風邪で吐き気が出る原因2つと対処法5選
風邪と言っても、その症状は様々ですよね。
時には吐き気が出て、食事もままならないということはありませんか?
そこで今回は、風邪で吐き気が出る原因2つと対処法5選をご紹介します。
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目次
風邪で吐き気が出る原因
細菌性胃腸炎
風邪で吐き気が出る場合、ほとんどが胃腸炎を起こしている状態です。
細菌性胃腸炎とは、主に食中毒のことです。
サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、O-157などが有名ですね。
これらの菌が付着した食品が、十分に加熱されていない場合などに感染し、胃腸炎を起こします。
細菌性胃腸炎の症状の特徴としては、風邪のように熱が出たり身体がだるくなったりするのに加えて、ひどい腹痛が出ることで、吐き気も伴います。
ウイルス性胃腸炎
冬場の胃腸炎のことを胃腸風邪と言うことも多いですが、これらはウイルス性胃腸炎のことを指していることがほとんどです。
ウイルス性胃腸炎とは、ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスの感染が原因です。
ウイルス性胃腸炎も細菌性胃腸炎と同様に、発熱やだるさ、激しい腹痛や吐き気が出ます。
人から人への感染力が強いため、家庭内や学校内での集団感染を起こしやすく、大人でも症状がひどく出る場合があります。
風邪で吐き気が出る場合の対処法
水分を摂る
吐き気がある時は食欲がなかったり、嘔吐や下痢をしていたりすることもあります。
そうすると身体は脱水症状を起こしやすいため、水分補給が大切になります。
一度にたくさん飲むよりも、こまめに少しずつ回数を増やして飲むほうが胃腸に負担をかけずにすみます。
飲み物としては、白湯やスポーツドリンク、また緑茶などが良いですよ。
冷たく冷やしすぎるのも胃腸に負担をかけてしまうため、常温にするなどして気をつけましょう。
無理に食べない
吐き気があるということは、細菌やウイルスが身体に侵入して、胃が吸収するのを拒んでいる、または排出しようとしている状態です。
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そんな時に、無理に食べ物を口にしてしまうとさらに吐き気がひどくなってしまいます。
吐き気がある時は、無理に食べ物を口にしないようにしましょう。
1日か2日ほど経つと少しずつ食べられるようになってきます。
それまでは胃腸の消化機能を休めてあげることが結果的に回復に繋がります。
消化の良い温かいものを食べる
では、少しずつ食べられるようになってきたら、急に消化の悪いものなどを食べると胃腸に負担がかかりますので、消化の良いものを少しずつ食べましょう。
おすすめは温かいお粥です。
お粥に少し塩を混ぜたり、梅干しを乗せたりすれば、塩分も補給できるため好都合ですし、卵や味噌を入れたお粥も食べやすく、栄養素も摂れるためおすすめです。
その他には、湯豆腐や野菜スープなども良いですよ。
ツボを押す
吐き気に効果のあるツボはいくつかあります。
代表的なものは、足三里(膝の外側のお皿の下から指4本下の部分)、中カン(みぞおちと臍の真ん中部分)などですが、押しにくい場所だったり、お腹のため押すことに抵抗があったりします。
そこで、天容(てんよう)というツボをご紹介します。
位置は、顎の骨の後ろの角から首の方に移動して筋肉に当たる部分です。
この辺りを優しくマッサージするだけでも効果があると言われていますので、ぜひ試してみてくださいね。
アロマを取り入れる
脂っこい匂いで吐き気が出たりと、吐き気は匂いとの関連が強いですよね。
アロマ自体が吐き気を治すわけではありませんが、軽減されることがあるので取り入れてみるのも良いでしょう。
吐き気に効果があると言われているアロマは、ペパーミント、ラベンダー、ローマンカモミール、ブラックペッパーなどです。
匂いには好き嫌いがありますので、試しに嗅いでみて、心地よく感じるものをハンカチに数滴垂らすなどして取り入れましょう。
まとめ
以上、風邪で吐き気が出る原因と対処法を5つご紹介しました。
風邪で吐き気が出る場合、胃腸炎である可能性が高いです。
胃腸炎の際は、水分補給をしっかりとし、食事は無理のない範囲で消化の良いものを少しずつ食べましょう。
また、ツボ押しやアロマなどで吐き気を抑えてみるのも良いでしょう。
胃腸を休める対処が大切ですよ。
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