膝の皿にひび、もしくは割れる場合の対処法5選
膝のお皿をぶつけて強打・・・。
湿布を貼っているけど腫れも痛みもひかないという場合、もしかするとそれは、打撲じゃなく骨折かもしれません。
そこで今回は、膝の皿にひび、もしくは割れる場合の対処法5選についてご説明していきます。
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目次
膝の皿にひび、もしくは割れる場合の対処法
打撲・骨折のどちらなのかを明確にする
膝の皿部分は皮膚が薄いので、打撲の後ひどく腫れたりすると、骨に損傷があっても気づかないことがあります。
ですが、打撲と診断された後も、
- 痛みが引かずむしろ増していく
- 膝の曲げ伸ばしが出来ない
などの症状がある場合は、骨折が疑われます。
ちなみに骨折した時には、単なる打撲や靭帯の損傷等とは、痛みの質がかなり違います。
表現が難しいのですが、文字通り「骨身にこたえる」痛さなのです。
じっと動かずにいても、患部の痛みが気になり、作業に集中できないレベルの痛さですね。
なので骨折未経験の方で、「今までの怪我とは何かが違う」と感じた方は、その直感を信じた方がいいです。
骨に損傷が疑われる場合は、膝をまっすぐにして添え木で固定し、動かさないようにして病院へ行きましょう。
打撲の診断を貰った病院へ行きづらければ、別の病院で看てもらうようにしてくださいね。
膝の皿にひびが入っていた場合
骨折とは「骨の連続性が断たれた状態」を指し、医学的にはひびも骨折と同じです。
そして膝の皿にひびが入った場合は、ひびの方向によって処置が異なります。
膝の皿は筋肉や靭帯によって上下に引っ張られていますが、もし縦にひびが入った場合は、膝を曲げたり伸ばしたりしても、ひびそのものがずれる・離れる心配はありません。
ひびの面同士がくっついていれば自然と元に戻りますので、手術の必要はないということになります。
膝の皿が不必要に動かないよう、固定はしますが、ギプスで固めることはありません。
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一方、横にひびが入ると、筋肉や靭帯に上下に引っ張られたときにひびが開く・ずれるといった現象が起こってしまいます。
この場合は、そのままだと骨がくっつかないので、膝を切開して固定手術が必要になります。
膝の皿が割れてしまった場合
膝の皿が複数の欠片に分かれてしまい、欠片同士がばらばらなってしまうという状態まで割れた場合は、外科的手術一択です。
骨と骨とをまっすぐな硬い針金でつなぎ合わせ、その針金に柔らかいワイヤーを巻き付け固定する方法が一般的です。
手術と言うと大ごとのようですが、割れた皿を物理的に固定するため、動いても開いたりすることはありません。
そのため手術後翌日から、膝の曲げ伸ばしをすることも出来ますし、ドクターの許可が出れば、歩くことも出来ますよ。
ちなみに上記の「横にひびが入った場合」も、こちらの手術をすることになります。
リハビリ
人間の関節は、2週間以上固定すると「拘縮」という現象が起こり、固まってしまいます。
そして骨折の完治には、もちろん個人差はありますが、成人でだいたい2~3か月かかるのが普通です。
そのため、骨折がよくなってギプスが取れても、一度かたまった関節を元通りしなやかに動かせるようになるためには、かなりの時間と労力が必要となります。
そしてリハビリは、固定していた時間のおよそ4倍程度かかると言われています。
怪我の回復を促す
身体に傷を負うということは、その回復のために、かなりパワーを使うことになります。
そこで、ドクターの指示通りのリハビリに励むのに加えて、皮膚や骨の再生を促す食材を進んで摂取することも、回復の助けになります。
- 亜鉛
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ビタミンA
- ビタミンE
タンパク質
これらを効率よく摂れる献立を考えましょう。
また、サプリの摂取も効果的ですよ。
そして質の良い睡眠をとり、意識して身体を休めることも、怪我の回復には大切なことになります。
まとめ
膝の皿にひびが入る、もしくは割れた場合の対処法についてご説明してきましたが、いかがでしょうか?
脚の怪我は、おろそかにすると後遺症が残りダメージを引きずることになりかねません。
なので甘く考えず、適切な治療・指導を受けて、きちんと治しましょうね。
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