肩こりで熱を伴う原因2つと対処法4選
つらい肩こりで、さらに肩が熱を持っていて気になることがありますよね。
そこで今回は、肩こりで熱を伴う原因と対処法4選について解説していきます。
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目次
肩こりで熱を伴う原因と対処法
筋肉の炎症
肩こりで熱を伴うのは、筋肉の炎症が原因のひとつだと考えられます。
肩には、首の後ろから肩を通り背中につながっている僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉があります。
僧帽筋は、5~6kgもある重たい頭を支えたり、腕を動かす時などに使われる筋肉で、日常生活を送るだけでも充分に負担がかかっているのですが、
- テニスやゴルフなどの肩を使う運動
- 長時間のデスクワーク
- 長時間の運転
これらなどで疲労し硬くなると、血管を圧迫し血流不足になります。
血流不足になった僧帽筋は、酸素や栄養分が十分に届かなくなるため肩こりになり、筋肉が炎症を起こして、肩が熱を持つのです。
対処法:冷やす
肩こりで熱を伴う原因が筋肉の炎症である場合、まずは冷やして炎症を抑えることが大切です。
肩こりは血流不足になっている状態なので、温めた方がよいと言われることが多いですが、それは炎症のない肩こりの場合です。
炎症が起きている肩こりの場合は、温めると血流が良くなり痛みがひどくなってしまうので、まずは冷やして炎症を抑えます。
具体的には、アイシングシートやシャワーなどを肩に当てて冷やすと、炎症が抑えられて肩こりの痛みも軽減します。
炎症は通常1日経てば治まるケースがほとんどです。
対処法:マッサージ
肩こりで熱を伴う場合、炎症が取れた後はマッサージをして血流を良くしてください。
肩こりの原因になっている僧帽筋をマッサージほぐすように軽くマッサージしていきます。
例えば右側の方がこっている場合は、
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- 首を右側に倒します。
- 次に左手の人差し指~薬指を右側の首の付け根に添え、押しながら肩の方へスライドしていきます。
- そのままゆっくり首を左側に倒します。
このマッサージをゆっくり繰り返していくと、筋肉を緩まるので血流が良くなっていきます。
※左側の場合は1で首を左側に倒して、同じように進めてください。
対処法:ビタミンC・ビタミンEを摂取する
肩こりで熱を伴う原因が筋肉の炎症の場合、炎症を治まった後のケアとして、血行促進効果があるビタミンCやビタミンEを摂取するようにしてください。
炎症を取るために冷やした後は、冷えて血行が悪くなっている状態なので、炎症は抑えられても「肩がだるい」などの肩こりは治りません。
そしてそのまま放置していると、僧帽筋の下にある筋肉なども血行不良を起こし、肩こりが慢性化してしまいます。
サプリメントであれば、ビタミンCやビタミンEを手軽に摂取できますので、活用していきましょう。
頚椎症や頚椎ヘルニア
肩こりで熱を伴うのは、頚椎症や頚椎ヘルニアである可能性もあります。
「頚椎」というのは首の部分の骨で、いくつかの骨が重なってできていて、1つ1つの骨と骨の間には「椎間板」というクッションの役割をしているものがあります。
頚椎症や頚椎ヘルニアは、頚椎や椎間板などが変形して。周辺にある神経を圧迫することで、痛みやしびれ、肩こりを起こす病気です。
頚椎症や頚椎ヘルニアで圧迫されてしまう神経の中には、熱さや冷たさを感じるための感覚神経もあり、この神経が圧迫されてしまうと、肩の辺りが熱いと感じることがあります。
頚椎症や頚椎ヘルニアは、主に老化により頚椎や椎間板が衰えることで起こるのですが、首に負担がかかる姿勢や事故などによるものなどの場合もあります。
対処法:病院を受診
肩こりで熱を伴う状態が長く続くという場合は、頚椎症や頚椎ヘルニアを疑い、病院を受診して、レントゲンやMRIなどの検査を受けてください。
頚椎症や頚椎ヘルニアは、薬を使った薬物療法や医療機器を使った理学療法、また手術療法などの治療法があります。
医師の判断に従い、適切な治療を受けるようにしてください。
まとめ
肩こりで熱を伴う場合、原因が分からない場合は自己判断で対処せず、病院を受診するようにしてください。
それが結果的に、症状を治す一番の近道になりますので。
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