ほくろが薄くなった原因2つと対処法
元々あったほくろや、突然できたほくろが薄くなったことありませんか?
ほくろが薄くなるということは、実はそう珍しいことではないのです。
そこで今回は、ほくろが薄くなった原因2つと対処法ついて解説していきます。
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そもそも「ほくろ」とは?
ほくろは良性腫瘍のひとつで、生まれつきあるものもあれば、大人になってからできるものもあります。
ほくろは、メラニン色素という色素を生み出すメラノサイトという細胞が変化してできた、母斑細胞(ぼはんさいぼう)と呼ばれる細胞が集中して増えることによりできるものです。
なのでほくろは医学的には、色素性母斑(しきそせいぼはん)や母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)と呼ばれています。
色は黒色や茶色などで、膨らんでいるものもあったり、大きさも様々です。
そしてほくろは、平らなものが膨らんだり、小さなものが大きくなったり、色が濃くなったり薄くなったりすることもあり、そしてそのような変化はそう珍しいことではありません。
ほくろができる原因
ほくろができる原因は、「紫外線」や「摩擦などの外部刺激」、そして「活性酸素」です。
紫外線を浴びすぎたり、摩擦などの外部刺激を受けると、メラノサイトという細胞が、刺激から体の細胞を守るために、メラニン色素という色素を生成します。
そのメラニン色素によってシミができ、それが濃くなることでほくろに変化してしまうのです。
またストレスや過労、寝不足などにより体内に活性酸素が増えてしまうと、活性酸素がメラノサイトを刺激し、メラニン色素を生成することで、ほくろができる原因となります。
ほくろが薄くなった原因
加齢
ほくろは、加齢により薄くなることがあります。
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年齢を重ねていくと、様々な細胞の機能がどんどん低下していきます。
そしてほくろは、メラニン色素を作る母斑細胞が集まってできているので、加齢により母斑細胞の機能が低下し、メラニン色素を作ることができなくなると、ほくろは薄くなっていくのです。
皮膚がん
ほくろが薄くなったと感じた場合、皮膚がんの可能性もあります。
ほくろががんになると思っている人がいますが、実際にほくろががんになるということは非常に少ないです。
そして皮膚がんは、ほくろやシミによく似ているため、「ほくろだと思って放置していたら皮膚がんだった」ということが多くあります。
皮膚がんになるのは、紫外線などの刺激により、メラニン色素を生成するメラノサイトという細胞ががん化してしまうことで起こり、中年以降の発症率が高いです。
皮膚がんは、
- 薄くなりまだらになる
- 盛り上がっている
- 皮膚との境目がはっきりしない
- 大きさや形が変わる
- ザラザラしている
- 出血や炎症を起こす
などの特徴がありますが、素人ではほとんどほくろと見分けがつきません。
また、ほくろは直径が7mm以下のことが多いので 、直径7mm以上の時は皮膚がんの可能性が高いと言われています。
皮膚がんはほくろやシミとは違い悪性なので、発見が遅れると命を落とすこともある怖い病気です。
ほくろが薄くなった場合の対処法
ほくろが薄くなったと感じた場合は、できるだけ早く皮膚科を受診することをオススメします。
「加齢によりほくろが薄くなっただけ」なのか、もしくは「ほくろではなく皮膚がんなのか」ということを自身で判断することは難しいです。
そして加齢により薄くなっただけであれば治療も必要はありませんが、皮膚がんであった場合は、適切な治療を早めに受けることが大切になってきます。
手遅れになると命の危険も出てきますので、自己判断せず、早めに皮膚科を受診するようにしてください。
まとめ
ほくろは人によってとても気になる存在でありますが、歳を取ると薄くなっていく場合があります。
しかし皮膚がんの可能性もありますので、ほくろの変化には注意しておきましょう。
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