コクゾウムシの駆除方法7選
ある日突然、米びつの中に発見してしまうコクゾウムシに、ギョッとしたことの人は多いですよね。
そんなコクゾウムシを見つけてしまったら、一体どうすればよいのでしょうか?
そこで今回は、コクゾウムシの駆除方法7選について解説していきます。
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目次
コクゾウムシの駆除方法
目の粗いザルで振るう
コクゾウムシがいるのを見つけたら、お米が落ちない程度の目の粗いザルに、お米を入れて振るいましょう。
コクゾウムシの体長は2~3㎜ほど、色は黒色ですので、目視でコクゾウムシいるか、またはいないかを確認することができます。
そして目の粗いザルでよく振るうことで、大部分のコクゾウムシをふるい落すことができたのが分かりますよ。
ただし、この方法でコクゾウムシの成虫は取り除けますが、卵や幼虫はお米の中にいるため、振るい落すのは困難です。
天日干しにする
直射日光が当たらないベランダなどにシートを広げ、その上にコクゾウムシがいるお米を薄く広げます。
1~2時間ほどそのまま天日干しにしておくと、コクゾウムシの成虫は逃げていきますよ。
そして、直射日光に当てるとコクゾウムシ幼虫は死滅するのですが、お米の味が落ちてしまいますので、美味しくいただくためには直射日光は避けた方が良いでしょう。
また逃げたコクゾウムシは、見える範囲で潰したり取り除いたりすると、再発生を予防できるため、より効果的です。
多めの水でよく洗う
お米を研ぐ際には、いつもより多めの水でよく洗いましょう。
コクゾウムシの成虫や、死んだ幼虫や卵が産み付けられたお米は、水に浮いてきます。
それらを丁寧にすくって、何度か水を入れ替えることで、大部分を取り除くことができます。
最後はザルに入れて流水で洗い流せば、くっついているコクゾウムシも取り除くことができますよ。
冷凍する
コクゾウムシは、気温が25度以上になると活動が活発になって繁殖し、15度以下になると活動しません。
そのため、コクゾウムシが発生したお米を数日間冷凍すると、寒さによってコクゾウムシの幼虫と成虫は凍死します。
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ただし、お米を冷凍すると米粒が割れてしまい、炊き上がりが悪くなることがありますので注意してくだだい。
また、冷凍したお米を取り出した後は、結露によりカビが生えやすくなりますので、すぐに消費するようにしましょう。
唐辛子やニンニク、生わさびを米びつに入れる
この方法はコクゾウムシの予防対策にもなります。
具体的には、乾燥した唐辛子や乾燥させたニンニク、また生わさびをそのまま米びつに入れます。
コクゾウムシは、これらの食材から出る匂い物質が嫌いなため、いなくなるのです。
ポイントは唐辛子やニンニクは乾燥させたものを使うこと、ニンニクの場合は皮でも構いません。
また、生わさびは擦りおろさずに、そのまま入れましょう。
ただし、食材自体が腐ってしまい、お米に害を与えないように気をつけて管理しましょうね。
大量発生した場合には殺虫剤を使用する
コクゾウムシが大量発生してしまった場合は、バルサンなどのくん煙殺虫剤を使用するのが良いでしょう。
この場合、殺虫剤が付着したお米は廃棄してください。
コクゾウムシは、1匹の成虫が産む卵の数は200個と言われています。
そして、お米の一粒一粒に丁寧に産み付けていきます。
そのためお米の保存法が悪かったりして、コクゾウムシが繁殖が活発化する環境になると、大発生してしまうことがあります。
再発生を予防する
コクゾウムシを駆除した後は、再発生させないことが大切です。
なぜならコクゾウムシの幼虫や成虫は駆除できても、卵が残っていることがあるからです。
そのためには、お米の保存は密閉容器に入れて冷暗所、できれば冷蔵庫で保管しましょう。
また、お米は買ったら早めに消費しましょう。
長期間保管すると、卵が孵化して再発生してしまうかもしれませんので。
ただし、コクゾウムシには毒性はないので、食べてしまっても基本的に身体に害はありませんよ。
まとめ
以上、コクゾウムシの駆除方法7選について解説してきました。
駆除方法としては、お米を洗う、干す、冷凍する他、唐辛子などの他の食材を使ったり、最終手段としては殺虫剤を使用するのがよいですね。
殺虫剤以外は、お米を廃棄せずに食べることもできるため助かります。
また駆除後は、しっかりとコクゾウムシの予防対策を取るようにしてください。
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