黄砂の時期と対策4選
中国から、風に乗ってやってくる黄砂。
日本では「春に多く飛んでくる」と言われています。
黄砂による健康被害もあることから、黄砂の時期も気になるところですよね。
そこで今回は、黄砂の時期と対策4選についてご説明していきます。
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目次
黄砂が飛んでくる仕組みは?
そもそも、遠い中国から日本まで、どうやって黄砂は飛んでくるのでしょうか?
中国には「ゴビ砂漠」「タクラカマン砂漠」「黄土高原」といった、砂漠地帯があります。
砂漠地帯では、春が近づき気温が上がってくると、低気圧が発達し、砂嵐がよく発生します。
砂嵐として巻き上げられた大量の黄砂が、そのまま日本へ向かってくるのです。
ジェット気流(偏西風)に乗って黄砂は日本へ
砂嵐によって舞い上がった黄砂は、上空のジェット気流(偏西風)に乗って、日本にまではるばる飛んで来ます。
春先に遠くの空を見ると、黄色がかってみえることもよくありますよね。
ジェット気流の高さは、飛行機が飛んでいる高さとほぼ同じです。
速さも「ジェット」という名の通り、ジェット気流のスピードとても早いので、黄砂もそれに乗って4日ほどで日本へ到着します。
黄砂で身体に害が出る場合も多い
黄砂は春先に飛んでくるとよく耳にしますが、花粉症シーズンと重なることもあり、花粉情報にばかり目が行きがちなのは、私だけではないはずです。
しかし花粉症と同じく、黄砂により、身体に不快な症状が出る人も多くいます。
というのも、黄砂は日本に到着するまでに、PM2.5を含む様々な汚染物質を付着させます。
それが日本で降り注いでいることになりますので、黄砂により喉の腫れや、目の痛みを訴える人は多いです。
※pm2.5に関しましては、下記の記事で詳しくご説明しています。
黄砂の時期はいつからいつまで?
では、気になる黄砂の飛散時期についてお話します。
その年の気候や風の様子にもよりますが、多くの黄砂が飛ぶ時期は、2月から5月の春で、その中でもピークは4月頃とされています。
花粉症シーズンとほぼ同時に、黄砂もピークを迎えるイメージですね。
しかし、ピークが4月ということだけで、黄砂は1年中存在しています。
春以外でも、風が強い日などは黄砂が飛んでいることがあります。
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黄砂が原因の黄砂アレルギー
先ほども少しお話した通り、黄砂が原因の「黄砂アレルギー」と言われる症状があります。
黄砂自体にアレルギー物質は含まれていないのですが、花粉症など元々のアレルギーをひどくすることもあるそうです。
黄砂が花粉症をひどくする?
もともとひどい花粉症の私は、毎年黄砂の飛ぶ時期も、鼻水や目のかゆみ、喉の痛みと辛い春を過ごしていますので、もしかすると黄砂の影響もあるのかもしれません。
黄砂アレルギーの症状は、
- 咳
- 鼻水
- くしゃみ
- 喉の痛み
- 目のかゆみ
- 皮膚のかゆみ
- 湿疹
など、花粉症とほぼ同じ症状です。
また黄砂を大量に吸い込むことで、アレルギー以外にも喘息や脳梗塞の危険もありますので、注意してくださいね。
黄砂の対策
それでは次に、具体的な黄砂対策をいくつかご紹介します。
マスクをする
花粉症と同じく、鼻や目の症状が中心の黄砂アレルギーですが、対策も花粉症と似ています。
花粉症の人にとって、マスクは必需品になりますが、黄砂を吸い込まないためにもマスクは大切です。
しかし、花粉よりも黄砂の方が粒子が小さいので、花粉症のマスクよりも細かい、微粒子対応のマスクを使用するようにしてくださいね。
洗濯物は部屋干し
風が強い日などは特に、洗濯物の外干しなどに注意してください。
花粉症でない人でも、春先は洗濯物は部屋干しした方がよいかもしれません。
春先は空気も乾燥していますので、洗濯物を部屋干しすれば、空気の乾燥対策にもなりますので、一石二鳥ですよ。
メガネをする
黄砂は目に入ると、目が充血したり痛みを感じることが多いです。
そこで最近では黄砂対策として、花粉症用のメガネをかけている人も増えているようです。
空気清浄機を使う
花粉症の人は、空気清浄機を使っている人が多いですが、黄砂対策としても有効です。
どんなに防いでも、黄砂は家の中にも侵入してしまいますので、なるべく除去できるよう、空気清浄機を使うことは効果的です。
今出ている空気清浄機は、新しいものならほとんど黄砂に対応していますので、安心ですね。
まとめ
黄砂の飛ぶ時期について、対策と合わせてまとめてみました。
もしかすると、花粉症のひどい人は、黄砂で悪化している可能性もあります。
黄砂が多く飛ぶ2月から5月は、花粉症だけでなく黄砂の情報もチェックして、より細かな対策をしていくことが大切ですね。
※ちなみに花粉症に関しては、下記に本サイト全記事の内容をまとめています。
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