下腹部がピクピクする原因4つと対処法3選
下腹部がピクピクしていると、けっこう気になるものですよね。
そこで今回は、下腹部がピクピクする原因4つと対処法3選について解説していきます。
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目次
下腹部がピクピクする原因
下腹部の臓器の痙攣(けいれん)
腸や膀胱など下腹部にある臓器は、ほとんどが「平滑筋」という自分の意思では動かせない筋肉でできています。
そして腸や膀胱などの臓器は、伸びたり縮んだりを繰り返しながら活動し続けていますが、活動し続けている腸や膀胱などの筋肉は、疲労やストレスなどが原因でピクピク痙攣することがあります。
これを「筋繊維束性収縮」と言いますが、ストレスや疲労などが主な原因で、健康な人でも起こることがあります。
ガス型の過敏性腸症候群
「過敏性腸症候群」とは、ストレスなどが原因で発症する、よくある腸の病気の1つです。
過敏性腸症候群は症状別に、下痢の症状がある「下痢型」、便秘の症状がある「便秘型」、下痢と便秘両方の症状がある「混合型」、ガスがお腹にたまることでお腹が張ったり、おならがよく出る「ガス型」があります。
そしてガス型の過敏性腸症候群は、痛みを伴うこともあり、常にガスがたまっている感覚があります。
そしてガスの塊が腸ではじけるため、下腹部がピクピクすることがあるのです。
急性虫垂炎や膀胱炎などでの炎症
下腹部の臓器が急性虫垂炎(盲腸)や膀胱炎など、細菌などが原因で炎症を起こした場合、下腹部が痙攣を起こしピクピクすることがあります。
急性虫垂炎(盲腸)は、下腹部がピクピク痙攣するほかにも、腹痛や嘔吐、発熱を伴いますが、発症してすぐの初期段階であれば腹痛のみのことが多いです。
そして膀胱炎は、頻尿や排尿時の痛みなどに始まり、
- 血尿
- 陰部の痛み
- 腹痛
- 発熱
- 腰痛
などがある場合があります。
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月経前症候群(PMS)
「月経前症候群(PMS)」は、女性が排卵直後から生理が始まるまでの間、体の調子が悪くなったりなどの様々な症状出てきます。
下腹部の臓器である子宮は筋肉でできていて、月経周期に合わせて、収縮したり緩んだりを繰り返しています。
そして生理が近づくと子宮はギューと縮むので、下腹部に痛みを感じたり、痙攣によってピクピクすることがあります。
また月経前症候群はほかにも、吐き気やイライラする場合もあります。
下腹部がピクピクする時の対処法
安静にする
下腹部がピクピクするのは、ほとんどの場合、安静にしていればすぐに治ります。
健康な人であっても下腹部はピクピクすることがあるので、痛みなど他の症状がなければ、しばらく安静にして様子を見ましょう。
下腹部は冷やさず温める
下腹部がピクピクしている時は筋肉が、
- 疲労やストレス
- 炎症性の病気
などが原因で負担となり、痙攣している状態です。
なので下腹部がピクピクするような時は、応急処置として下腹部を温めるようにしましょう。
どうしても冷えやすい下腹部は、ギューと緊張している状態が多いため、温めることで筋肉を緩めて緊張を和らげることが大切なのです。
具体的には、濡らしたタオルをレンジで温める「ホットタオル」を使用したり、またカイロなどで温める方法がオススメです。
病院を受診する
下腹部がピクピク痙攣する場合、ほとんどの場合はしばらくすると治りますが、中には病気が原因となっている場合があります。
なので、原因が分からなかったり頻繁にピクピク痙攣起こる場合、またほかに何か気になる症状がある場合は、できるだけ早く病院を受診しましょう。
腸の場合は、消化器科・胃腸科・内科。
膀胱や尿管の場合は泌尿器科。
そして、子宮や卵巣の場合は産婦人科なのですが、なかなか自分で判断することは難しいので、とりあえず内科を受診してみるのがよいですね。
まとめ
気になる下腹部のピクピクですが、それほど心配のないものが多いようです。
しかし、病気が原因の場合はゼロではないので、念のために病院を受診し、原因を知っておくと安心ですよ。
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