声が出ない病気7つ
声が出なくなると、言葉を話せなくなり、人とのコミュニケーションでとても大変な思いをしますよね。
ちなみにどんな病気になると、声が出なくなってしまうのでしょう?
そこで今回は、声が出ない病気について7つご紹介していきます。
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声が出ない病気
風邪
風邪をひくと、喉が痛くなることが多いですよね。
これは声帯が炎症を起こし、腫れているためです。
そしてその状態ですと、声を出す際に声帯がうまく機能せず、声が出ないことがあります。
また炎症を起こしている時に喉を酷使してしまうと、腫れが酷くなったり内出血を起こしたりしてしまい、声帯ポリープになるなど、他の病気を誘発してしまいます。
風邪によって声帯が炎症を起こしているため、風邪を治すことが大切になります。
声帯ポリープ
声帯ポリープとは、喉を酷使したことによって、声帯に過剰な負荷がかかって内出血を起こし、血液が吸収されずにポリープが出来てしまう病気です。
声帯ポリープができると声門がうまく閉じなかったり、振動しなかったりして、声が出なくなります。
声帯ポリープは、内視鏡検査などで、ポリープがガンなどの悪性の腫瘍かどうかを判別したり、場合によってはポリープを切除する手術をしたりすることもあります。
咽頭炎
風邪などの菌や、ウイルスによる感染症やアレルギー、また刺激性のガスの吸い込みなどにより、咽頭が炎症を起こして腫れた状態を「咽頭炎」と言います。
咽頭炎は、喉の痛みや発熱、頭痛などを伴うこともあります。
そして咽頭炎自体が声を出なくするのではなく、咽頭が腫れることによって、声が枯れたり出なくなったりするのです。
またタバコやアルコールの刺激や乾燥によって、咽頭炎の症状が悪化することもありますので注意が必要です。
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甲状腺疾患
甲状腺とは、のど仏の下の方に位置する蝶々のような形をしている、身体の代謝を司る大切な器官です。
その甲状腺が炎症を起こしたりなどで甲状腺疾患を発症すると、甲状腺の機能が低下し喉もむくむため、声が出なくなることがあります。
代表的な甲状腺疾患には、橋本病やバセドウ病があります。
咽頭ガン
声を出すのに大切な声帯は、咽頭にあります。
咽頭にできるガンには、声門より上にできる声門上ガン、下にできる声門下ガン、声門にできる声門ガンの3種類あり、そのうちの6割を声門ガンが占めています。
咽頭ガンの中でも声門ガンになると、初期の頃から声がかすれたり、出しにくくなったりする症状が見られます。
咽頭ガンは早期発見・早期治療が重要ですので、気になった場合は病院で看てもらってくださいね。
生理
生理は病気ではなく、女性特有のものですが、生理前や生理中に声が出なくなることもあるためご紹介します。
生理によって、女性の体内ではホルモンの分泌が劇的に変化します。
その影響で身体全体がむくむことがあり、声帯もむくむことがあるのです。
そうすると、特に中~高音の声が出にくくなります。
歌手などの声を仕事とする女性の中には、大事な仕事の時には生理が被らないようにスケジューリングする人もいるそうですよ。
心因性失声症
心因性失声症は、過度なストレスや精神的に大きなダメージを受けたことが原因で、ある日突然声が出なくなってしまいます。
他の病気とは違い、声帯には異常がありません。
心因性失声症は、1週間から長くても数ヶ月ほどで治ることがほとんどです。
しかし中には、心療内科や精神科などの専門的な治療を要することもあり、発声訓練や心理療法などで、精神的なダメージを回復させたりすることもあります。
まとめ
以上、声が出ない病気について7つご紹介しました。
病気としては、風邪などの身近な病気から声帯ポリープや咽頭ガン、甲状腺疾患、精神的なものなど幅広いです。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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