片目だけ暗い原因と対処法3選
「あれ?片目だけ暗くて見えにくい・・・」
大切な目の異常は、とても心配になりますよね。
片目だけ暗い原因は、もしかすると深刻な病気である場合もあります。
そこで今回は、片目だけ暗い原因と対処法3選について解説していきます。
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片目だけ暗い原因
目の疲労
片目だけ暗くなってしまう原因は、暗いところに目が慣れて、ものが見えるようになる力である「暗順応能力」が、目の疲労により低下していることが考えられます。
目には「網膜」という眼球を覆う膜があります。
そして目の最も重要な部分である網膜には、光を認識する「桿体(かんたい)細胞」と色を認識する「錐体(すいたい)細胞」という細胞がありますが、光を認識する桿体細胞は、パソコンやスマホやタブレットなどで明るい光を浴び続けてしまうと機能が低下してしまい、視野が周辺から暗くなることがあるのです。
一過性黒内障
「一過性黒内障」は、片目が黒いカーテンがおりたように一時的に暗くなったりぼやけたり、目が見えなくなったりする症状で、通常症状が発生しても、20分くらいで普段通りに戻ります。
原因は、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病や、「頚動脈」という首の動脈の中が動脈硬化によりつまってしまい、目の網膜や脳に流れる動脈の血液が途絶えてしまうことにより起こります。
また一過性黒内障は、「一過性虚血発作」という脳梗塞の前兆でもあるので注意が必要です。
緑内障
「緑内障」とは、中高年の方に多い病気の1つです。
緑内障は、「視神経」という目から入ってきた情報を脳に伝達する神経に異常が起こることで、視野が少しずつ暗く狭くなる病気です。
緑内障は両目同時に症状が進むことは少なく、片目から少しづつ進行していくため、なかなか症状に気付かないという場合もあります。
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そして治療が遅れてしまうと、失明してしまうこともある怖い病気です。
片目だけ暗い時の対処法
目を休ませる
片目だけ暗くなったという場合、原因は目の疲労である可能性があります。
特に、暗い部屋でパソコンやスマートフォンやタブレットを長時間使っていて片目が暗くなったという場合は、目の疲労が原因の可能性が高いでしょう。
なのでまずは、しっかり目を休ませるようにしてください。
そして長時間のパソコン作業など、目を酷使するようなことはできるだけ控えてください。
ビタミンAを摂取する
片目だけ暗くなってしまった原因が疲れ目の場合、網膜にある光を認識する細胞「桿体細胞」が疲労していることが考えられます。
そしてビタミンAは、網膜の細胞を正常に保つ働きがあるので、光を認識する細胞「桿体細胞」の疲労を回復してくれる効果や、疲労を予防する効果があります。
そんなビタミンAは、
- 動物や魚の肝臓
- 肝油
- うなぎ
- バター
- 卵黄
- かぼちゃ
- ほうれん草
- にんじん
- ブルーベリー
- 小松菜
などに多く含まれています。
また、ビタミンAのサプリメントを利用するのも効率的でおすすめです。
病院を受診する
片目だけ暗くなってしまった場合、一過性黒内症や緑内障の恐れもあります。
なので原因が特定できない場合は、自己判断せずに、できるだけ早めに病院を受診するようにしましょう。
そして一過性黒内症は、目だけでなく脳へ流れる血管の血液も途絶えてしまうので、脳梗塞の前兆と言われてします。
なので、
- 片目だけが暗くなる
- 手足が痺れたり
- ろれつが回らない
- 言葉がおかしい
このような症状が出た場合は、できるだけ早く病院を受診するようにしてください。
まとめ
片目だけが暗くなる原因が疲れ目の場合、目を休めることで改善されますが、他の病気である場合、失明したり命に関わる状態になるということもないとは言えません。
自分で原因を特定することは非常に難しいので、片目だけが暗くなった場合は、すぐに眼科や脳外科を受診することがおすすめです。
手遅れになる前にしっかり対処しておきましょう。
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