蕁麻疹がつらい場合の対処法3選
蕁麻疹でつらい状況は、できるだけ早く改善したいものですよね。
そこで今回は、蕁麻疹がつらい場合の対処法3選について解説していきます。
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そもそも蕁麻疹とは?
蕁麻疹とは、膨疹(ぼうしん)と呼ばれる、蚊に刺された時のような盛り上がりやミミズ腫れのようなものが皮膚にできて、赤くなってしまう症状のことです。
一箇所にできるものもあれば、次々と増え広ることも多く、激しいかゆみやチクチクする痛みなど、つらい症状に悩まされます。
そんな蕁麻疹ですが、多くの場合は半日ほどで自然に消えていきます。
そして、出始めてから1ヶ月以内に治る蕁麻疹を「急性蕁麻疹」、1ヶ月以上ほぼ毎日のように蕁麻疹ができ続けるものを「慢性蕁麻疹」と呼びます。
蕁麻疹の原因
蕁麻疹は、様々な原因によってできてしまうと考えられています。
また蕁麻疹には、アレルギー性のものとアレルギー性でないものがあります。
アレルギー性の蕁麻疹は
- 魚や貝類などの魚介類、肉類、卵や卵製品、乳製品、穀類、野菜、食品などに含まれている添加物などの食べ物
- 動物や昆虫、植物
- 抗生物質や解熱鎮痛剤、咳止めなどの薬
これらを体が異物だと感じることでアレルギー反応を起こしてしまい、細胞からヒスタミンなどの物質を放出します。
ヒスタミンはかゆみの原因となる物質で、皮膚の血管を拡張させる作用があり、血液中の水分を血管の外に浸み出させるため皮膚が赤く盛り上がり、虫刺されやミミズ腫れのようになって蕁麻疹ができてしまいます。
アレルギーによるものではない蕁麻疹の場合は、
- 服や下着などの摩擦
- 何かに体が圧迫された時
- 熱さや寒さ
- ストレスや疲れが溜まった時
- 運動などでの発汗
などが原因になると言われています。
このように、蕁麻疹ができてしまう原因になることがとてもたくさんあるため、何が蕁麻疹の原因なのかはっきりとは特定できないことも多いので予防できず、悩まれている方も多いです。
蕁麻疹がつらい場合の対処法
患部を冷やす
蕁麻疹がつらい場合は、まず蕁麻疹ができているところを冷やしましょう。
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蕁麻疹は、虫刺されやミミズ腫れのようなものができ、我慢できないようなかゆみを伴うことが多いです。
しかしかゆいからといってかいてしまうと、蕁麻疹は広がり、かゆみが増してしまうことがあります。
さらに皮膚に傷がついてしまうこともあるので、気をつけなければなりません。
なので蕁麻疹でかゆみが出た場合は、かいてしまう前に、冷たいタオルなどで蕁麻疹ができているところを冷やし、かゆみを和らげるようにしましょう。
また蕁麻疹の中には、寒い時や冷えた時に出る「寒冷蕁麻疹」というものがあります。
寒冷蕁麻疹の場合は、冷やすという対処法は逆効果になりますので気をつけましょう。
血流を良くするような行動は避ける
蕁麻疹の時にできる虫刺されのような膨疹は、血管から血液中の水分が漏れ出したものです。
なので、
- 活発な行動をする
- 激しい運動をする
- お風呂などで体を温める
などで血流が良くなってしまうと、血管が拡張され、血液中の水分がさらに外に漏れ出してしまうため、蕁麻疹が広がってしまい、かゆみも増してしまいます。
なので蕁麻疹がつらい時は、血流が良くなるようなことはしないように気をつけ、できるだけ安静に過ごしましょう。
病院を受診
蕁麻疹があまりにもつらかったり、毎日のように蕁麻疹が出るような場合は、病院を受診することをオススメします。
病院はまず皮膚科を受診しましょう。
皮膚科では、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの内服薬や塗り薬などが処方され、それで症状が落ち着くことが多いです。
慢性化してしまう前に、早めに受診するようにしてください。
蕁麻疹ができないように予防する
蕁麻疹ができてしまう原因は人それぞれなので、予防の仕方も人それぞれです。
ただし、蕁麻疹ができる原因が原因がはっきり分かっている場合は、蕁麻疹ができないように予防することも大切になります。
たとえばアレルギーによる蕁麻疹であれば、アレルギーになるものを食べたり、触れたりしないようにしたり、ストレスや疲れが原因で蕁麻疹が出てしまう人は、こまめにストレスを発散したり、疲れを溜め込まないようにしっかり休養するようにしましょう。
まとめ
蕁麻疹はかゆみが出るのもつらいですが、広がってしまうとびっくりするような見た目にもなってしまいます。
なのでまず蕁麻疹の予防を心掛け、蕁麻疹ができてしまった場合は、今回の対処法を参考にして対処してみてください。
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