かゆみのある水ぶくれの原因と対処法5選
やけどなどで水ぶくれができてしまうことがあります。
「水ぶくれは潰すとよくない」と言われていますが、かゆみがある場合はどう対処したらよいのでしょうか?
今回は、原因と合わせて対処法5選について解説していきます。
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目次
かゆみのある水ぶくれの原因と対処法
アレルギーが原因
まず、水ぶくれの原因にはどんなものがあるのか、詳しく解説していきます。
アレルギーが原因の水ぶくれに、「手湿疹」があります。
水仕事が多い人がなりやすく、洗い物や調味料などが手のひらを刺激することで、アレルギーにより湿疹、水ぶくれが起こります。
ひどいかゆみに襲われることもあり、水仕事を続けることで水ぶくれは悪化してしまいますので、なるべく刺激を与えないことが必要になってきます。
対処法
「手湿疹」には、水仕事をしないことが最良の対処法です。
しかし、水仕事をしないなんて、主婦は不可能に近いお話しですよね。
毎日洗い物や料理、洗濯など、水と関わらない日はありません。
そのような場合は、ビニール手袋などでなるべく水の刺激を直接受けないようにしてください。
手湿疹の水ぶくれを刺激することは、極力避けるようにしましょう。
ウイルスが原因
水ぶくれにかゆみがある場合、ウイルスが原因であることが多いです。
代表的なものに「水虫」があり、経験のある方は分かると思いますが、水虫の水ぶくれはひどくなるとジュクジュクしてしまい、とても辛いですよね。
しかし、ウイルス性の水ぶくれは、かゆくていじってしまうと悪化する一方なので、我慢する必要があります。
私も営業の仕事をしていた時、靴が蒸れて水虫になった経験がありますが、あれは本当に辛かったです・・・。
対処法
ウイルスによる水ぶくれは、潰してしまうと周りの皮膚にウイルスが広がる可能性があります。
そこからまた症状が拡大してしまうことが多いので、水ぶくれはいじらず、かゆみも我慢してなるべく触らないようにしてください。
水ぶくれ部分は清潔に保ち、なるべく蒸れないようにするのが効果的です。
治らない場合は、皮膚科を受診した方が、薬も処方してもらえますし、かゆみも早くラクになりますよ。
靴擦れが原因
私の経験になりますが、新しい靴を履き始めた時、必ずと言っていいほど、靴擦れにより水ぶくれができていました。
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始めは痛いのですが、水ぶくれができてくる頃にはかゆみを伴い、よく自分で潰してしまったことを覚えています。
靴擦れの水ぶくれは、つぶす時痛くないので、抵抗なくすぐ潰していました。
足にできる水ぶくれは、とても違和感を感じますし、潰してしまう人も多いのではないでしょうか?
対処法
しかし、靴擦れによる水ぶくれもまた、むやみに触って潰さない方が良いです。
かゆみがあってもなるべく我慢をし、患部が靴に当たって痛みを感じるようなら、絆創膏などでガードし、水ぶくれが自然と治まるのを待ちましょう。
潰した箇所から雑菌が入り込み、かゆみや痛みがひどくなることがありますので、潰さず放置が一番です。
汗疱(かんぽう)が原因
手や足、特に手の指の間に、透明な細かな水ぶくれができる症状を汗疱といいます。
かゆみはないことが多いですが、汗をかきやすい夏などは蒸れてしまい、かゆみが強くなることが多いです。
また、刺激物により水ぶくれの症状が悪化することが多く、始めは細かな水ぶくれが隣接してできてくることで、大豆ほどの大きさになることもあります。
対処法
皮膚科へ行くと、「アンテベート軟膏」などのステロイド剤を処方されることが多いです。
一時的な症状の改善には効果的ですが、自分でできる対処法もあります。
それは、界面活性剤とシリコンになるべく触れないようにすることです。
界面活性剤とシリコンは、食器用洗剤、シャンプー、リンスに含まれていることが多いので、なるべくそれらの成分が含まれていないものを選ぶか、ビニール手袋をして触るようにするとよいでしょう。
掌蹠膿疱症(しょうせきほうのうしょう)が原因
白血球の一種がたまって水ぶくれができることがあります。
それを掌蹠膿疱症と言い、発症すると手や足の裏にたくさんの水疱ができてしまい、かゆみも伴います。
掌蹠膿疱症になる原因は、いまだに明らかになっていませんが、金属アレルギーなどが有力とされています。
対処法
掌蹠膿疱症の原因は、細菌ではありませんので、抗生物質は使用しません。
皮膚科では、ステロイド剤やビタミンD3軟膏が処方されることが多く、数日間薬を塗りながら鎮静を待ちましょう。
まとめ
以上、かゆみのある水ぶくれの原因と対処法5選について解説しました。
いかなる原因の水ぶくれでも、潰してしまうことはよくないので、水ぶくれがかゆい場合もなるべく我慢しましょう。
水ぶくれは、時間が経てば治ることがほとんどですが、かゆみが我慢できない場合や、痛みがひどい場合、皮膚科を受診し、適切な処置をしてもらってくださいね。
また、その他かゆみの様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますので、チェックしてみてください。
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