こめかみがピクピク痙攣する原因と対処法3選
こめかみの辺りが、ふいにピクピク痙攣する・・・。
そんな経験、誰にでもありますよね。
こめかみの痙攣は、どういうときに起こるのでしょうか?
そこで今回は、こめかみがピクピク痙攣する原因と対処法についてご説明していきます。
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こめかみがピクピク痙攣する原因と対処法
疲労・ストレス
こめかみやまぶたの辺りがピクピク痙攣するときは、大部分が疲労やストレスによるものです。
根を詰めてデスクワークしたり、休憩を取らないでパソコン画面を凝視し続けていたりしませんか?
そうした作業は、想像以上に身体にとってストレスとなるものです。
同じ姿勢を長時間し続けると、首から肩にかけての筋肉が凝り、血行不良が起こります。
また、眼精疲労やドライアイなどもストレスとなります。
なので、こめかみの痙攣が気になった時は、まず眼を休め、首や肩のストレッチ・温湿布などで、凝りを解消するようにしてください。
疲労やストレスをそのまま放置すると、偏頭痛や腰痛の原因ともなりかねません。
また、ミネラル不足が原因となることもあるようですので、鉄や亜鉛などを多く含む食材を積極的に摂るか、サプリなどで対応するのもいいでしょう。
眼瞼痙攣
こめかみの痙攣が、一時的なものでなく繰り返し起こる場合は、疲れではなく、眼瞼痙攣など神経に何らかの異常が起きている可能性があります。
眼瞼痙攣の症状は、以下のようなものが挙げられます。
- 光が眩しい
- まばたきが多くなった
- 片方の目が勝手に閉じてしまう
- 目が開けにくい
また、「目が乾く」という症状を訴える患者も多いため、ドライアイと誤診されることも少なくありません。
なので、ドライアイの治療をしても症状改善しない場合は、眼瞼痙攣を疑った方がよいでしょう。
眼瞼痙攣は、まぶたの運動を司る顔面神経が、なんらかの理由で異常に興奮して起こります。
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なぜその興奮が起こるのか、原因が分からないものを「原発性痙攣」と呼びます。
また、ある種の薬剤の作用が元で、痙攣が起こるケースもあります。
向精神薬や抗うつ薬、また抗不安薬等がそれにあたり、不眠症やうつ、そして統合失調症などの治療に用いられます。
眼瞼痙攣は、一度発症すると治りにくい病気です。
薬が原因と考えられるものは、可能であればその薬の服用をやめることで、症状が軽快することがあります。
ですが、他の症状との兼ね合いもあるので、自分で勝手に判断することは避けるべきです。
医師と相談の上で、薬剤の量を調整してください。
原発性の場合、目の周辺の皮膚にボツリヌス菌を注射し、目を閉じようとする力を弱める治療法があります。
また、眼瞼の手術や薬物療法もありますが、いずれも根治は難しいとされています。
この病気は、不快な症状がしつこく続き、また目が開きにくくなることで運転が難しくなったりと、患者の生活に深刻な影響を及ぼします。
ただちに命に関わったり、失明の危険があるような緊急性はありませんが、精神的に落ち込んでしまう患者も多く見られます。
なので早めに病院を受診して、医師や周りの人に相談した方がいいですね。
片側顔面痙攣
こめかみがピクピク痙攣してしまう病気のひとつに、顔面痙攣があります。
眼瞼痙攣と病名は似ていますが、原因も症状も異なる病気です。
そして片側顔面痙攣は、顔面神経が脳幹から出る部分で、血管に圧迫されて異常な興奮が起こることにより、発症すると考えられています。
顔面神経は目の周囲だけでなく、笑ったり、口の開閉を行う時の動作を司る神経です。
そのため、その神経に異常な興奮が起こると、意図していないのに、顔の片側がピクピク痙攣するような動きを見せます。
始めは目の周囲から起こり、そのうち口の周りや顔の片側全体に勝手な動きが起こるようになります。
治療としては、神経と血管をぶつからないようにする外科手術で、原因を取り除くことは可能です。
ただ、やはり脳の手術になりますので、患者が高齢であるような場合は、リスクを考えて治療法を選ぶことになります。
また、ボツリヌス菌の注射により、少しずつ顔の筋肉の痙攣を抑えていく治療法もあります。
まとめ
ほとんどが心配ありませんが、こめかみのピクピクした痙攣は、病気の表れであることもあります。
症状が続く場合は、ぜひ早めに病院で相談して下さいね。
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