毛虫で大量発生する種類と原因4つ
1匹の毛虫でも嫌なのに、毛虫の大量発生なんて見たくもありませんよね・・・。
毛虫はどうして大量発生するのでしょうか?
今回は、毛虫で大量発生する種類と原因4つについて、ご説明していきます。
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目次
大量発生しやすい毛虫
毛虫の中には、「大量発生しやすい毛虫」がいますので、まずは種類を挙げていきますね。
アメリカシロヒトリ
アメリカシロヒトリは、桜の木に大量発生する毛虫として有名です。
アメリカシロヒトリの成虫は卵を500個以上産むことが多く、幼虫のうちは固まって生活をします。
毒はないので、人体に直接的な被害はないのですが、1本の樹木に大量発生すると、葉っぱがほとんどなくなってしまいます。
また、大量発生してぎっしりと群がっている姿は、気持ち悪いとしかいいようがありません・・・。
マイマイガ
大量発生する毛虫として、マイマイガが有名ですね。
マイマイガの幼虫は典型的な毛虫の形をしていて、木からぶら下がっている様子がよく見られるため、「ブランコケムシ」とも呼ばれています。
卵が大量に産みつけられた箇所には、孵化するとうじゃうじゃととても気持ち悪い光景が広がります・・・。
10年周期で大量発生する傾向があると言われています。
チャドクガ
チャドクガは、ツバキやサザンカによく大量発生する毛虫です。
垣根に大量に発生している姿を、見たことのある人も多いのではないでしょうか?
1枚の葉っぱに、ぎっしりとくっついている様子は、鳥肌ものです・・・。
毒を持ち、触れると湿疹などの症状が表れるため、触らないように注意が必要です。
クスサン
栗やクヌギ、イチョウの木に大量発生しやすいのが、クスサンという毛虫です。
毛虫のうちも気持ち悪いのですが、成虫の蛾になるとさらに気持ち悪いです・・・。
北海道などで、大量発生のニュースもよくあるほど、クスサンの大量発生に悩んでいる人は多いでしょう。
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毛虫が大量発生する原因
大量発生しやすい毛虫には、どんな種類のものがいるか分かりましたが、なぜ毛虫は大量発生してしまうのでしょうか?
次に原因を挙げていきます。
天敵が減ったから
毛虫の天敵として、スズメバチや鳥類が存在しますが、天敵が減ってしまうと、毛虫の大量発生の原因になります。
卵を大量に産みつけるから
そもそも、毛虫は卵を1カ所に大量に産みつけます。
葉っぱの裏にまとまったつぶつぶがあれば、毛虫の卵の可能性が高いです。
私も実際に、葉っぱの裏に卵が産みつけられた状態を見たことがあるのですが、綺麗に均等に産みつけられていたので、毛虫の卵だと気がつきませんでした。
その場所から孵化することで、産まれたばかりの毛虫は必然的に近くに固まり、大量発生している状態になります。
大量に産まれないと、成虫になれないから
毛虫は鳥や蜂などの、大切な食料です。
素早く動くこともできないので、天敵に狙われればすぐに食べられてしまうのです。
そのため、成虫になる数を少しでも増やすためには、数多く卵を孵化させ、大量発生するしかないと言えるでしょう。
いかに成虫まで生き延びるか、数で勝負しているのです。
極端に害虫殺虫剤を多く使っているから
毛虫以外も、害虫と呼ばれるものはたくさん存在します。
蜂やクモやカマキリなどの虫は、毛虫を補食しているのですが、殺虫剤の中には、毛虫に効きにくいものもあります。
「庭の手入れはこまめに行っているのに、どうして毛虫が多いのだろう」と感じている人は、毛虫に効きにくい殺虫剤を使い過ぎたせいで、毛虫を補食している他の虫たちが減ってしまうことで、毛虫が大量発生することも考えられるでしょう。
※毛虫の駆除については、下記の記事も参考にしてみてください。
まとめ
毛虫は大量発生することが多く、目撃してしまうと、「気持ち悪い」と思う人が多いでしょう・・・。
大量発生する原因には、元々卵が多いことが根本にあります。
大量発生を少しでも減らせるよう、毛虫の卵を見つけたら、すぐに取り除きましょうね!
そして、その他「毛虫」に関する様々な情報・症状・対処法は、下記の記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
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