風邪で微熱が出た場合の対処法4選
風邪で微熱が出てしまった時、あなたはどのように対処していますか?
「我慢をして治るのを待ってしまう」ということが、案外多いかも知れませんね。
今回は、風邪で微熱が出た場合の対処法4選について、ご説明していきます。
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目次
そもそも微熱とは?
微熱とは、その人の平熱から1度ほど高い状態をいいます。
平熱が35度~37度未満の場合は37度~38度までが微熱となり、そこからさらに熱が上がり、38度以上の場合は高熱となります。
ですから、普段から自分の平熱を知っておかなければ正しい判断はできません。
体調不良がある時以外でも、定期的に熱を測って調べておくのが良いでしょう。
発熱の原因
風邪をひく原因を作っているのはウイルスや細菌ですが、ウイルスは熱に弱いことが多いため、体温を上げてウイルスの活動を抑制するという働きがあります。
そのため、体にウイルスや細菌が侵入した場合には発熱するのです。
発熱の度合いはウイルスや細菌の種類にもよりますが、インフルエンザなどでは微熱から一気に高熱となるものもあります。
微熱が出た時に解熱鎮痛剤を使ってもいい?
解熱鎮痛剤はドラッグストアなどで簡単に手に入りますが、微熱が出たからといってすぐに熱を下げるのはかえってよくありません。
体は病原菌と一生懸命戦っている状態ですので、そこでむりやり熱を下げてしまうと、余計に風邪を長引かせることになりかねませんので・・・。
なので解熱鎮痛剤を使用する場合は、「睡眠が妨げられる」などの支障がある時などに限って使用するのが良いでしょう。
また微熱が続く場合は、自己判断に頼らずに病院を受診することが大切ですよ。
微熱が続く原因
一般的な風邪であれば、だいたい1週間程度で回復に向かいます。
そして風邪の微熱も、回復していくことで落ち着くと思いますが、微熱の症状だけで風邪が原因であるとは簡単に言えません。
次にように、微熱が続く場合に考えられる病気はたくさんあるのです。
- 感染症(風邪・インフルエンザ・結核・細菌性扁桃炎・慢性尿路感染症・慢性腎盂炎など)
- 自律神経失調症
- 更年期障害
- うつ、神経症
- 慢性疲労症候群
- 悪性腫瘍
- 膠原病
- 甲状腺機能亢進症
- 生理前症候群(PMS)
- アレルギー性鼻炎、花粉症
こうして見てみると、本当に様々な原因があるのが分かりますよね。
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簡単には治らない病気もありますので、微熱が10日以上長引くようであれば、早めに病院を受診しましょう。
風邪で微熱が続く場合の対処法
微熱が続いている時は病院を受診することが第一ですが、自分でできることはないでしょうか?
では次に、風邪による微熱が続く場合の、自分でできる対処法をご紹介していきます。
十分な睡眠
風邪をひいた時は、無理をせずしっかりと睡眠を取ることが重要です。
特に微熱がある場合、体はとてもだるくなりますので、早めに横になるようにしましょう。
栄養補給
風邪に打ち勝つためには、体力と免疫力が必要です。
特に微熱が出ている間はエネルギーを消耗しますので、食事はきちんと取るようにしましょうね。
また、エネルギーの産生を手伝い、免疫力を上げてくれるビタミンCを意識的に取ると治りが早くなります。
しかし、微熱があると食欲がなくなってしまうこともあるので、そんな時は栄養ゼリーやドリンク・サプリメントなど利用するのも良いでしょう。
ただしドリンクを選ぶ際には、睡眠を妨げないノンカフェインのものを選んでください。
※風邪に効く栄養ドリンクに関しては、下記の記事で詳しくご説明しています。
ストレスを溜めない
微熱がある状態は、高熱と違い体がまだ動くことで、様々な面で無理をしてしまいがちになると思います。
しかし、それでストレスを溜めてしまっては、当然治りも遅くなってしまいます。
意識して、ストレスは溜めないように気を付けましょうね。
体を温める
熱が上がった時は「冷やすべき」というイメージがありますが、風邪のひき始めの時は、体は熱を上げることでウイルスや細菌と戦ってくれます。
ですから、体を温める食品(生姜・ねぎ・根菜類・豆類など)を食べて援護射撃してあげましょう。
食欲がない場合でも、スープに生姜をひとしぼりすると、簡単に体を温められますよ。
まとめ
風邪で微熱が続く場合は、とにかく無理をしないで睡眠と栄養補給を行うことが重要です。
また、微熱の症状には思わぬ重病が隠れていることがありますので、変わった点があれば医師に相談してくださいね。
また、その他「風邪」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
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