結膜炎で保育園には登園できる?休むべき期間は?
「結膜炎は人にうつる」と言いますが、子供が結膜炎になってしまった場合、保育園に登園してもよいのでしょうか?
また休む必要がある場合、期間がどれくらいなのでしょうか?
今回はこれらについて詳しく解説していきます。
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目次
そもそも結膜炎とは?
そもそも結膜炎とは、
- 白目が充血する
- 目やにがひどくなる
- 涙が止まらない
- 目の痛み
- 目のかゆみ
このような症状が目に表れる、目の炎症のことを言います。
結膜炎は人にうつるものとうつらないものがある
また結膜炎は、人にうつるものとうつらないものがあります。
そして、子供が人にうつる結膜炎にかかってしまった場合は、症状が治まるまで保育園は休まなければなりません。
それでは次に、人にうつる結膜炎とうつらない結膜炎について解説していきます。
人にうつらない結膜炎
アレルギーによる結膜炎である「アレルギー性結膜炎」は、人にはうつることはありません。
アレルギー性結膜炎は、主なものとして、
- 花粉
- ハウスダスト
- 動物の毛
これらが原因で起こります。
人にうつる結膜炎
人にうつる結膜炎というのは「ウイルス性結膜炎」という、ウイルスが原因の結膜炎です。
具体的には、
- 咽頭結膜炎(プール熱)
- 流行性角結膜炎(はやり目)
- 急性出血性結膜炎
などがあります。
子供にうつりやすい結膜炎は?
そして、子供にうつりやすい結膜炎があります。
それは上記でも少し触れましたが、流行性角結膜炎です。
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流行性角結膜炎は通称「はやり目」と呼ばれますが、「はやり」という言葉の通り、感染力の強い結膜炎です。
この流行性角結膜炎は、アデノウイルスが原因で起こる結膜炎で、
- 飛沫感染
- 接触感染
これらの感染経路があります。
プール熱にも注意
また、子供が感染しやすい結膜炎として咽頭結膜炎、通称「プール熱」があります。
咽頭結膜炎はプールで感染することが多いことから、この呼び名が付けられました。
保育園を休ませる期間
子供が感染力のある、人にうつる結膜炎にかかってしまった場合、気になるのは「どのくらい保育園を休まなければならないのか」ですよね。
ウイルス性結膜炎は、
咽頭結膜炎(プール熱)
- 感染から5,6日で発症
- 完治まで約2週間
流行性角結膜炎(はやり目)
- 感染から1~2週間で発症
- 完治まで約2~3週間
それぞれこのようになりますので、病院で医師より登園の許可が出るまでは、保育園は登園禁止になります。
子供のしぐさに気をつける
ウイルス性結膜炎は感染力が強いため、保育園などの集団生活を送っている子供は、どうして感染しやすくなってしまいます。
そして子供は、自分の体調の変化が分からないことも多いですので、親がしっかりと様子を見てあげるようにしてください。
具体的には、
- 目をこするるしぐさが目立つ
- 目やにが多い
このような場合は、結膜炎を疑ってください。
結膜炎の予防
子供が結膜炎になってしまった場合、親や家族にもうつる可能性は大きいです。
そこで、
- 子供が使ったタオルは兼用しない
- 子供の目には触らない
- 触れてしまった場合は石けんで手を洗う
など、予防を万全にしてくださいね。
以上、結膜炎で保育園には登園できる?休むべき期間は?でした。
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