風邪がうつる原因4つと対処法8選
どんなに注意していても、風邪を引いてしまうことはあります。
そして風邪は、人と人との間でうつってしまいますが、できるだけうつらないようにするにはどうすればよいのでしょうか?
そこで今回は、風邪がうつる原因4つと対処法8選についてご説明していきます。
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目次
そもそも「風邪」とは?
風邪には、喉の痛み・頭痛・くしゃみ・鼻水・咳など様々な症状があります。
そして、その症状は必ずしも全て発症するわけではなく、「鼻水中心」「喉の痛み中心」など。違ったパターンがいくつも存在します。
それはなぜかというと、風邪の原因となるウイルスは200種類も存在しており、感染するウイルスにより症状が変わるためです。
代表的な風邪原因はウイルス
風邪の原因はウイルスが90%、残りが細菌やアレルギーです。
代表的なウイルスは、
- ピコルナウイルス
- アデノウイルス
- コロナウイルス
- パラインフルエンザウイルス
- インフルエンザウイルス
などです。
特にピコルナウイルスに属されるライノウイルスへの感染が多く、全体の40%を占めています。
また、15%はインフルエンザウイルスによるものです。
ウイルスの感染経路
風邪にかかる主な原因は、ウイルスに接触したことによるものです。
次に、感染経路をひとつずつ解説していきますね。
飛沫感染
咳やくしゃみにより飛び散った唾液を吸い込んでしまうことで、唾液に含まれるウイルスに感染します。
その際ウイルスが飛び散る範囲は、1m~2mもあるため、近くに居合わせた人は簡単に感染してしまいます。
接触感染
蛇口・ドアノブ・机など、よく人が触る部分にウイルスが付着していることが多く、そうした所を触れた手で、口・鼻・目などの粘膜に触ると感染してしまいます。
空気感染(飛沫核感染)
飛沫感染よりも粒子の細かい飛沫核(直径5μ)を吸い込むことで感染します。
唾液に含まれたウイルスが乾燥し、空気中に舞い上がることなどが原因になります。
飛沫核は、長時間空気中に浮いていることができるため厄介です。
経口感染
ウイルスに侵された食品を直接口にすることで感染します。
ジュースの回し飲みや、キスでも経口感染するので要注意です。
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ウイルスはいつまで感染能力があるの?
ウイルスの種類と環境によっても生きる時間が左右されますが、2時間~8時間くらいまで感染性を維持します。
温度が低く乾燥した環境ではより長生きしやすく、高温多湿の場所が苦手なウイルスが多いようです。
しかし、種類によっては暑さと湿度に強いウイルスも存在します。
また、ノロウイルスなど胃腸炎を引き起こすウイルスは、1ヶ月以上も感染力を失わないことがあるので、次亜塩素酸による殺菌が必要です。
どんな人がうつりやすいの?
風邪のウイルスがあっても、抵抗力があればうつりません。
しかし、睡眠不足・栄養不足・ストレスなどで免疫力が落ちている状態だと簡単にうつってしまいます。
睡眠時間が7時間未満の場合、風邪を引く確率は3倍に、また、ほとんど熟睡できない状態があれば5倍にもなると言われています。
また、タバコを吸っている人は免疫力が落ちていることが多く、風邪を引きやすいと言われています。
風邪をうつされないための対処法
マスクの着用
飛沫・空気感染を防ぎます。
手洗い
指と指の間・爪の間などは洗い残しが多いので念入りにしましょう。
うがい
ほこりや細菌を落とし、喉の粘膜にウイルスを付きにくくします。
十分な睡眠
大人は7時間~8時間が理想です。
栄養補給
免疫力とエネルギーの産生に必要なビタミンC・B群を意識的に取り、無理なダイエットや朝食を抜くなどバランスが崩れるような行為は控えましょう。
部屋の乾燥を防ぐ
湿度を上げ、ウイルスが生きにくい環境を作るため加湿器を使用、加湿器がない場合は、濡らしたタオルを部屋に置いても効果があります。
厚着をしない
必要以上の厚着は、体温調節能力の低下に繋がり抵抗力を弱めるので、室内では1枚脱ぐなど調整しましょう。
適度な運動
ウォーキングや体操など、簡単な運動でも免疫力を上げることができます。
まとめ
1年を通してうつる可能性のある風邪ですが、、体に抵抗力があれば感染を防ぐことができます。
そのために出来ることは、うがい手洗いを中心としたごく基本的な対処法です。
当たり前すぎて、簡単に済ませてしまっているような一つ一つの対処法を見直して、風邪のうつりにくい体を目指しましょうね。
また、風邪に効く栄養ドリンクについては、下記を参考にしてみてください。
そして、その他「風邪」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
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