風邪で関節痛になる原因と対処法6選
風邪をひくと、体の関節のあちこちが痛くなりますよね。
これは、細菌やウイルスによる攻撃の痛みではないということをご存知ですか?
そこで今回は、風邪で関節痛になる原因とその対処法6選についてご紹介します。
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目次
風邪で関節痛になる原因
風邪の原因となる菌やウイルスが体内に侵入すると、サイトカインという物質が白血球から放出され、身体を守ろうとしますが、それが過剰に放出されると、身体が機能不全に陥る危険信号となります。
そうすると、サイトカインを抑制しようとPGE2(プロスタグランジンE2)という物質が分泌されます。
このPGE2が、関節痛や発熱を引き起こしているのです。
つまり関節痛の原因は、身体が防御態勢になっていることの証なのです。
風邪で関節痛になった場合の対処法
睡眠をたっぷり取る
風邪で関節痛になる原因は身体の防御反応ですので、関節痛を止める一番の対処法は、風邪を治すことです。
そのためには睡眠が大切です。
睡眠中には、副腎皮質ホルモンという物質が分泌されます。
この副腎皮質ホルモンは、身体の弱った部分を修復して、免疫力を高める作用があります。
ちなみに風邪薬や鎮痛剤は、風邪そのものを治すわけではなく症状を緩和させるだけです。
なので風邪の時は、風邪薬で症状を緩和させて、たくさん寝ることが重要なのです。
関節痛の部分を冷やす
関節痛の痛みの原因は、白血球から放出されるサイトカインの過剰によって、PGE2が分泌されることです。
ですので痛みを抑えるためには、白血球の働きを抑えれば良いのです。
そのためには、関節痛の部分を冷やしたタオルや湿布などで冷やしましょう。
そうするとゆっくりと痛みがひいてきますよ。
しかし、風邪の際に身体を冷やしてしまうのは、風邪を悪化させたり他の症状をひどくしてしまったりするため、短時間にしておきましょうね。
ツボを押す
風邪の関節痛に効くと言われているツボは、手の指先にあると言われています。
手の爪の根元をしっかりと刺激してほぐすと、痛みや風邪の邪気が出て行きます。
刺激の仕方は、指を一本ずつしごいていきます。
その後、爪の両側を反対の指の爪を立てた状態で挟み込み、ギュウっと刺激します。
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最後に、指先をピッと抜いて終わりです。
爪の両側を挟み込む時には痛みがあると思いますが、ゆっくりと丁寧にほぐしていきましょうね。
アロマを焚く
関節痛があり辛い時には、アロマを焚いたり、ハンカチなどに数滴垂らしたりするのもおすすめです。
ここでは、風邪の関節痛に効果があるアロマオイルをご紹介します。
ラベンダー
爽やかな香りで、頭痛や関節痛に効き、免疫力を高めます。
ローズウッド
バラに似た香りで、免疫力を強化し頭痛などの身体の痛みに効きます。
ラヴィンサラ
スッキリした香りで、筋肉や関節の炎症に効果があります。
鎮痛剤を飲む
風邪で関節痛がある時、すぐに鎮痛剤を飲むのはおすすめできませんが、関節痛がひどくて眠れない場合などは、痛みを緩和する目的で鎮痛剤を服用するのも良いです。
薬局で市販薬を購入する際、病院で処方されている薬がある場合は、飲み合わせが大丈夫かどうかを必ず薬剤師に相談しましょう。
鎮痛剤の服用はあくまで痛みを抑えるためですので、服用後はゆっくり休みましょう。
長引く関節痛は病院へ行く
風邪による関節痛は、風邪が治るとともにひいてきます。
しかし、風邪の症状は良くなったのに、関節痛だけが残ることもあります。
そのような場合、身体の中ではまだ防御反応が続いているためということも考えられますので、無理をしないようにしましょう。
また、関節痛だけが10日~2週間以上続くような場合は、リウマチや膠原病などの他の病気によるものかもしれません。
なので長引く関節痛は、必ず病院などの医療機関を受診するようにしましょうね。
まとめ
以上、風邪で関節痛になる原因と対処法6選をご紹介しました。
風邪の関節痛の原因は、身体の防御反応によるものです。
ですから、関節痛を止めるためには風邪を治すことが最優先です。
冷やしたりツボやアロマを使ったりして、痛みを緩和してゆっくりと休養しましょう。
また、長引く関節痛は病院を受診するようにしてくださいね。
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