緊張から来る腹痛の原因と対処法5選
緊張したらお腹が痛くなったり、お腹を壊してトイレに駆け込むことってありますよね?
大切な場面での腹痛や下痢は、本当に困ります・・・。
そこで今回は、緊張から来る腹痛の原因と対処法5選について、ご紹介していきます。
Sponsored Link
目次
緊張すると腹痛はなぜ起こる?
緊張したり不安になると、腸の粘膜から、「セロトニン」という物質が分泌されます。
セロトニンは、普段から腸内に分泌されて、腸のぜん動運動を助けています。
緊張した時は、セロトニンが過剰に分泌されてしまい、腸の運動が異常になってしまいます。
この運動の異常が、腹痛や下痢を引き起こします。
また、緊張やストレスがかかる度に、腹痛や下痢の症状を繰り返す人は、「過敏性腸症候群」と言われています。
過敏性腸症候群とは?
過敏性腸症候群は、はっきりとした原因は見つからないのに、腹痛や下痢を繰り返すのが特徴です。
脳と腸には、同じ神経が存在し、つながっています。
ストレスや緊張などを脳が感じると、それが腸の神経に伝わってしまい、腸の異常運動が起こります。
過敏性腸症候群の人は、そうでない人より、ストレスや緊張で腸が過剰に反応するそうです。
また、腸が痛みを感じやすくなっているので、腹痛が起こりやすいといわれています。
緊張から来る腹痛の対処法
生活習慣を整える
セロトニンが過剰に分泌されることで、腹痛や下痢は引き起こされますが、少しでも改善するためには、腸内の環境を改善する必要があります。
具体的には、
- 1日3食食べる
- 暴飲暴食をさける
- 十分な休息や睡眠を取る
- 適度な運動をする
など、規則正しい生活を心がけ、生活習慣を整えることで、腸内環境の改善が期待できます。
ゆっくり呼吸をする
緊張すると交感神経の働きが活発になります。
Sponsored Link
交感神経と副交感神経のバランスを整えるために、ゆっくりと呼吸するようにしましょう。
腹式呼吸でゆっくりと大きく息を吸い、ゆっくりと息を吐き出すのが効果的です。
心を落ち着かせることが出来れば、脳がストレスを感じないので、腹痛を防ぐことが出来ます。
温かい飲み物を飲む
気持ちを落ち着かせるためには、温かい飲み物を飲むことも効果的で、ハーブティーや、リラックス効果が高いと言われるココアがおすすめです。
ただし、腹痛などの症状がある時にカフェインの入ったコーヒーなどを飲むと、カフェインの刺激によって、症状が悪化するおそれがあるので、注意が必要です。
詳しくは下記の記事を参考にしてみてくださいね。
薬を服用する
下痢の症状がある時は、下痢止めを飲むことも有効です。
市販されているものには、水なしで手軽に飲める薬もあるようなので、準備しておけば、もしもの時に安心ですね。
そして腹痛や下痢には、消化管運動調整薬やセロトニンの作用を抑える薬などが有効です。
緊張や不安、過度のストレスには、抗不安薬や漢方薬も効果がありますよ。
手のツボを押す
腹痛に効果のあるツボが、手にはあると言われています。
「合谷」とよばれる親指と人差し指の分かれ目にあるツボや、「労宮」とよばれる手のひら中央にあるツボなどです。
自分で簡単に押すことができますので、試してみてくださいね。
まとめ
胃腸は緊張やストレスの影響を受けやすいです。
なので心を落ち着かせて、脳がストレスを感じないように過ごしたいです。
そして生活習慣を整えておくことは、腹痛の予防以外にも健康に毎日過ごすために、とても大切なことですよ。
また緊張による、その他様々な症状が出てくる場合には、下記記事を参考にしてみてください。
Sponsored Link