キクイムシの対策5選
「キクイムシ」という虫をご存知でしょうか?
名前の通り、木を食べることで増えていく虫で、植木や家の中にも発生します。
そして、きちんとした対策を取らないと、キクイムシによる被害が拡大してしまいます。
そこで今回は、キクイムシの対策5選について解説していきます。
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目次
キクイムシの生態
木を食害しながら増えていく
まず対策を行ううえで、キクイムシの生態を理解しておきましょう。
キクイムシは、全長3㎜~7㎜の赤褐色の小さい虫で、名前の通り、木を食べます。
そして、キクイムシを数匹見かけたら、数日後には急に増えていることがあります。
なので早期発見し、早めの対策が必要になりますね。
輸入された木材に潜んでいる
輸入された木材には、防虫対策がされていないものが多く、キクイムシが大好きな環境を備えています。
なので、国内の木材と一緒に保管されている場合も、保管時の対策を徹底しなければいけません。
発生時期が限られている
キクイムシの特徴として、幼虫の時には木の表面近くで息を潜めているため、ほとんどの方が気付きません。
そして4月~8月ごろ、ようやく木の表面に穴を空けて現れます。
特に5月~6月ごろの発生が多いので、発生前に対策を取ることができれば、一番の予防策にもなりますね。
以上、キクイムシの生態をご紹介しましたが、実際キクイムシを見つけてしまった場合、またキクイムシを発生させないためには、どのような対策をとればいいのでしょうか。
それでは次に、キクイムシの被害に遭わないための対策5つについて解説していきます。
キクイムシの対策
殺虫剤を噴射する
キクイムシの穴を見つけた場合は、キクイムシの殺虫対策として、殺虫剤を噴射します。
具体的には、エバーウッド S-400という殺虫剤がオススメです。
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穴の周りに複数の穴をあけ、その穴にも同じようにエバーウッドを注入しておくと、予防対策にもなります。
あらかじめ木の表面に噴射しておくだけでも、木の深くまで薬剤が浸透し、キクイムシが産卵しにくくなり、発生自体を防ぐ対策にもなりますよ。
ライトを点灯し、集める
キクイムシは、一時的に走光性(光に向かって飛ぶ)になります。
なので発生箇所や、その可能性が高い場所を見つけたら、室内の場合は壁裏や天井裏に、粘着シートと一緒にライトを設置する対策をとりましょう。
この方法は意外と速効性があり、また対策として比較的に簡単に出来るため、ご家庭でも取り入れやすいですよ。
成虫を燻煙剤により駆除する
キクイムシの成虫は歩くことがほとんどで、特に成虫になりたての時はすぐには飛びません。
なので、キクイムシが発生していると感じたら、燻煙剤を利用するという対策もあります。
広範囲を一度に殺虫できるので、手間と時間短縮にもなりますよ。
家具購入時に木材の種類に気を付ける
室内でのキクイムシの発生は、家具が関係していることも少なくありません。
私も友人宅にお邪魔した時、タンスに無数の小さい穴が空いているのを見つけ、気持ち悪いと思ったことがあります・・・。
そこで、新しい家具を購入する際は、防虫加工済みの製品を選びましょう。
分からなければ、店員さんに聞いてみるのもよいですね。
室内にキクイムシを持ち込まないための大切な対策のひとつとなります。
木材の塗装対策を行う
建物や物置小屋など、木材を使った壁や柱も多いと思いますが、塗装がされていない木材からは、キクイムシがいつ顔を出してもおかしくありません。
なので、ニスやラッカーをホームセンターで購入し、ハケで塗るだけでもキクイムシ対策としてはかなり効果的です。
大切な建物や保管している物を守るためにも、塗装対策をしっかりしておきましょう。
まとめ
以上、キクイムシの対策5選について解説しました。
「キクイムシ」という名前を初めて知った方も、ご家庭にある木をよく観察してみると、もしかしたら小さな穴を発見するかもしれません。
毎年どんどんキクイムシが増えてしまうということにならないためにも、日頃からできる対策を試してみてくださいね。
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