってしまいますので、できるだけ早く病院を受診し、治療するようにしてくださいね。
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