軽度の肉離れの対処法
あまり使わない筋肉を無理に使った際に起こしやすい肉離れ。
症状にもよりますが、軽度だどついつい甘く見がちになり、そのまま運動を続けたりして悪化してしまう可能性があります。
そこで今回は、軽度の肉離れの対処法について解説していきます。
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肉離れとは?
筋肉の部分分裂・完全断裂のことを一般的に「肉離れ」と言います。
急に強い負荷がかかって自身の筋力に耐えきれなくなることで、筋組織が断裂してしままうことがありますが、それを筋断裂、通称「肉離れ」と呼びます。
痛みが強く、動かせなくなることが多いです。
肉離れになったら
違和感を感じ肉離れになったら、まずは運動を中止し、焦らずに症状を確認する必要があります。
症状は軽度・中程度・重症と3つに分かれ、それにより対処、治療方法も異なってきます。
軽度の肉離れとは?
軽度の肉離れの症状とは、筋肉の結合組織が少し伸びた状態で、筋繊維にはそれほどダメージなく症状は比較的軽いです。
歩くことに支障はないケースが多いですが、走ってしまうと痛みを伴う場合があります。
また、患部には内出血や陥没は見られません。
応急処置の基本
スポーツなどケガの応急処置としてまずは「RICE処置」です。
- 「R」est(安静):患部を動かすのをやめ、安静にします。
- 「I」cing(冷却):患部を冷やすことで血管を収縮し、炎症が広がるの抑えます。
- 「C」ompression(圧迫):患部を冷却後、軽く圧迫し、内出血や腫れを最小限に抑えます。
- 「E」levation(挙上):患部を心臓より高い位置に上げ、腫れや内出血を抑え、引かせていきます。
※「RICE処置」については、下記の記事でさら詳しくご説明しています。
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軽度の肉離れの対処法
まずは運動を中止し、上記の「RICE処置」を行います。
速やかに応急処置をすることにより、その後の回復を助けます。
痛みがそこまで強くない場合
痛みがそこまで強くない場合は、圧迫後に塗り薬を使用しながら、患部の軽いマッサージも有効です。
今ではスプレータイプや液状など、色々なタイプの薬が市販されていますが、クリームタイプのものが浸透率が高く、薬の効果が筋肉の奥の方まで届くので、痛みを根本から改善することもあります。
ただし、あまりぐいぐいと押したりするのは逆効果です。
対処の際の注意
応急処置でRICE処置が重要と言いましたが、過度な処置をすると逆効果になることもあります。
腫れが見えるようであれば、冷却必要ですが、冷やしすぎて凍傷にならないよう加減が必要ですし、軽度の肉離れであれば、ガチガチに圧迫固定してしまうと逆に深刻な状態になってしまいます。
それでも治らない場合
軽度の対処法をしても改善が見られない場合や、一週間以上痛みが続く場合には、重症化していたり、肉離れではない可能性もあるので、整形外科など専門医に受診しましょう。
まとめ
以上、軽度の肉離れの対処法について解説しました。
肉離れは、症状が軽い段階で対処するほど、症状は一気に回復していきます。
ただし軽度の肉離れだと、筋肉痛と勘違いしてしまい放置しがちです。
症状が軽いからと放置してしまうと、慢性化したり回復するのに長期に渡ることもありますので、早めの応急処置、そして対処をすることをオススメします。
また、その他肉離れでの様々な症状と対処法は下記の記事にまとめています。
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