蕁麻疹で会社・仕事を休むべき理由2つ
蕁麻疹ができた場合、会社や仕事を休んでも大丈夫なのでしょうか?
「ただの蕁麻疹」という風に思われることが多いかもしれませんが、蕁麻疹はひどくなると命に関わることもあります。
なので、今回はその辺りを詳しく解説していきましょう。
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目次
蕁麻疹の原因
蕁麻疹は、アレルギーが原因のものと、アレルギー以外のものが原因のものがあります。
そしてどのような原因であっても蕁麻疹は、不揃いな大きさの赤い膨疹(ぼうしん)が皮膚にでき、激しいかゆみを感じます。
膨疹というのは、蚊に刺された時や引っ掻いてしまった時にできるミミズ腫れのような盛り上がりのことで、時には広範囲にわたり広がってしまうこともあります。
すぐに消えるものもあれば、なかなか消えなかったり、慢性化して毎日のように現れるものもあります。
アレルギー性の蕁麻疹
アレルギーが原因となる蕁麻疹は、
- 卵・魚介類・肉類などの食物
- 食品中の添加物
- 動物に触れる
- 植物に触れる
これらなどを体がアレルギー物質と認識することにより、蕁麻疹が現れます。
具体的には、アレルギーとなる物質が体の中に進入したり、触れたりすると、体内の細胞がヒスタミンという化学物質を放出します。
ヒスタミンには皮膚にある血管を拡張させる作用があり、血管を拡張させることにより、血液に含まれている水分である血漿(けっしょう)を、血管から浸み出させてしまうため膨疹ができます。
また、ヒスタミンはかゆみの元にもなるため、激しいかゆみを伴います。
そして、かゆいからといってかいてしまうと、皮膚のすぐ下にあるヒスタミンを放出する細胞を刺激してしまうため、蕁麻疹が広がりかゆみも増してしまいます。
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アレルギーではない蕁麻疹
アレルギー以外の蕁麻疹は、
- 衣服や下着などによる摩擦
- 何かにきつく圧迫される
- 日差しや温感や冷感
- 運動などによる発汗
- 血液の病気
- ストレス
などが原因になります。
アレルギーが原因の蕁麻疹と同じで、細胞になんらかの刺激がありヒスタミンが分泌されることにより、膨疹やかゆみや痛みを伴う蕁麻疹ができてしまいます。
蕁麻疹で会社・仕事は休んだ方がよい理由
そして、蕁麻疹ができた場合はズバリ、会社や仕事は休んだ方がよいでしょう。
では次に、蕁麻疹で会社や仕事を休んだ方がよい理由について解説していきます。
理由1:かゆみによって仕事に支障をきたす可能性がある
蕁麻疹は、我慢できないほどの激しいかゆみを伴うことがあるため、会社に行っても仕事に支障をきたす可能性があります。
そうなると、仕事集中できずにミスをしてしまったり、周りに迷惑をかけてしまうことになります。
なので蕁麻疹の場合は仕事を休んで皮膚科を受診し、適切な対処をするようにしてください。
理由2:蕁麻疹の原因が会社・仕事による疲れやストレスの場合がある
蕁麻疹の原因が、会社や仕事での疲れやストレスが原因である「心因性蕁麻疹」である場合があります。
その場合、会社や仕事に行ってしまうと、さらにに蕁麻疹が悪化してしまうでしょう。
また、その他の原因によって蕁麻疹が出ているのだとしても、会社や仕事での疲れやストレスによって、蕁麻疹が悪化してしまうことがあります。
なので蕁麻疹が出てしまった時は、会社や仕事は休んで、しっかり体を休ませるようにしてください。
まとめ
「蕁麻疹なんかで会社や仕事を休めない」と思っている人もいるかとは思いますが、今回お話しした理由から、蕁麻疹が出た場合は、会社や仕事は休んだ方がよいでしょう。
そしてその際は、病院を受診し相談することをオススメします。
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