毛虫が発生する時期(4種類別)
毛虫は、春先から夏にかけて多く見るイメージが強いですが、実際のところどうなのでしょうか?
今回は4種類別に、毛虫が発生する時期について解説していきます。
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毛虫が特に多く発生するのは6月
まず基本的に、多くの毛虫が大量発生しやすいのは、6月~8月の気温の暖かい時期と重なっています。
特に湿度の高い6月は、湿気も多く、新芽も多いので、毛虫にとっては最適な環境です。
ジメジメとして、ただでさえ憂鬱になりがちな梅雨時期ですが、毛虫も多くなるなんてさらに気が重くなりますよね。
しかし、これはあくまでも毛虫全体で見た場合の発生時期です。
それでは次に、主な毛虫の種類ごとに発生時期をご紹介していきましょう。
毛虫が発生する時期(種類別)
マイマイガ
成虫に鳴ると大きな蛾になるマイマイガは、7~9月に産卵し、毛虫は5月上旬から中旬にかけて孵化します。
オスは茶色、メスは白っぽい色をしていて、毛には毒がありますので、触れないようにしてくださいね。
ちなみにマイマイガは、サクラやイチョウを好みます。
チャドクガ
チャドクガは年に2回、4月頃と8~9月に発生します。
毒毛を持つため、触れることは避け、死骸にも触らないようにしましょう。
葉の裏に大量発生することが多く、特にツバキやサザンカなど庭によくある木々に卵を産むことが多いので、家にツバキやサザンカがある場合は気をつけてください。
私も小学生の頃の通学路にあるツバキに、毎年のようにチャドクガが大量発生しているのを見たことがありますが、かなり気持ち悪かったです。
アメリカシロヒトリ
アメリカシロヒトリは名前のインパクトも強いですが、年に3回、5月、7月、9月頃に孵化します。
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サクラ、ヤナギ、カキ、コナラ、リンゴなどの比較的背丈の高い木を好むので、よく木の下を歩いていると、アメリカシロヒトリが落ちてくることがあります。
刺されても人体には影響がありませんが、毛が長くて見た目がとても気持ち悪いので、大量発生した様子を見ると鳥肌ものですよね。
イラガ
イラガは年に1,2回、7~8月、または9~10月に発生することが多い毛虫です。
ツバキやサザンカ、カキ、茶の葉を好み、発生すると木ごと丸裸にしてしまう場合もあります。
葉がスカスカな木を見つけたら、イラガの仕業のことが多いです。
黄緑色で目立ち、見るからに毒を持っていそうな見た目をしていますので、見つけても触れないようにしてくださいね。
毒のある毛虫の発生時期に注意!
チャドクガなど触れると湿疹などが表れる毛虫は、発生時期に注意が必要です。
庭木に大量発生した後では、駆除が大変になりますし、洗濯物などにも毒毛が付く恐れがあります。
毛虫の付きやすい木が庭に多い場合は、発生時期を見計らい、前もって対策を練っておくと後々楽になりますよ。
その年の気候により、発生時期がずれることもありますので、庭木の手入れはこまめに行い、毛虫の発生もチェックしておくとよいでしょう。
まとめ
毛虫が発生する時期は、毛虫の種類はもちろん、その年の気候にも左右されることが多いです。
平均すると6月~8月に多く発生する毛虫が多いのですが、それ以外の時期でも、毒のある毛虫には注意して、触らないようにしてくださいね。
また、毛虫の大量発生については、下記の記事も参考にしてみてください。
そして、その他「毛虫」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
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